第33話 【閑話】タコさんウインナー

(……ん、なんだろう? テスト勉強してたら、水華さんからメッセージ?)


【ちょ、ちょちょ、ちょっとお尋ねしますけど、氷華とた、タコ……タコさんウインナーを食べあったとは本当なのですか!?】


(それって、今日のお昼のことだよね。高嶺さん、嬉しくて話したのかな?)


【はい。高嶺さんのタコさんウインナー、とっても美味しかったです】


「……っと」


【そうでしょうそうでしょう。氷華が作るタコさんウインナーは絶品……って、違います! 聞けば、あなたは氷華にあなたのタコさんウインナーを食べさせたそうではありませんか!】


【? そうですけど……ちゃんと、高嶺さんも美味しいって言ってましたよ?】


【あ、あな、あなたはなんて変態なんですか! 学校という公共の場で、あなたのタコさんウインナーを氷華に……。そ、そういうのは、もっと誰も見てない、二人きりの時にしてください! でないと、氷華に変な噂が立つではありませんか!】


(何を言いたいのかよく分からないけど、なんだか怒ってるようだし謝っておくか……)


【ご、ごめんなさい。次からは気をつけます】


【まったく……と、ところで、あなたのタコさんウインナーは――】


(……あれ、これっきりメッセージが届かなくなったぞ? 寝たのかな?)


「あ、きた」


【す、すいません、思井くん。また、お姉ちゃんが迷惑をかけて……後でよく言っておくので、お姉ちゃんのことは無視してください。そ、それじゃ、おやすみなさい】


(これ、打ったの高嶺さんですよね……? ということは、また、水華さんが一人で突っ走ったということですか……)


【はい、分かりました。おやすみなさい】


「あ、既読になった……」


(たった、これだけのやり取りだけど高嶺さんとだと、凄く楽しい。だから、僕はいつか必ず、高嶺さんのアカウントを手にいれる! そのためにも、今はテスト勉強だぁぁぁ!)

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