第25話 精霊契約 <お勉強>
「さぁ、みんな。まずはお勉強からね。」
精霊契約…ゲームではそう深く描かれていなかったけど…どうなんだろう…んープロローグでサニィが指切りしてたイラストがあったけど…
「まず、精霊のことについてね。精霊ってなんのための存在だと思う?はい、ローズ!」
「わっ私?そうだなぁ…世界の守護とかかな!?」
「あながち間違ってないわね。一番の理由は世界の平和を取り持つことよ。天族や魔族が勝手に暴れたりしないようにとか、管理人のような目的で生み出されたの。最初に生み出されたのが光と闇の精霊。次に水、炎、土、木の精霊が生み出された。ここまでいいかしら?」
天族、魔族…ゲームではいるよーぐらいにしか言われてなかったけれど…あんまり詳しくないんだよなぁ…どうなんだろう?
「この世界には6つの大陸があるの。大陸に1つ精霊の棲家があるの。形は森だったり池だったり様々よ。ここは光の大陸。そしてこの世界には10人数の精霊王がいます!それが!わ・た・し!」
ドヤ顔なエミリアにみんな思わず笑ってしまう。だってかわいいんだもん。
10人の精霊王か意外に沢山いるんだな…
「10人の精霊王は光と闇の精霊王が3人、他は1人づつなんだ!勘違いしないで欲しいんだけど闇と光の精霊達は仲がいいのよ?ただ…天族と魔族は別ね…無差別に嫌ってるからねぇ…」
「…それは…なんか…悲しいな…僕はね…」
グハッ…なに!?かわいいかよ!ノアまでなに!?ここは天国かぁ…
目を伏せるように俯く姿はどこか儚げでノアが将来美少年になる未来が見える…なんか悲しくなってきたぞ!
「プッ…」
「ライム?どうかしたのかなぁ?」
ライム…あんた心読んだなぁ!
「いやぁ…ふふっ…なんでも…プッ…あははははっ!」
「この腹黒!もう…」
「ごめんね〜でも…ふふっ…真顔であんなこと考えてる君も悪いんじゃないかなぁ…」
「ラベンダーお前…何考えたんだ…?」
「私も気になる!お姉様、何考えてたんですか?」
「それはね…「はぁーい!エミリア!続き話しちゃって!」」
また1つページは捲られていくのです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます