第645話 そうです、私が……

 翌朝、ケビンたちは朝食を済ませてから外にいた老人に挨拶を済ませると、何事もなく穏やかに村を出発する。


 そして、村からしばらく離れたところで、ティナが口を開いた。


「結局、お爺さん以外の人たちは見なかったね」


「警戒していたんだろ。カーテンの隙間から覗いている奴がいたからな」


「ふーん。やっぱり勇者って思われていたのかな?」


「確実にそうだろ。魔大陸の内陸部まで来る人族なんて、勇者以外には無理だと端から思っていたんだろうな」


「ケビン君は勇者じゃなくて魔王なのにね」


「人族の魔王なんて勇者以上にありえないから、その思考に行き着くことがない」


 そのような会話をしながら、ケビンたちは西へと進む。老人から聞いた陣取り合戦の見学をするためである。ようは、野次馬根性だ。


 その野次馬根性丸出しのケビン一行が、それから数日間歩き続けていくと、ようやくそれらしい戦いをしている場面に出くわした。それを発見したケビンは、こっちが発見されてしまう前に気配遮断の結界を張り、野次馬根性で見学を始める。


 すると、視線の先では狼男とサイクロプスたちが、鎬を削って壮絶な戦いを繰り広げていた。


「お……狼男だ……!」


『月は出ているか?』


《は?》


『月は出ているかと聞いている!』


《え……サナちゃん、いきなりどうしたの!?》


 いきなりのサナのブッコミに対して、システムが意味不明だと言わんばかりに心配するが、相手はあのサナである。ついていけるわけがない。


『くっ……このままではウルフキャノンが撃たれてしまう!』


《サ、サナちゃん大丈夫?》


『かくなる上は、ツインソフィーリアキャノンで対抗を……!』


《サナちゃん戻ってきてぇぇぇぇ!》


 ケビンの頭の中でぎゃーぎゃーと騒いでいる2人?だが、ケビンはケビンでそれどころではない。


「マジで!? 狼男とか初めて見た! なに? 満月を見て変身でもしたの!? 元の姿は魔人族とか?! スキルに【魔狼化】とかでも持ってるの!?」


 このようにケビンは興奮しているが、そのほかの嫁たちはニコニコとしているサラを除き、ひたすら静観していた。何故なら、ケビンが興奮している理由もわからなければ、狼男を見ても『たかが魔族の一種でしょ?』という当たり前の結論に達してしまうからだ。


「やべっ! 銀の弾丸を創造しないと! ああっ、その前に拳銃だ、拳銃がいる!」


 テンションが上がりまくりのケビンを見ている嫁たちは、ケビンの発する“銀の弾丸”や“拳銃”の意味はわからないが、ケビンがとてもはしゃいでいることだけは理解してしまう。


「楽しそうだね、ケビン君」

「子供みたい」

「こういう時って頭の中では、サナちゃんも一緒になってはしゃいでいそうだよねー」

「ふふ……楽しそうでなによりだわ」


 完全にクリスからその傾向を把握されてしまっているケビンとサナだが、そのことに本人たちが気づくことはない。何故なら、今は気づくことよりも先にはしゃぐことの方が大事だからだ。


 それからケビンは別のことで騒いでいるサナに横槍を入れて、拳銃と銀の弾丸を創造するためのサポートを頼むと、サナは新たなネタを提供されたことによりますます騒がしくなる。


「よし、完成だ。これで狼男が襲ってきても問題ない」


 こだわりを見せてしまったケビンとサナが創り出した拳銃は、シンプルな黒色ではなく銀メタに装飾されていた。


『これこそが完璧なワルサーP38改め、ワルサーケビン38! これを持っていればマスターが「サ~ナちゃ~ん♡」と言って、ケビンダイブを決めてくれるはず!』


「サナの実体がないからできねぇよ!」


『え……ええぇぇぇぇ――!? つ……つまり……実体があればしてくれると……?』


「あ……」


 ケビンはついうっかりでいつものようにツッコミを入れただけだったのだが、その内容の揚げ足をサナに取られてしまったようだ。


 それにより、とても気まずい気持ちになってしまうケビン。だが、サナの喜びは天元突破してしまう。


『言質取ったぁぁぁぁ! よっしゃぁぁああああ!』


《良かったね、サナちゃん》


『あとは、実体を手に入れるのみ! マスター、早くホムンクルスの研究をして下さい! むしろ、こんな冒険なんかやめて今すぐ研究を開始すべきです!』


 言質を取ったサナが研究を始めるように提案すると、ケビンそっちのけでシステムとサナが盛り上がっていく。


《研究所は何処にしようか?》


『やっぱり帝城の地下ですよ! 人目をはばかる研究と言えば、地下! 地下しかない!』


《そうよね、人造人間を創るわけだし……》


『そして、マスターには荒ぶるポーズでこう言ってもらうのです。「フゥーハハハハハ! 我が名は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院健だ!」と!』


《え……この人の前世は加藤じゃないの? ってゆーか、サナちゃん。狂気とマッドって一緒だよ?》


 ふとした疑問をぶつけるシステムだが、喜びが天元突破したサナの暴走は止まらない。


『あとは……機関をどうするか……フィリア教団でいいですね! あそこは如何にもな感じだし。トゥットゥルーは香華きょうかちゃんに頼むとして、唐揚げの代わりにケーキでも食べてもらいましょう。助手はノリのいいももちゃん一択です! 荒ぶる助手のポーズで鳳凰院ももとなってもらって……スーパーハカーはオタク度の高いあずま氏で。これで、勝つる!』


《勝つるって……サナちゃん、誰と戦っているの? ねえ、聞いてる?》


『そういえば、バイト戦士はどうしよう……夜行やえちんは戦士じゃなくてギャルだし……それっぽいのは千代ちゃんかなぁ……アサシンだけど……うん、イケるイケる!』


《もしもーし、サナちゃーん?》


『あっ、「だが、男だ」役の男の娘がいない! 九鬼君の男の娘ネタであーちゃんが盛り上がっていたけど、九鬼君は見た目からして男の娘じゃないし……とりあえず、ニャンニャン役は寧子ねねちゃんで……いや、ダメだ。寧子ねねちゃんは中二病じゃない! ヤバい……困った……』


《サナちゃんが無視する……ぐすん》


 サナの暴走に混ざることも止めることもできないシステムはいじけてしまうが、ケビンはケビンで銀の弾丸を試し撃ちしてみたくてうずうずとしていた。


 すると、ティナはケビンとサナがどういう会話をしていたのか内容はわからないが、ケビンがうずうずしているのが傍から見てもわかってしまうため、遊んでくることを提案した。


「ケビン君、何を狙っているのかよくわからないけど、遊びたいのなら行ってきてもいいよ?」


 そのティナの言葉に他の嫁たちもそれぞれ同意を示して、ケビンを心置きなく送り出そうとする。


「待ってる」

「適度に魔物を残しておいてねー」

「楽しんできてね、ケビン」


 そして、理解ある嫁たちの協力を得たことによって、ケビンは結界から足を踏み出し戦場へと駆けていくのだった。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



「サイクロプスの尖兵なぞにやられるなよ! 奴らは所詮パワー頼りのデカブツだ! 我らが自慢のスピードで翻弄してやれ!」


 サイクロプス1体に対して、複数人で群がる狼男たち。彼らは、自分たちの背丈の何倍もあろうかというサイクロプスに対して果敢に攻めていき、ヒットアンドアウェイを繰り返していた。


 だが、いくら狼男たちが果敢に攻めようとも、相手は力自慢のサイクロプスである。その攻撃を一撃でも受けようものなら全身の骨を砕かれた上に吹き飛ばされてしまい、戦闘不能になることは間違いなしだ。


 よって、狼男たちの攻めは回避に比重が置かれており、サイクロプスに対して有効打を与えることができない。


「魔人族部隊は魔法で援護をしろ! 味方に当てるなよ?!」


 離れたところでは魔人族たちが魔法を詠唱し、狼男たちの援護を行う。この援護のタイミングで怯むサイクロプス相手にしか狼男たちは有効打を与えられず、戦場は膠着状態が続いている。


「ガアアアアァァ――!」


 すると、ちまちまと攻撃を加えられるサイクロプスの1体が痺れを切らしたのか、手に持つ棍棒を闇雲に振り回し始め、運の悪いことにその中の一撃を狼男が被弾してしまった。


「グハッ――」


 棍棒を振り回すサイクロプスからの重い一撃を受けた狼男は、そのまま吹き飛ばされてしまい、地面をゴロゴロと転がってようやく止まる。


「モブルフぅぅぅぅ!?」


 すぐさま仲間が駆けつけてポーションをかけようとするが、モブルフの姿は凄惨さを極めていた。仲間の目に映るその姿は、腕や足が変な方向に曲がり、内臓もやられているのか吐血を繰り返している。


 それでも必死になって助けようとする狼男は、モブルフにポーションをどんどんかけていく。


「飲め! 体の中の傷も癒すんだ!」


 そう言ってモブルフを抱き起こし、ポーションを飲ませようとする狼男。


「ごふっ……ゼェゼェ……お、俺は……もう助からない……ポーションを……がふっ……む、無駄に……するな……」


「そんなことはない! 絶対に救ってやる! 街に帰ったら魔人族のモブミに告白するんじゃなかったのか! 『毛むくじゃらなところがワイルドでタイプ』と言われたって喜んでいただろ!」


「ふ……モブミか……あいつは毛むくじゃらフェチだ……多分……お前相手でも同じことを言うだろうな……ゴホッゴホッ……」


「そんな夢のないことを言うなよ! モブミはお前に惚れているんだ!」


「俺はいい……お前がモブミを幸せにしてやってくれ……」


「モブルフ……」


「ここだけの話……着痩せするって言ってたぞ……ゼェゼェ……脱いだら凄いらしい……」


(え、マジで……? 脱いだら凄いの!?)


 狼男はモブルフからの情報提供により頭の中にモブミが現れると、想像できうる範囲でグラマラスなモブミを思い浮かべていた。


『ウフフ……モブロウさんのエッチ♡』


(イイ……凄くイイ!)


「どう……した? ぼーっとして……」


「ッ――! よ、よし、あとのことは俺に任せろ! 戦いが終わるまで、お前は心置きなく休んでいてくれ。とりあえず、ポーションだ」


「ポーションは……お前が使って……くれ……」 


「それもそうだな」


「え……??!?」


 急な手のひら返しでポーションを仕舞ってしまうモブロウ。それを見てしまったモブルフは、どうにも腑に落ちない。今まで散々使ってくれたポーションを、急に使うことを渋るかのようにして仕舞ったのだ。


 モブルフとしては、先程までの熱い友情はどこへ行ったのだろうかと、そう思わずにはいられないのだった。だが、そのような状況であっても、サイクロプスからの攻撃が止まることはない。


 そのサイクロプスが棍棒を振り下ろし地面を砕くと、その破片が離れていた2人を襲うのだった。


「ヤバッ――!?」


 モブロウはこんなところで死んでたまるかと思い至り、咄嗟の判断で回避行動を取る。すると、抱き起こされていたモブルフは必然的に支えをなくしてしまい、結果的に地面へ倒れ込み後頭部を打ち付けてしまう。


「がはっ!」


 そして、虫の息だったモブルフは打ちどころが悪くピクピクと痙攣を繰り返し、そのまま息を引き取ったのだった。そのモブルフがいくら致命傷を負っていたと言えども、直接的な原因は後頭部強打と言ったところであろう。


「モ、モブルフぅぅぅぅ――っ!」


 すると、回避に成功していたモブロウがモブルフの名を叫ぶが、1ミリたりとて自身が手放したことによって後頭部を強打し、モブルフが死んだとは思っていない。


 全てはそう。サイクロプスによる無差別な破片攻撃が原因であり、それがモブルフの命を奪ったと考えているのだった。と言うか、そう思うようにしている。


 決してモブミを手に入れるために、あえてポーションを使うのをやめたり、回避の際にモブルフを放置したことなど、ないったら、ないのだ! 死人に口なしである。


(モブルフ……お前の勇姿は忘れない。モブミのことは俺に任せて成仏しろよ。それにしてもグラマラスボディか……グフ、グフフ……じゅる……)


 戦場において、とても見れたものではないくらいのいやらしい顔つきとなっているモブロウを見た者がいれば、十人が十人ともきっとドン引きするだろう。


 そのような狼男側の陣営にて闖入者が現れる。目の前のサイクロプスたちに集中しているため、狼男たちは誰も気づかない。


 そう。気づかれていない者の名前は何を隠そう、銀の弾丸を試すために遊びに来たケビンである。決してイジメに遭い、ハブられて無視されている訳ではない。


 両陣営が血で血を洗うような壮絶な戦いを繰り広げていても、空気を読まないケビンはそのような戦いなどどうでもよかった。


 ただ、今やるべきことは銀の弾丸の試し撃ちである。


 そして、とうとうこの戦場において不釣り合いなほどの、甲高い発砲音が鳴ってしまうのだった。


「うぐっ――」


 すると、試し撃ちの標的にされてしまった狼男は、ばたりと倒れ込んでしまう。サイクロプスの攻撃を受けたわけでもないのに、何故か倒れてしまった同胞に仲間たちが困惑する。


「よっしゃああああ!」


『やりましたね、マスター! やはり狼男には銀の弾丸です!』


 狼男に対して銀の弾丸が効いたことを喜ぶケビンとサナだったが、ここで空気を読まないエアブレイカーが冷静な発言をしてしまった。


《銃で撃たれたんだから、銀の弾丸とか関係なく普通に死ぬでしょ》


 そのエアブレイカーによる痛恨の一撃を受けたケビンとサナは、熱狂していた雰囲気をぶち壊されてしまい沈黙してしまう。楽しい雰囲気のところで、こうも現実的な冷めた発言をされてしまうと、人は言葉を失ってしまうらしい。


「……ないわー」


『……今のはちょっと……』


《な、なによ……本当なことを言っただけでしょ!》


「いかにシステムが凄い存在だとしても、今のはないわー……これはアレだな。口が災いして友達を失くすやつの典型的なパターンだな」


《友達なんて端からいないわよ!》


 誰もが認めるようなとても寂しい発言によって、ケビンとサナは再び沈黙してしまう。


「……それ……自分で言ってて虚しくならない? ボッチを拗らせると、周りの空気を読めなくなるんだな。むしろ、変な発言をして空気を読めないどころか壊す羽目に……」


 元ボッチのケビンが自分のことは棚に上げてシステムを指摘すると、サナも楽しい気分を落とされたためか擁護する言葉が出てこない。


『今回はさすがにサナも擁護できません……』


「サナは友達にすらカウントされていないしな」


『悲しい……』


 ケビンがシステムの発言を取り上げ指摘すると、それを聞いたサナが悲しい発言をしてしまったため、システムは慌て始めてしまう。もう、針のむしろである。


《ち、ちがっ……サナちゃんはお姉ちゃんだから……》


 そして、システムが必死の弁明を図っている状況であろうとも、戦場であるこの場の事態は本来なら待ってくれない。


 だがしかし、狼男たちは待ってくれていた。いや、むしろ、傍から見るケビンがブツブツと独り言を呟いている危ない人間に見えてしまうため、狼男たちは関わり合いになりたくなかったと言うのが、嘘偽りのない心情であろう。


 しかしながら、そうも言ってられないのが現実だ。ここは戦場であるとともに、今現在狼男たちはサイクロプスたちと交戦中なのだ。そこへやって来た如何にも怪しげな人族。たとえ如何に怪しかろうと、狼男たちは誰何せずにはいられないのだ。


「あそこに変な人族がいるぞ!」


「誰だ、貴様は! ここへ何しに来た?!」


 前衛との交代要員として待機していた狼男がそう問いかけると、ケビンはニヤリとしてそれに答える。


「誰だ貴様はってか? ……そうです、私が変な人族です」


『変なひ~と族、だか~ら変なひ~と族♪』


「だっふ……ゲフンゲフン……ってちがぁぁぁぁう! つい、ノリで危ない発言をしてしまうところだったじゃないか!」


 ケビンのノリツッコミについていけない狼男たちは、またケビンが1人で喋っていたことに対してドン引きしていた。話しかけていた狼男に至っては、話しかけたことを後悔するほどだ。


『いや……変な人族っていう言葉が既に危ない発言ですよ? 自分でそんなことを言う人はいませんから』


「そこは……アレだ……アレなんだよ。と、とにかく、俺はただの冒険者だ! 冒険者がどこで冒険しようとも冒険者の勝手だ!」


『冒険者の冒険者による冒険者のための冒険ってくらい、冒険のオンパレードですね!』


 そして、たとえケビンが冒険者を名乗ったところで、それを鵜呑みにするほど狼男たちの頭はお花畑ではない。


 ということであれば、狼男たちの反応はどうなるのか?


 答えは、当然のことながら怪しい人族のケビンに襲いかかることになる。


「殺っちまえ!」


「さっさと殺って、前衛と交代するぞ!」


「ちょ……俺はただの冒険者で……!」


 未だにただの冒険者をかたろうとするケビンに対して、一斉に襲いかかる狼男たち。得体の知れないケビンの存在がある意味で恐怖となり、さっさと排除して心の安寧を保ちたかったのだ。


 だが、相手はあのケビンである。焦っている風を装ってはいるが、内心では銀の弾丸をまた撃てるためにウキウキとしていた。


 そして、再び鳴り響く発砲音。


 すると、倒れ伏す狼男。


 そうなってしまえば、慌てふためくのは狼男たちである。


「怪しげな術を使うぞ!」


「こんなことができる人族がいてたまるか!」


 襲いかかる狼男たちの攻撃をひらりと躱しては、再び鳴り響く発砲音。銀の弾丸をその身に受けた狼男たちは、1人、また1人と倒れ伏していく。


「ゆ、勇者だ! こんなデタラメな強さは勇者しかいない!」


 狼男の1人がありえないとばかりに大声を上げると、それを聞いた周りの狼男たちは攻撃の手を休めてしまう。更には、前線で戦っている狼男たちや、サイクロプスでさえも攻撃の手を休めた。


「あの奇妙な武器…………っ、まさか!?」


 指揮官役の狼男がケビンの使う武器やその性能に対し、何やら思い当たる節があったようで、すぐさま仲間の狼男に対して城へ戻り報告を行うようにと戦場から逃がすのであった。

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