第7話 またしてもパロディネタ

 自分的には最高傑作なKAC6のあと、この勢いで更に良い作品を……と思っていた私の前に提示されたKAC7のお題は「最高の目覚め」。カタルシスがある目覚めを、ということでした。


 さあ困った、久々に何も思いつきません。別に眠りから覚めるということに限らなくてもよいということです。そこで、いわゆる「イヤボーン」(ピンチ状態からの異能力の目覚め)をやろうかなとも思ったのですが、こちらもあまり良いアイデアが思い浮かびません。


 目覚め……目覚め……と考えていたところで、またしてもが私の頭をかすめました。いつも肝心なところでは眠らされて、事件が終わったら目が覚める人です。


 ああ、そうか。だったら、このお題にピッタリじゃん!


 ということで、アイデアを思いついたあとは一気呵成に書き上げました。それが、こちら。


『夢の中の名探偵』https://kakuyomu.jp/works/1177354054888950108


 これまた完全なパロディネタです。ただし、例によって名前はまったく出しません。もっとも、余りにも有名なキャッチフレーズは書いています。それだけで元ネタはわかるという。これはネタバレ上等だと思ってタグにも入れました(笑)。


 KAC2の作品とちがって、こちらは現役稼働中。これを知らない人はたぶんいないだろうってくらい有名な作品です。読んだことはなくても、少なくともキャッチフレーズを聞いたことぐらいはあるはずです。


 なので、感想をいただいた皆様からも「これはズルい(笑)」みたいに言われながらも、基本的にはご好評をいただきました。★も78いただいております。


 このKAC7は編集部賞が出るんですけど、私はそこは完全に捨ててました。元ネタありきの作品になった時点で、そういう賞の選考対象からは外れるだろうなと思っていたので。


 そう、別にいいんです。賞が欲しくて参加してるわけではありませんから。そこについて、次回KAC8で書こうかと思います。

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