第2章 国際神聖サミット

第21話高天原へ向けて

 アオイ:国際神聖サミットを前日に控えフィローネさんは新たに自国の国土に加わった旧ゼニリオ帝国領の対応にも追われていたのでした。


 天界時間10:00 王都ユーリア 王城内


 フィローネ:わざわざ足を運んで手伝ってもらってごめんね凪兄。


 凪:いや、これくらいどうという事ではない。あんな巨大国家が全部お前のものとなったんだ。元臣下や元国民の受け入れには荷が重かろうからな、遠慮なく頼れ♪


 フィローネ:ありがとう凪兄♪


 ミルフィーを探すルナ


 ルナ:ミルフィーちゃ〜ん!ミルフィーちゃ〜ん!新しいお洋服出来たよ〜♪


 フィローネ:あ、ルナさん。いつもミルフィーのお洋服作ってくれてありがとうございます♪


 ルナ:いえいえ、最近ミルフィーちゃんのお洋服作るの楽しくて楽しくて♪


 ルナの前に空間転移してくるミルフィー、すかさず抱っこするルナ


 ルナ:は〜い、キャッチ♪


 ミルフィー:あ〜い♪


 フィローネ:最近よくルナさんに懐くよね〜。ルナさんの作るお洋服好き?


 ミルフィー:あ〜い♡


 凪:国際神聖サミットのドレスは出来たのか?


 ルナ:はい、寸法が合ってるか試着してほしくてそれも兼ねて来ました。


 凪:サミットまであまり時間がないのであろう?ここは我とお前の国の閣僚、そして我の国の閣僚総出でやっておくから準備をして明日に備えて休め。


 フィローネ:うん、ありがとう凪兄。さ、行こうミルフィー。


 ミルフィーを抱っこするフィローネ


 ミルフィー:あ〜い。


 こっそり抜け出そうとする奇子、すかさず襟元を掴むエリカ


 エリカ:ど〜こ〜へ行くのかしら〜?


 奇子:ちょっとミルフィーのヘアピンの解析を・・・


 片手に火炎球をチラつかせるエリカ


 エリカ:だ〜め♡


 ※目が笑ってない


 奇子:おおぅ。


 エリカ:ウェルダンでこんがり焼かれるのとここで手伝うのとどっちが良い?


 奇子:せ、誠心誠意お手伝いさせていただきますであります!


 エリカ:宜しい♪


『王城内ドレスルーム』


 ルナ:うん!サイズはピッタリですね♪


 自身のドレス姿にうっとりするミルフィー


 ミルフィー:うっきゅ〜♡


 フィローネ:ミルフィーも気に入ったみたいね♪


 ミルフィー:あいあい、あばぶぅあい〜?


 フィローネ:え?『母さん、お友達と約束あるから出かけてきて良い?』って?明日朝早く出国しなきゃいけないからあまり遅くなっちゃダメよ?


 ミルフィー:あい!


 瞬間移動するミルフィー


 フィローネ:本当にあのヘアピンが小型の空間転移装置だったのね〜。


『王都内某所バークリスタル』


 カウンターに座るミルフィー


 マスター:いらっしゃい。


 ミルフィー:あぷぷぅ。


 そっとミルクを出すマスター


 ミルフィー:う?あぶぷぅ。


 マスター:あちらのお客様からです。


 ???:貴女が噂のね。


 ミルフィー:あぷぅ、あばぶぶばぶばぶぅあぶばぶぅばぶ。


 神門:僭越ながら通訳致します。姫様はこう仰っておられます。『これは、天照大神様御自らお出でになられるとは』と。


 アマテラス:私の本気の変装を見破ったのは貴女で2人目よ♪


 ミルフィー:あぷぅ、あぶぷぅ?


 神門:『もしかして、お目当は母さん?』と仰っております。


 アマテラス:それもあるけど、私の興味はそのおしゃぶりの飾りよ♪


 ミルフィー:ばぶぅばばぶぅ。


 神門:『これは母さんがくれたものだからあげない』と仰っております。


 アマテラス:実物を見たかっただけだから安心して♪それはそうと、貴女も国際神聖サミットに来るの?


 ミルフィー:あい。


 アマテラス:それを聞きたかったの。じゃ、高天原で会いましょう♪


 空間転移して去るアマテラス


 ミルフィー:ばばぶぅ、ばばぶぶば。


 マスター:『マスター、この件はくれぐれも内密に』ですね?承知しております。


 瞬間移動して店を出るミルフィー


 マスター:またのご来店お待ちしております♪





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