第3話天才科学大臣 道極寺登場!
アオイ:前回は大変失礼しました。皆さんネットやテレビのニュースでご承知の通り私は誘拐されていました。ユリカちゃんは私を助けるためにやった事なのでどうか許してください。さて今回はフィローネさんの国に待望の閣僚が1柱来られるようですね♪
『ローラント王国入国3日前 天界時間10:00 天界宇宙中央政府 科学省』
『大臣執務室』
久遠:どうだった?魔界は。
アオイ:このお方は天界宇宙第2位の権力者集団『14天界王』東洋サイドの1
⁇?:・・・・・・・・
久遠:そうかい、閉鎖的な天界と違って君には刺激的だったろう♪今日大学卒業を見計らって呼び戻したのは他でもない。ローラント王国を知ってるかい?
⁇?:・・・・・・・・
久遠:知ってたなら話は早い。君にはそこの科学大臣をやってもらいたいと思ってね♪
⁇?:⁉︎
久遠:君は常に高みを目指してるからね、何もない0からスタートした国を育て上げるのは君にとってヤル気の出るのではないかい?
⁇?:・・・・♪
久遠:それでこそ私の愛弟子だ♪
そして現在・・・
『ローラント王国 王都ユーリア 商業特区』
エリカ:へぇ、市場を建てたんだ♪
フィローネ:うん、これでこの国が少しでも活気が出てくれればと思って。これもカントリア王のお陰だよ♪
エリカ:そういや今日だよね?シャークハルト大統領が来るのって。
フィローネ:ふえ?
エリカ:『ふえ?』じゃないわよ!この国に最新の造船技術を提供するから今日下見に来るって言ってたじゃない!
フィローネ:あわわ!ど、どどど、どうしよ〜‼︎
鮫のサハギン族:ハッハッハ!賑やかですな♪
エリカ:シャ、シャークハルト大統領閣下!
フィローネ:え!この人が⁉︎
レオナルド:ほぉ、市場を先に建てて国民の収入源とするとは流石ですな♪
アオイ:このお方は造船水産超大国シャークハルト共和国の魔王、レオナルド・シャークハルトさんです。
レオナルド:ラクスの奴に先を越されたのは気に喰わんが・・・まぁ良い・・・・ん?あの子は・・・何処かで見覚えがあるのだが・・・
エリカ:え?何処です?
レオナルド:ほら、あそこで空を見上げている少女だ。
フィローネ:すごい明るい感じの子ね♪
エリカ:え〜?無表情で何考えてるかわかんないような子にしか見えないけど。
フィローネ:そお?
フィローネ達に歩み寄る少女
少女:・・・・・・・
エリカ:な、何かな?
少女:・・・・・・うえ〜い♪
助手:博士はこう仰っておられます。『うえ〜い♪お姉ちゃん良い乳してんな〜♡』
エリカ:え?え⁉︎
無言で宙に浮いた液晶モニターに履歴書を映し出す少女
エリカ:え〜・・・・っと・・・・ちょっ!この履歴書、経歴がかなりエグいんですけど。
フィローネ:えっと、なになに〜?
『
10歳で3代目菅原道真公である久遠様に才覚を見出され弟子入り。その後100歳の時に久遠様の勧めで魔界宇宙3大学府『ビーストヘッジ工科大学』『ワイバニア芸術文化大学』『リバイアス国際医科大学』を連続で最年少主席卒業。魔界宇宙科学者ランク最高位SSSを取得。次元エネルギー技師の資格も取得。
アオイ:天界・魔界での10歳は人界では1歳、つまり10歳で3つの大学を主席で卒業した事になりますから凄い子ですよね〜♪
フィローネ:ふえ〜!凄い子なんだね〜♪
奇子:うえ〜い♪
エリカ:次元エネルギー技師の資格持ってるなら次元エネルギー産業大臣やってもらったら?
奇子:・・・・・やだ。
フィローネ:え?『私は科学大臣になりたいの!だからエネルギー産業大臣はやだ』って?
奇子:うん。
エリカ:今の一言でよく分かったわねアンタ。
フィローネ:これくらい普通だよ。ね?助手さん。
助手:ええ、普通ですよ。
エリカ:いやいやいや!それはおかしいって!
レオナルド:思い出した!君、我が国の造船所に見学に来てた子だね。
奇子:おひさ〜♪
レオナルド:む?『お久し振りです♪その節はお世話になりました大統領閣下』か。いやいや、大した事はない。君の知識の糧になれたなら幸いだよ♪
エリカ:大統領閣下まで。何で皆んな分かるのよ!
レオナルド:どうかな?お土産に
奇子:食べる〜♡
フィローネ:ホント明るい子だよね〜♪
エリカ:私にはどうにもリビングのソファーで寝そべってポテチ貪りながら無表情でテレビ観てるような子のイメージしか見えない。
フィローネ:まったまた〜♪
エリカ:いやホントだって!
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