第8話 追跡


「よし、出せ」

運転手は、黙って頷くと、車を急発信せた。

“この先の交差点を左折です”

「うん?ナビにしたがって運転してるのか。ふざけてるのか。銀行強盗がナビで逃げるなんて」

「そうはいっても、こいつは相当優秀らしいから」

「チッ、まあいい、早く行け」



「そのナビすごいな。一度も検問に引っかからなかった」

「本当だな。まさかこんなに優秀だとは」

その銀行強盗たちは、自分たちのアジトに無事付いた事に安堵しながら、扉をあけた。

すると、そこには、警官が待っていた。



「一般には知られていないが、最新式のナビは、警察に通報する機能がついているんだ」

「本当だな。まさかこんなに優秀だとは」



<了>

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