第6話 歓喜

飛行機から降りたミライたちはフレンズたちと再会した。

喜びの声を上げるフレンズたち、

パークに帰り喜ぶ職員たち、

二つの喜びの声がパーク中に木霊した。

園長「喜ぶのはいいが、まだやることはたくさんあるぞ」

ミライ「そうでした、皆さんサンドスターロー検知器を用意して下さい」

園長「待て待てミライ、俺は別に急かすつもりで言ったんじゃないぞ、時間はまだたくさんある、今日は一旦休むぞ」

ミライ「すみません、つい…」

園長「急ぐのも大事だが、ほどほどに休むのも大切だ、お前も疲れただろ?職員たちには俺から説明しとく」

園長はミライの肩をポンポンと叩くと、職員の方へと去っていった。

ミライ「私は急ぎ過ぎたのかもしれないな…」

ミライは肩をくすめて微笑すると、フレンズたちの方に向かった。

そして夜、ジャパリ図書館で帰還パーティーが開かれることになった。

アライグマ「今日はお祝いなのだぁー!」

フェネック「アライさーん前出過ぎー」

中野職員「御岳先輩!今日は飲み放題ですよ!」

御岳職員「フレンズがいるからお酒はなし!」

中野職員「えぇ〜‼︎」

職員たちが楽しんでる一方、

かばん「ミライさん、ちょっとこっちへ」

ミライ「えっ?」

ミライがかばんについて行くと、図書館の裏手に設営されていた職員部長以上の階級が入れるテントに園長や職員部長たちが集まっていた。

ミライ「皆さんどうしたんですか!?」

園長「ごめんなミライ、疲れていると思うが大事な会議なんだ、参加してくれるか?でも無理しなくてもいい、眠いなら…」

ミライ「大丈夫です、参加します!」

園長「ほ…本当に大丈夫か?」

ミライ「むっ…大丈夫ですよぉ〜!」

園長「すまん、怒らせるつもりで言ったんじゃなかったんだ」

ミライ「良いですから始めましょう」

園長「待ってくれ、今オイナリに連絡する、サンドスター能力発動、能力名、意思伝達、おーいオイナリか?」

オイナリサマ「久々に戻って来ていきなり意思伝達してくるのは貴方だけよ、園長」

園長「文句なら後で聞いてやるから、今は大至急他の四神に伝えてくれ、内容はーーー」

オイナリサマ「わかったわ、伝えた後私も行くわ」

こうして園長が四神を集めて会議が始まったのだった。

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