第9話 原子解放

女王「うるさい獣が吠えやがって…」

女王は触手を園長に向けて突いた、

ここ数年戦ってない園長はすぐに仕留められると思ったからだ。

しかし、園長に攻撃が当たらなかった、

いや、当てられなかったのだ。

そして園長は野生解放のようにサンドスターを体から放出させながら女王に近づいて

いる。

園長「うがぁぁぁぁ」

園長はネコのフレンズのように爪を光らせながら女王を攻撃する。

その攻撃は野生解放した時よりも強かった。

もちろん女王は野生解放ではないと見抜いていた。

女王(野生解放ではない…かと言って単なる暴走でもない…じゃあ、この攻撃はなんなんだ?)

園長「不思議そうだな女王」

女王「園長、なんなんだこれは」

園長「原子解放だよ」

女王「原子解放?」

園長「動物は一つの小さな単細胞から生まれる、でもその単細胞の誕生には必ず原子かある、これはどの動物にも共通することだ、

原子解放はその原子を開放する事で野生解放よりも強い力をだせる技だ」

女王「ほう…だがまだ未完成の様だな」

女王の言う通り、園長の体からは有り得ない量のサンドスターが放出されていた。

園長(女王対策の為に作った技なのに未完成のまま出しちまった、このままだとサンドスターの浪費で戦えなくなっちまう…)

一般的なフレンズのSC(サンドスター)の

量は、低くても2000SC、ヒグマなどのセルリアンハンターで、8000SC、そして、園長で16000SCだ。

戦闘によるSCの消費は、通常の戦闘で1時間約100SCずつ消費していく、

そして野生解放で1時間約500SC、

そして今園長が発動している原子解放は、

1時間約5000SC、と、使うサンドスターの量が原子解放は尋常じゃないのだ。

そしてもちろんサンドスター切れとなった場合、闘えなくなるどころではなく、何かしらの症状があったあと、元の動物に戻る。

園長「俺はお前を許さない!」

女王「いいさ…」

女王は少し微笑むとサンドスター・ローを

出すと剣を作り、構えた。

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