第7話財政大臣 桃香登場
アオイ:国の経済運営もやっていたフィローネさん。そこへ新興国の噂を聞きつけて財政大臣に名乗りを挙げた方いました。果たして誰なんでしょう?
天界時間:11:57 王都ユーリア 王宮女王執務室
モニターに映るフィローネ
フィローネ:そっちは大丈夫?
奇子:問題無し♪今何処?
フィローネ:今ね、エリカの住むマンションにいるの。裁判の間ミルフィーを預かってもらおうと思って。
奇子:なんと!エリカん
フィローネ:うん、凄いんだよ〜。魔界宇宙最大の超高級タワーマンション『ナイトメアヒルズ』の上層階のワンフロア全部だよ〜♪
奇子:ホントにお金持ちだった。
フィローネの横に映るエリカ
エリカ:今まで何だと思ってたのよ。
奇子:ん?リアクションクイーン。
エリカ:・・・・戻ったら爆炎魔法でぶっ飛ばす。
奇子:おおぅ。
フィローネ:それはそうと、経済面は大丈夫?
エリカ:そうね、経済もフィローネ1
執務室に入るメイド
メイド:女王代行。
奇子:お?
メイド:財政大臣になりたいと申し出ている方がいらしておりますが、如何なさいましょう?
奇子:くるしゅうない、通せ♪
エリカ:何様よアンタ。
奇子:奇子様だ♪
桃香:まいど〜、女王陛下さんはアンタさんか?
モニターを指差す奇子
奇子:いんや、ウチの女王様はこっち。
桃香:ほ〜か、ほ〜か。はじめまして女王さん。ウチは
アオイ:この方は福の神族の春日野桃香さん。魔界の3大学府の1つ、ワイバニア芸術文化大学の経済学部を首席で卒業し、その後天才経営コンサルタントとして天界宇宙で名を馳せた凄い女神様です。
フィローネ:そんな凄い女神さんが何で私の国に?
桃香:いや〜、アンタさんの仕事っぷりこっそり見させてもらいましたけど。噂以上のやり手のようで気に入ったっちゅう事で、アンタの国に世話になりに来ましてん♪
フィローネ:ありがとうございます。助かります♪
桃香:ええねん、ええねん。ウチはアンタよりずっと年下よって、敬語なんてよして下さい♪
奇子:よろしくな♪
桃香:アンタはウチより年下だからそこはキチッとせんかい。
奇子:おおぅ。
フィローネ:それじゃあ、2
桃香:ええ、任せてください♪
エリカ:国の経済事情と私が手掛けた金融関連資料を送っておくわね。
桃香:スンマセン、エリカ姐さん。ホンマ助かりますわ♪
フィローネ:それじゃ、2柱共よろしくね。
奇子:おうよ。
桃香:ハイな♪女王様もくれぐれもご無理さならぬよう、ちゃんと休める時は休んでください♪
フィローネ:じゃ。
通話を切るフィローネ
桃香:お!早速きたな・・・・・ほぉ!流石は大銀行の総裁さんや、ここまで綺麗にまとめてくれると見易くて助かるわ〜♪
奇子:じゃ、あとシクヨロ。
桃香:待たんかい!
奇子:お?
桃香:『お?』やあらへんわ!アンタもやる事あるやろが。一応、女王様の代理なんやから。
奇子:・・・・・めんどい。
奇子の襟元掴んで引っ張っていく桃香
桃香:めんどいやあらへん!アンタにやってもらう事はぎょ〜さんあるんや、早よ来んかい!
奇子:あ〜れ〜・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます