前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
現実の世界でも、異世界というのは体験出来ます。
例えば、日本人がトルコなんかにいきなり住めば、
これは限りなく異世界転生に近い。
トルコ語なんて日本人はまず知らないでしょうし、
文化や生活習慣も全く違う。
リアル異世界(笑)
でもいきなりそんな世界に飛ばされると、
生活するのは極めて困難です。
これがリアルでしょう。
そんな内容を想像しながら異世界物を書くひとが
いると面白いかも。
作者からの返信
白狐姫と白狐隊様、コメントありがとうございます。
私の処女作に相当する異世界転生ファンタジーは、主人公を私自身と同じく「英語が苦手なのに外国で数年間暮らした経験のある元研究者」という設定にしており、作中で異国暮らしと異世界暮らしを主人公目線で何度か比較する(重ね合わせる)ようにしています。
自分自身の経験を生かすためにそういう設定にしましたし、そもそも小説とは大なり小なり作者の人生経験が反映されるもの、という信念があったからこそ、そういう作品にしたのですが……。
>そんな内容を想像しながら異世界物を書くひとが
>いると面白いかも。
と言われるということは、異世界ファンタジーを書く際に『異国』を利用しながら執筆する方々って、私が思っていたよりも少ないのでしょうか。
異世界経験に一番近いのは現実では異国経験になるだろうし、外国で暮らした経験はないにしても旅行などで誰しも一度は外国を訪れているでしょうから、異世界ファンタジーの作者が現実の異国を参考にして書くのは常識。私はそう思い込んでいたのですが……。それが『常識』でなく逆に『いると面白いかも』レベルであるならば、そもそもWEBで流行っている異世界ファンタジーは私が思っている『小説』とは別物なのかもしれない、と考えさせられました。
はじめにへの応援コメント
知識系チートで最近思うのは、理論と製作に関する知識の
乖離ですね。例えば銃の精度を上げる為に、ライフリングを
施す…という事を知っていても、それを実際に作る為には、
どの様な冶具や技術が必要なのか…に関して知らない。
知識だけで何でも出来てしまう(笑)。
清酒を作る技術だって、簡単なものではありません。
理論を知っていたら、すぐ出来るなんてありえない…。
なのに、お話では簡単に出来てしまう。
このあたりの乖離が激しく、リアリティーに欠ける
作品が多いですね…。
作者からの返信
白狐姫と白狐隊様、コメントありがとうございます。
エッセイ本文の中で
>自分が詳しくない分野でも、作品の中でうまく解説してもらえたら「へえ。勉強になるなあ」と思ってしまいます。
と書きましたが、それは作者の深い専門知識に裏打ちされていればこそ。
例えば白狐姫と白狐隊様のおっしゃる例は、作者の浅知恵の露呈ですよね。読んでいて気持ち悪くなるタイプのチートものです。
私自身は、例えば研究者主人公の転生ものであれば、現実世界では当たり前に購入できた培養液を再現する段階から苦労させるようにしており、自分としてはそれで満足しているのですが……。これも読者目線ではどう見られるのか、少し心配になってきました。
後編 チートすなわちハーレム?への応援コメント
ハーレムじゃなくて、性別関係ない友達が沢山、だったら嫌悪感とかも、わかないのかな。
作者からの返信
Y.T様、コメントありがとうございます。
確かに!
性別関係ないということは人間ではないわけで、モフモフなモンスターに囲まれる、というのもその方向性になるのですね。
前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
おお、なるほど。確かに。
あと、チートかどうかわからないんですが、現実で成功した人達の中の、目立つ人達って、誰もやっていない新しい事をして、良い意味で出し抜いてる人が多いと思います。
そんなパイオニアに憧れて、ファンタジーの中のチーター達は、生まれているのかも。
作者からの返信
Y.T様、コメントありがとうございます。
『誰もやっていない新しい事をして、良い意味で出し抜いてる』という言葉を拝見して、コロンブスの卵が頭に浮かびました。
コロンブスは誰もやっていない時に卵の端を潰して立てたからこそ凄いのであって、今ではコロンブスの逸話として常識的なやり方です。今さら同じ方法で「どうだ、凄いだろう!」と言われても失笑ものですよね。
転生チートものも、異世界人目線では「凄い」ことであっても、それが我々の世界では「当たり前」の知識だったら、読者としては、今さらのコロンブスの卵と同じで「二番煎じじゃないか」と失笑するしかないわけで……。
私が転生チートものを楽しめない理由は、そんなところにもあるのかもしれません。私はこのエッセイの中で「専門知識のチートならOK」と書いていましたが、専門知識によるチートならば、それは我々の世界でも「当たり前」ではなく、読者目線でも勉強になる場合がありますよね。
おわりにへの応援コメント
連投ごめんなさい。
返信コメからの完読です。
転生がすなわちチート、といわれると、確かに。
今後は、チーレム改め、「無双とハーレム」お断りと公言しようと思います。
結局、あり得ない接待づくしでちーやほーやされて、あまつさえ女子がにこにこと性欲処理機に甘んじているのが、キモチワルイという話なのです。
世の中、地雷が多すぎて、おちおち書店にも行けません。゚・(>﹏<)・゚。
とまれ、とても勉強になりました。ありがとうございます!
作者からの返信
柚子様、コメントありがとうございます。
しょせん私の個人的な意見を記したエッセイなので、『とても勉強になりました』と言っていただけるのは恐縮です。
一種のたたき台みたいなエッセイですからね。むしろ私の方こそ、皆様からいただいたコメントで勉強させていただいています。
『あり得ない接待づくしでちーやほーやされて、あまつさえ女子がにこにこと性欲処理機に甘んじているのが、キモチワルイ』というのは、私も同感です。チート無双に対するのと同じで「納得できない」という感覚です。
しかし広義のチートに「無双じゃないチート」が含まれるように、実は「ハーレムもの」の中にも、広い意味では、実際にはそれほどハーレムじゃない作品も含まれているのかな、と最近は考えるようになりました。
私は、主人公に都合が良い女の子たちばかり出てくるハーレムものは嫌いですが、でもラノベっぽいファンタジーを書くときは「作品が華やかになるように」という目的で、なるべく女性キャラを多く出すようにしています。私としては「作中の複数ヒロインたちは、主人公のヨメではなく読者のヨメ」という感覚なのですが、もしかしたら、そういう作品も読者から見れば「複数ヒロインの時点で、全て潜在的には主人公の嫁候補」と思われているのかもしれない……という考え方です。
特に今、私は他サイトで「毎週1枚カラー挿絵が入る」という作品を週6回更新で連載していて、その挿絵の打ち合わせの際に「読者は女性キャラの素敵な姿を見たいだろうから、なるべくそういう場面をイラストレーター様に挿絵としてお願いしたい」「そのためには、挿絵が入りそうなタイミングで、あらかじめそういう場面を用意しておこう」みたいに考えることが多くなっています。上述のように「複数ヒロインたちは読者のヨメ」という感覚に基づいたものですが、でも複数ヒロインを重視して作品執筆する時点で、ハーレムものと似たような方向性ではないか、と少し心配になってきました。もちろん、ただ複数の女性キャラが活躍するだけならば、柚子様のおっしゃるような『キモチワルイ』はないはずであり、その意味では明らかにハーレムものとは別物のはずですが……。
こうしてハーレムに関して突き詰めて考えていくと、今度はハーレムと非ハーレムの線引きで、またひとつエッセイが書けるのかもしれませんね。
はじめにへの応援コメント
こんにちは!
ちょうど考えていたところで、スパンとこちらに出会ってしまいました。
チート。
もともと、英語で言うところの、フェアじゃない行為。
詐欺とか、騙りって意味なんですよねえ(^_^;)
詐欺っぽい力で腕力的にあるいは経済的に無敵・・・・・・
試行錯誤や切磋琢磨の上で、知識や能力を活かす展開が希望なのです。読みたいのです。
失礼しました!
作者からの返信
柚子様、コメントありがとうございます。
『詐欺っぽい力で腕力的にあるいは経済的に無敵・・・・・・』という作品を読んだら、おそらく私も納得できなくて楽しめないでしょう。
『試行錯誤や切磋琢磨の上で』というのがあるからこそ、強くても納得できて楽しめるのです。
だから自分はチート反対派だと思ってきたのですが……。実はチートの中にも無敵ではないチートが含まれたり、チート能力だけでは不十分だから試行錯誤や切磋琢磨が必要な場合もある。ならば、私が「チートではない」と思った作品も広義ではチートに含まれるのか、そもそもチートとは何なのか。そんな気持ちから書き始めたらエッセイでした。
>もともと、英語で言うところの
まさに、その英語の辞書的な定義について、これの次の回から語っています。そんなに長いエッセイでもありませんし、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
おわりにへの応援コメント
色々為になりました。
コメ欄の返信にあった「星100以上は地雷」の意見は目からウロコです。
読み専の自分はタイトルに引かれ、あらすじ文で判断して読み進めて行くタイプなのですが。
遅ればせながら感謝です。
ありがとうございました。
作者からの返信
@hyperclockup様、コメントありがとうございます。
改めて自分の返信コメントを読み直してみました。なるほど、そんなことを書いていたのか、と少し恥ずかしくなるくらいですが……。
私がランキングを信用できないのは、いわゆる人気作品のタイトルやあらすじを見ても似通った作品が多いからでしょうね。あの時の返信コメントでも書きましたが、私は元々「ラノベ以外を読んで育った書き手(彼らが読み手だった頃にはラノベなんて存在しなかった人々)のラノベが面白かった」と感じていたタイプです。でも今は「人気作品を模倣した作品が人気出る」という噂を聞きますし、あくまでも噂に過ぎないとしても、それが『いわゆる人気作品のタイトルやあらすじを見ても似通った作品が多い』に合致してしまうため、つい信じたくなります。おそらく、そうした思考回路で「星100以上は地雷」という結論に繋がるのでしょう(それとは別に、カクヨム一年目に、星100以上の方から「ぜひ読んでください」と押し付けられて、非常に不快な思いをした経験もあるので……。カクヨムの星はそうやって稼いだものもあるから信用できないな、と思ってしまっています)。
タイトルやあらすじの重要性は、いつも作品を投稿した後になって気付かされます。
自分では同じような出来栄えだと思っているのに、全く読まれない作品と、それなりに読まれる作品。見比べてみると、後者はタイトルやあらすじにキャッチーな部分があるからだろう、と納得できるケースが結構あります。
読み専の方々のご意見は、とても参考になります。ありがとうございました。
後編 チートすなわちハーレム?への応援コメント
一夫一妻と一夫多妻、どちらにも正義はあるでしょうし、どっちが正しいとか断言するのは実在する片方の思想を否定する事になるから難しい。
なので、逃げ道として、
( ゚∀゚)o彡かわいいは!
( ゚∀゚)o彡正義!
だと思ってるんですけど、これ間違ってますかね??
作者からの返信
@hyperclockup様、コメントありがとうございます。
ハーレム云々は別にしても「かわいいは正義」は真理ですね。
私は元々、たとえ作中でキャラ描写を書いても私自身がその絵をイメージできないせいで、なかなか頭の中に絵として「かわいい」が浮かんでこないタイプでした。ラノベを書く上では致命的なのでしょうね。
カクヨムではないですが、イラストレーター様にキャラデザをしていただいた小説を連載するようになってから「『かわいい』を見ながら書くと、こんなにキャラは動かしやすくなるのか!」というのをつくづく感じています。本当に「かわいいは正義」ですね。
はじめにへの応援コメント
確かに。
チートでない例として書かれていた、元の世界の知識を元に無双するのは今では「知識チート」と呼ばれてますし、その時にはチート認定定されなくとも後から認定される可能性も……。
なんて思ってたら何も出来ないですが。
それこそ漫才や落語ですなw
作者からの返信
@hyperclockup様、コメントありがとうございます。
言葉の概念や定義は時代とともに変わっていくから難しですね。例えばラノベという単語が示す作品内容も、昔(「ラノベ」という言葉が使われ始めた頃)と今とでは大きく異なっている気がします。
改めて自分が書いたエッセイを読み直してみると、ポイントは「不自然」「違和感」の辺りでしょうね。同じ「知識チート」でも、元の世界の知識を(まるで百科事典かWikipediaを見ているかのように)何でも使えてしまったら、私にはチートと思えてしまうでしょうし、逆に専門知識のみの「知識チート」で他分野はわからないから途方にくれる、みたいな物語ならば、私にはチートとは思えないでしょう。
結局人それぞれですから、定義にはこだわらず、自分が好きなものを読んだり書いたりするしかないのだと思います。
おわりにへの応援コメント
烏川 ハル様、こんばんは。拝読させて頂きました。
チートチートと良く聞きますが、そういえば語源に関して調べたことはありませんでした。
欺くとかそういう意味だったんですね。
僕はこういった転生してチートを得る、というのを聞くと、魔法のランプと美味しいお粥を思い浮かべますね。
ランプは制約がありますが、ほとんど主人の願いを叶えるのでチートっぽいなと常々思っています。
また、美味しいお粥も、煮て、止めてのおまじないさえあれば飢えないという生活チートを発揮しているので、昔からある古株のチートだと思っていました。
カンニングという要素にこの2つの作品も含まれると思いますが、どちらも支持の厚い作品です。
結局、転生チートというのが、楽して進む、という意味合いであれば、確かに文明の利器をかざしながら進む姿は不恰好なのでしょうね。
そこに優越感が集中するのは間違いないでしょう。
けれど、やっぱりチートという概念は難しいですね。
ドラえもんがのび太君に暗記パンなるものを渡す場面を見たことがありますが、結局、それを駆使してものび太君は良い成績を取れなかったのですから。
転生チートの良し悪しは僕に分かりかねますが、ドラえもんの様な書き手のマッチポンプの表現とユーモアが混ざったような、なぜそれをもって失敗するのか、という部分がある作品には好感が持てます。
と、話しが逸れましたね。
勉強になりました。有意義な時間をありがとうございます。
作者からの返信
無頼 チャイ様、コメントありがとうございます。
魔法のランプの制約にしろ、暗記パンの失敗にしろ、「順風満帆ではない」という点がポイントなのではないか、と私は思っています。このエッセイは一年以上前に書いたものですし、それ以降「自分では『チート』ではないと思っている」異世界転生ものをたくさん書いて投稿してきましたが(短編も長編も)、時間が経てば考えも変わるもの。それでも、この「順風満帆では面白くない」という部分は、当時と変わっていません。このエッセイの中で「ノーストレス、ノーカタルシス」という表現を使いましたが、そんな感じですね。
でも現在のWEB小説は、むしろストレスがない方が読者が喜ぶのかな、そういう方が流行なのかな、とも感じています。もしもこの考えが正しいならば、そういう作品を私が「面白い」と感じない以上、私には「広く多くの読者に好まれる」という作品は、絶対に書けないわけです(笑)。
前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
通りすがりに興味があったので読ませていただきました。
僕なりの解釈の仕方になると思うのですが、おそらくは、『ソードアートオンライン(以後SAO)』が、きっかけかもしれません。
コンピュータに強い人で有ればすぐにその意味が理解できるかもしれません。
SAO作品で主人公キリトが、アインクラッドの最初のボス戦で攻略方法を事前に知っていたことで、以後主人公は『チーター』という烙印を押されてしまうのです。
そもそも『チート(Cheat)』という単語は、英語で使われている他にコンピュータ用語としても存在しているようで、いつのまにか広まったものだと思います。
SAO作品に戻すと、事前に知っていた=カンニングになるのかと思います。
SAO作品とは別に『転生チート』という言葉は、転生して最初のうちから『事前に知っていた』能力で旅ができる。つまりは現実とは全く違う『強い力を手にした状態』で旅ができるという解釈かもしれません。
現実とはかけ離れた自分に誰でも憧れるものです。(転生チートものを一度も読んだ経験がないので、これはあくまでも僕の推測です)
作者からの返信
芝樹享様、コメントありがとうございます。
SAOは原作小説ではなくアニメしか知らないのですが(それも一作目のみ)、主人公がチーターと呼ばれる場面は印象に残っています。チートではなくチーター、という言い方でしたから、すでに『チート』という表現は浸透した上でのセリフ、と感じていました。
SAOといえば、初めて見た時に.hackを思い出したのですが(こちらも原作ゲームではなくアニメしか知らないのですが)、.hackの頃にチートという言葉が一般的だったのかどうか、私は覚えていません。
なろう小説という言葉があるように、転生チートも発祥は「小説家になろう」なのではないか、と勝手に想像しているのですが、
>つまりは現実とは全く違う『強い力を手にした状態』で旅ができる
というのであれば、むしろ「小説家になろう」の前身であった二次創作サイトが影響しているかもしれませんね。そこは二次創作の分野でも少し特殊で「原作世界にオリキャラ(作者や読者が自己投影できるキャラ)を放り込んで主人公にした物語が、流行している」という噂を聞いていたので、当時の私は、近寄らないようにしていたのですが……。原作となる漫画やラノベに由来した能力こそ『現実とは全く違う強い力』なのではないか、とふと思ってしまいました。
といっても、「当時の私は、近寄らないようにしていた」という時点で、芝樹享様の「転生チートものを一度も読んだ経験がないので、これはあくまでも僕の推測」と同じく、あくまでも推測に過ぎないのですけど。
編集済
おわりにへの応援コメント
こんにちは。戸﨑亨です。
今回は自主企画『エッセイ・評論・創作論募集!「週刊カクヨムコラム(?)」/ ついでに他のジャンルも募集!「週刊カクヨムゲスト参加」 2回目』にご参加いただきありがとうございます!
英語の「cheat」の単語から展開される、異世界転生で俗的にチート行為と言われる行為を行うということについての考察。異世界転生を改めて見直すことができた気がする創作論でした。
ちなみに私も、最初の方のページにあった、「自分の専門的な知識を生かして異世界を生き抜く」タイプは読めるタイプです。まあ、私は正確に難ありなので、そこで元の世界のと違いに関する苦労とか苦境とかがないと許せないタイプなんですけどね。
さて、連絡が遅くなりましたが、今回この作品を「週刊カクヨムコラム(?)」のテーマ部門としてこの作品を紹介させていただくことにしました。
自主企画の概要欄に、あらかじめ私の創作論での紹介をあらかじめ承諾していただいているという条件なので、基本的には掲載は確定ですが、万が一「週刊カクヨム」参加辞退を強くご希望の場合は、戸﨑亨までご一報お願いいたします。
作者からの返信
戸﨑亨様、コメントありがとうございます。
一年以上前に書いたエッセイですが、今回のテーマに合致していてよかったです。紹介していただくのを、楽しみにしています。
異世界無双やチートに関しては、人それぞれの考え方があり、こうしてエッセイにコメントをいただく度に、さらに色々と考えさせられる気がします。
『そこで元の世界のと違いに関する苦労とか苦境とかがないと許せない』という意見も「なるほど」と感じました。物語が平坦になるだけでなく、そこで苦労しないと「ずるい」感じが出てきて単純なチート無双と同じになってしまうのかな、と思いました。創作の上で気をつけるポイントを、また一つ教わった気分です。
編集済
前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
こちらに書き込むのは初めてですね。こんにちは、灰塵と申します。
『フィクショナルライター』氏の自主企画『あなたの考えるなろうテンプレを教えてください』より参りました。以後、お見知りおき頂ければ幸いです。
そうですね。
私も『前世の記憶=チート』という判断に賛成です。
別に異世界でなくても、前世の記憶があれば、語学や算術、歴史等の学習所要時間を大幅に削減できますからね。同世代の人間に対して、莫大な自由時間というアドバンテージが得られます。
高校時代、英語の点数が赤点回避ギリギリの超低空飛行だった私としましては、『英語圏の前世の記憶』あたりが是非欲しいところです(笑)
あ、そうそう。
とりあえず一つ、「非チート転生」を実現できる方法がありますね。
それは転生先の世界が『全員が前世の記憶を持って生まれて来る世界』の場合です♪
クラスメイトや近所のおじさん&おばさんが、元・銀河帝国士官だったり、元・魔法少女だったり、元・エースパイロットだったり、元・マッドサイエンティストだったりするわけですね。
――うん、超☆カオス(苦笑)
……まぁ、そんな冗談(ネタ)はさておき。
同じ企画に居合わせたのも何かの縁、今後ともどうぞよろしくお願いします。
追記(返信への返信)
あ、やっぱりそう思います? 私も正にそう思いました(笑)
作者からの返信
灰塵様、コメントありがとうございます。
確かに、異世界ではなく現実世界でもチートは出来ますね。実際、異世界モノが流行る少し前は「人生やり直しだから、以前の知識があるから……」みたいなネット小説・WEB漫画が結構見られたような気がします。そして今思ったのですが、もっともっと昔、国民的青狸アニメだって、一種のチートものなのですね(前世知識じゃないけど、道具によるチート)。でも青狸の場合は「チートに頼ってはいけないよ」というイソップ童話的教訓が含まれていたのが、このごろ流行りの異世界チートとは方向性が違う点かな、とも思いました。
あと、ここで提案された『全員が前世の記憶を持って生まれて来る世界』。冗談どころか、ぜひ小説にして欲しいです。しっちゃかめっちゃかになりそうで、いかにも「書きたくはないけど読んでみたい」タイプです。
はじめにへの応援コメント
初めまして。昨今の転生作品は非常に多いですね。作者さんにとって入りやすい設定なのだな、と捉えています。
チートもいいと思います。「転生したのだから●●したい、だからこのスキルを神様にもらう」などして異世界を堪能する話もいいと思いますし、前世の専門知識を生かして生き抜くチートパターンもありだと思います。
ただ、戦い系での主人公の圧倒的チート無双(大抵10代)。「ああ、ここも結局圧倒して勝っちゃうんだよね」って先が見えてしまう残念パターン作品は、最初は爽快ですが途中からお腹一杯になります。
とはいえ、文才が無く読みオンリーで楽しませてもらってる私は、どの口が言ってるんだ、ですが(笑)
作者からの返信
@skyeblue様、コメントありがとうございます。
>最初は爽快ですが途中からお腹一杯になります。
私がチート無双に対して思う違和感の一つも、もしかしたら、それなのかもしれません。
エッセイの中で「ピンチがないと話に起伏がなくて面白くない」的なことを書いたと思いますが、大活躍シーンそのものを考えても、同じ『大活躍』が続けば話が平坦になりますよね。
読みオンリーというのは、全く作者目線の入らない、まっさらな読者の意見ですから、むしろ貴重だと私は思っています。とても参考になります。
後編 チートすなわちハーレム?への応援コメント
僕は美少女に反応します
作者からの返信
ペンネーム様、コメントありがとうございます。
私も美少女は好きです。美女も好きですが、美少女の方がもーっと好きです。
前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
カンニングぐらいいいじゃないですか
現実は多分そんなうまくいかないですから
作者からの返信
ペンネーム様、コメントありがとうございます。
エッセイの中で「現実で怠け者だからこそ、娯楽小説では、そういうのは嫌」と書いたように、私の場合、むしろ現実世界においての方がカンニング肯定派かもしれません。
おわりにへの応援コメント
私的には、チートとは「ずるい」という意味に捉えています。ありとあらゆる方法で、他の人ができない抜け道を使って自分に有利な方法をとることです。
転成して記憶を引き継ぐにせよ、自身の経験を活用するにせよ、それを使って活躍する。その爽快感がすきです。なので、私は転生・転移チートが大好きです。
もちろん、あまりにもチート内容に違和感あれば、それはないだろと突っ込みたくなる場合もあるかもしれませんが。
ハーレムに関しては、とあるなろうの歴史を綴ったエッセイを読めば、なぜそれが出てきたかが分かると思いますが、要は、好きな人が複数いて、しかも、全員一緒に同意で好意的な状況になった場合に、誰か一人なんて選べない。一人のルートはいやだ。じゃあ、全員選べばいいじゃないか!という歴史的経緯があるのです。そして、その歴史を知っていると、いいんじゃね?となるわけで、なので、私もハーレム肯定派です(小説の話ですよ、一応)
作者からの返信
譜田明人様、コメントありがとうございます。
>ありとあらゆる方法で、他の人ができない抜け道を使って自分に有利な方法をとることです。
なるほど、そうなると私が「非チート転生」と思っているタイプは、完全に「チート」ですね。
ハーレムに関しても、私が知らなかった経緯であり、勉強になりました。エッセイって自分の思ったことを気楽に表現できる反面、自分の知識不足も簡単に露呈してしまうから、怖いですね。
前編 異世界転生すなわちチート?への応援コメント
転生観をそこまで考えたことはなかったですね……。
ただ、
私も同じくノーストレス、ノーカタルシスに共感ができないんですよね。
主人公には何かしらの欠点をいれこんで、それを克服なり、そうでなくても新たな一歩を歩ませたい。っていうのが個人的にはあります。
作者からの返信
ひなみ様、コメントありがとうございます。
「私も同じくノーストレス、ノーカタルシスに共感ができない」と言っていただけると、「同じ嗜好のカクヨムユーザーを見つけた!」という気持ちになり、嬉しく思います。
このエッセイを書いた当時は、主に読む側から「ノーストレス、ノーカタルシスでは面白くない」と考えていましたが、最近では書く側からの目線で「ノーストレス、ノーカタルシスでは、そもそも話の起伏を作れないから、書いていて難しいのではないか」とも感じるようになりました。自分の好み以前に、物語構成の意味でも「ノーストレス、ノーカタルシスでは面白くない」と思う今日この頃です。