第23話公王ロードラング登場
アオイ:国際神聖サミット参加のため高天原に着いたフィローネさん達。そんな彼女の前にロードラング公国の公王様が立ちはだかるのでした。
天界時間13:00 高天原首都
フィローネ:何処も煌びやかで綺麗な所だねミルフィー♪
ミルフィー:あい♪
???:あ〜ら、何処の貧しい親子連れの
アオイ:このオカマ・・・じゃなかった。お方は自動車産業超大国ロードラング公国の公王、ガリウス・ロードラング13世です。
ガリウス:んま!失礼しちゃうわね、このナレーターは!せめてオネエと呼んでちょうだいな!
アオイ:し、失礼しました!(実際オカマじゃないの)
フィローネ:それで、どういったご用でしょうか?
ガリウス:アンタ、国際神聖サミットに参加するそうじゃないの。ちゃんと参加費払ってるの?
フィローネ:え?
ガリウス:え?じゃないわよ!あ〜ヤダヤダ、これだから田舎者の貧乏国は。いい?国際神聖サミットには超大国以下のランクの国は参加費が必要なの。ま、主催国の紹介を証明出来る物があれば話は別だけどね♪
フィローネ:因みにいくらですか?
ガリウス:んま!そんな事もしらないの?これはお笑いだわ。1億よ、1億
※1億HVは人界日本円で10億円
エリ:感じ悪っ。
ガリウス:聞こえてるわよ、そこの穢らわしいダークエルフ!
エリ:ウチの銀行の金で好き放題してるくせに。
ガリウス:ウチの銀行?あ!アンタ、魔界宇宙4大メガバンク黒耀銀行のエリカ・カズクラフト!
ミルフィー:ばぷぅ。あいあい、うー!
フィローネ:え?『母さん。巫女さんからもらったお守り突きつけてやれ!』ですって?お守りって・・・
懐から天照大神の紋章が入ったお守りを出すフィローネ
フィローネ:これの事?
ガリウス:んな!な、ななな、何でアンタがソレ持ってんのよ⁉︎
フィローネ:え?これ、アマテラス様の遣いの巫女さんがこれを私に渡す様にと持ってきてくれたんですよ。
ガリウス:あ、有り得ないわ!何処ぞの馬の骨とも分からないぽっと出の貧乏新興国なんかにあの天照大神様がソレを寄越すわけないじゃない!どうせ盗んだんでしょうが!
フィローネ:そんな!
???:いいえ、それは間違いなく私がこの方をこの国際神聖サミットに招待した証に差し上げたものですよ♪
ガリウス:あ〜ん?・・・うお!あ、あああ、貴女様は⁉︎
巫女:控えよ!このお方をどなたと心得る!14天界王東方宇宙最高権力、天照大神様にあらせられるぞ!
狼狽えるガリウス
巫女:一同、天照大神様の御前である!控えよ!
アマテラスに平伏すガリウス
ガリウス:お、畏れながら。その小娘、じゃなかった!フィローネ女王とはどういったご関係で?
ミルフィーを抱っこするアマテラス
アマテラス:この子とお友達だからですよ♪
ミルフィー:あ〜い♡
ガリウス:んな⁉︎
フィローネ:いつの間に。
アマテラス:この子との友人の証でもあります。まさか、異議を唱えるなんて言いませんよね?
ガリウス:め、滅相もございません‼︎
アマテラス:この高天原に居る間、この親子に手出しする事は私が許しません。良いですね?
ガリウス:も、勿論でございます!アマテラス様のお言葉に何の異議がございましょうか!
アマテラス:分かったら下がりなさい。
ガリウス:は、ははー!
足早に去るガリウス
アマテラス:これで良いですか?ミルフィー。
ミルフィー:あ〜い♪
フィローネにミルフィーを返すアマテラス
フィローネ:もう!この子は。
アマテラス:子を見れば親が分かる、親を見れば子が分かる。2
フィローネ:あ、有難うございます♪
アマテラス:ではサミットでお会いしましょう♪
フィローネ:はい!
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