第5話 着陸

ミライ「でも… サンドスターの供給がないパークの外でどうやって生きていたんですか?」

園長「簡単なことだよ…さっきも言った通り俺はフレンズと人のハーフだ、だからフレンズと人の能力を一緒に使うこともできれば、分けて使うこともできる、だから、パークの外では人だけの力を、今このパークの中ではフレンズの力だけを使っているんだ 」

ミライ「でもなんで私たちに黙っていたんですか…?」

園長「わかってるだろ、世界のお偉いさん方はジャパリパリパークを危険視している、それにフレンズまでも、危険だと思ってフレンズを迫害している、そこに堂々と私はフレンズですなんて言えるか?俺は自分が迫害を受けたってどうだっていいが、でもパークにいるフレンズまで迫害が及ぶのはお前だって嫌だろう?」

ミライ「…!!」

この時ミライは心の中で園長に勇気と頼もしさを感じたのだった。

ラッキー「ミライさん、こっちのセルリアンは終わりました、そちらはどうですか」

かばんがラッキービースト越しに報告してきた。

ミライ「こちらも終わりました、かばんさん、滑走路案内をお願いします」

かばん「やった事ありませんが…」

かばん「了解、着陸滑走路をC32に設定、航空エリア範囲S12 あたりで速度を1ノット減速してください」

副機長「了解」

機長「うまいもんやなぁ、ほんとにこれ初めてか?」

かばん「図書館の本で読んだんです」

機長(本で読んだだけでできるなんて…この子天才や…!)

副機長「航空エリア範囲S12に到達、速度を1ノット減速します」

かばん「了解、このままC32 滑走路に着陸してください」

こうしてミライと園長たちを乗せた飛行機は無事に着陸したのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る