「さ、晩御飯作るね」

「まてまてまてまて！なんでまた家に来てんの」

「家賃払えなくて昨日家追い出されたからしばらく泊めて」

「まじすか」

「これって彼女さんが使ってた布団？」

「ちょっと！　勝手に出さないで」

「でも結局一つのベッドで寝てたって感じがするー」

「やかましいわ！」

「私とも一緒に寝る？」

「寝ません！」

「ちゃんとゴムはつけてね」

「誰がお前なんかとやるかよ！」

「ひどーいセクハラー」

「どっちが！？」

「もうこうなったら晩御飯ちゃんと作るから」

「え？　ああはい、そうですか」

「ええっと、山芋にー、ニラにー、にんにくにー、納豆にー」

「精のつくもんばっかで料理しないで！」

夜ご飯は餃子でした。

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