第593話 学校へ行こう

 ケビンと朔月さつきのバトル時間が延々と過ぎていく中で、ケビンの操作するキャラに変化が起こり、朔月さつきは一瞬のことだが目を見開いた。


「――ッ!」


 それは、初めて朔月さつきの操るキャラに対して、パンチ1発分だがダメージを与えたのだ。


 今まで散々嬲られてきたケビンは、ただ無為に時間を過ごしていたわけではない。やられている中でも朔月さつきの操作するキャラを観察し、時には試合を諦めたフリをしてコントローラーの操作をやめ、朔月さつきの動かす手の流れを盗み見し、情報を着々と蓄積していったのだ。


 ここはケビンの言う通りで地球ではなく異世界。そこで生まれ変わったケビンには、異世界ならではのスキルという強い味方が付いているのだ。


 【センス】という何事においても感覚が研ぎ澄まされ、ケビンの成長の糧としてくれるものや、【並列思考】という別々の処理を同時進行で行ってくれるスキルがある。


 それらの恩恵を受けたケビンは、最強の格闘ゲーマーの技術を収集していき、時間が経てば経つほどにケビンの格闘ゲーム技術が向上していったのだ。


 それに驚いていたのはなにも朔月さつきだけではない。勝負の行方を片手間でチラチラと盗み見ていた結愛ゆあ陽炎ひなえも、朔月さつきの操作するキャラの体力ゲージが減っていることに驚愕していた。


「うそ……」

朔月さつきがダメージを受けてる……」


 ――『K.O.』


 終わってみれば朔月さつきが今まで通り勝っているのだが、終わり方が今まで通りではなくなってしまっていた。


「やっと1発だ。この1発は大きいぞ」


「……にぃ、ズルした?」


 その結果を受け入れたくないのか朔月さつきがそのように言うが、ケビンは冤罪に対して特に怒ることもなく言葉を返す。


「ズルなんてしてない。それは対戦してた朔月さつきの方がよくわかってるだろ? ズルして勝つなら、最初からズルしてる。対戦において本気でやってるのに負け続けるって、結構心が打ちのめされてしんどいんだぞ?」


「……嘘つきのパターンじゃない」


「当たり前だ。それにズルの仕様がないだろ。チートコードを仕込むにしてもゲーム機を起動してからだし、その仕込む現場を朔月さつきたちに見られるからな」


「確かに」


「お兄ちゃんの疑いは晴れたか?」


「ごめんなさい、にぃ」


「別にいいさ。朔月さつきにダメージを与えるなんて、奇跡に近いものだしな。疑いたくなるのもわかる。だが、俺はこれを奇跡にしない。なにがなんでも朔月さつきに勝つぞ」


「……負けない!」


 それから対戦を再開させた2人は、今まで以上に集中していく。ケビンは朔月さつきに勝つために、朔月さつきはケビンからのダメージを受けないために。


 今まで以上に白熱するバトルはその後も続くのだが、お昼になりケビンが食事を出して休憩を入れる頃には、朔月さつきの操作するキャラの体力ゲージは4分の1ほど削られていた。


 その後、夕ご飯時にまた食事休憩を入れた頃には、朔月さつきの操作するキャラの体力ゲージは半分ほど削られており、ケビンの成長速度に朔月さつきは戦慄する。


 そして、2人の対戦はお風呂後にまた再開することとなった。兎にも角にも、勝負の最中と言うことで2人はカラスの行水かのごとく、さっさとお風呂を済ませてしまい、結愛ゆあ陽炎ひなえも勝負の行方が気になっているので、同じくさっさとお風呂を済ませてしまう。


 それから勝負を再開させた2人は刻々と時間が過ぎていく中で、ケビンは順調にダメージを与えていくことに執念を燃やし、朔月さつきはジリジリと体力ゲージの減る量が増えていくことに、誰の目にも明らかなほど焦りを感じていた。


 やがて日付が変わりそうになる頃、とうとうその時が訪れる。


 ――『K.O.』


 試合の終わりを告げる大型モニターからの声が聞こえると、今までと違うのはケビンの操作するキャラが勝利のポーズをとり、朔月さつきの操作するキャラが地に倒れ伏しているということだ。


 その差は僅かパンチ1発分の体力ゲージ。だが、その1発分が勝負の行方を左右していた。体力ゲージが残っているのはケビンの操作するキャラで、朔月さつきの操作するキャラではない。


「勝った……」


「負けた……」


「本当に勝っちゃった……」

「おにぃ、すごい……」


 ようやく勝てたケビンは喜びの気持ちもあるが、集中が切れたのかどっと疲れが出てしまい、その場でコントローラーを投げ出し寝転んで脱力すると、固まった体をほぐすために伸びをする。対して朔月さつきは画面を見続けており、久方ぶりに負けたという現実に直面し呆然としていた。


 そのような中で、寝転がっているケビンに結愛ゆあが話しかけた。


「健兄、朔月さつきに何をさせる気なの?」


「ん? ああ。それは当然エッチなご奉仕だ」


「やっぱり……」

「安定だね……」


 ケビンの要求内容に呆れている結愛ゆあ陽炎ひなえだが、結愛ゆあがいつもと変わらないことだと伝えると、ケビンは考えていたことを伝え返す。


「コスプレさせる。あとはイメプレ」


「業が深いよ、健兄」

朔月さつき、持つかな?」


「これは結愛ゆあたちもだぞ」


「嘘でしょ!?」

「聞いてないよ!?」


「言わなかったか?」


「「言ってない!」」


 あっけらかんとするケビンに抗議する結愛ゆあたちだが、続くケビンの言葉によって抗議の意思が揺らいでしまう。


「それなら2人は俺が朔月さつきを抱き続ける光景を、ずっと見てるだけでいいんだな?」


「え……それはちょっと……」

「苦行過ぎる……」


 ケビンと朔月さつきの逢瀬を見続けるのではなく、部屋に帰るという選択肢が端から頭にないのか、それとも1人だけで抱かれる朔月さつきがズルいと思ったのかはわからないが、結愛ゆあ陽炎ひなえはケビンの要求を飲むことにしたようだ。


「じゃあ、参加決定ということで」


「うっ……やむなし……」

「何されちゃうんだろう……」


 結愛ゆあ陽炎ひなえが諦めの境地に辿りついた頃、呆然としていた状態から我に返った朔月さつきがケビンに話しかける。


「にぃ、私は何をするの?」


「とりあえず、これを着てくれ」


 そう言うケビンが体を起こし【無限収納】から取り出したのは、2人分のブレザーと1人分のスーツだった。


「これ、うちの制服……」


「懐かしい~」


「え……スーツってことは……先生役っ!?」


 それを見た朔月さつきは制服を受け取り呆然とし、陽炎ひなえは久しく着ていない制服を見て懐かしむのだが、結愛ゆあは自分も女子高生になるつもりだったのか驚きを隠せない。


 実はケビンがこれを着せようと思ったのは、月見里たちとの逢瀬が原因である。その時に学校プレイを楽しんだケビンは、どうせならと今後のことを考えて朔月さつきたち元女子高生嫁に着せるため、ソフィーリアにしれっと製作を頼んでいたのだ。


 当然のことながらソフィーリアはこれを快諾し、ケビンは嫁となった元女子高生の人数分だけ頼んでいたのだが、何故かそれ以上の数がケビンの【無限収納】の中に入っていた。


 そのことに対してケビンは一抹の不安を感じてしまったが、先のことは深く考えないようにして現実逃避して逃げたのだ。


 しかしながら結愛ゆあたちはそのような背景は知らず、制服を受け取った朔月さつきが当たり前のことを口にする。


「これを着て欲しいなら言ってくれれば、こっちに来た時のがポーチの中にあるのに」


「それは俺からのプレゼントだ。こっちに来てから多少なりとも体が成長したりもしただろ? 戦闘訓練とかもしていたんだし、元の体型のままってことはないはずだ」


「確かに……」


「それに代えの服を支給されるまでは制服だっただろうし、ほつれていたり傷んでいたりしているかもしれない。ということで、生着替えからよろしく」


 ケビンがそう言うと、朔月さつきは勝負に負けたこともあってか淡々と着替えを始めていき、結愛ゆあ陽炎ひなえも懐かしさからか抵抗もなく着替えていく。


「よし、俺も準備するか」


 三姉妹の準備が終わったところでケビンもまたコスイメプレをするために、【肉体構造変化】スキルを使って自らの見た目を前世である健の18歳時の姿に変え、ブレザーに袖を通した。


「健兄……その姿……」


 結愛ゆあはそのあどけなさの残る健の姿を見てしまい、口元に両手を当ててフルフルと震えだし瞳から雫をこぼす。それは結愛ゆあだけに限らず、陽炎ひなえ朔月さつきにしてもそうだ。


 それも当然のこと。三姉妹は健がこの世を去ってから、祖父母が保管していた健の成長日記とも言えるアルバムを、穴が空くほど何度も何度も見返しているのだ。たとえ健の姿が何歳の姿であろうと、その三姉妹が見間違えるはずもない。


 そして自然と足の進む三姉妹は、そのまま健に抱きつくとわんわんと泣き出してしまう。


「健兄っ、昔の健兄っ!」

「おにぃ、おにぃ!」

「にぃ、ずっと一緒!」


 それからしばらくは結愛ゆあたちが落ち着くまでケビンは宥め続け、ようやく落ち着いた頃に結愛ゆあたちは、大人げなく泣き続けていたことをはにかむ。


 すると、ケビンはシリアスな空気を読まず、欲望を満たすための設定を割り振っていく。


結愛ゆあは先生役、俺は高3、陽炎ひなえ朔月さつきは高1で、俺たちは姉弟妹ってことにしよう。結愛ゆあは先生役だから、俺を『健兄』呼びするのは禁止だからな」


 我欲を突き進むケビンに三姉妹は苦笑いを浮かべるが、ケビンの決めた業の深い設定を快く了承すると、ケビンの待ちに待った学校プレイがスタートする。


『ソフィ、学校を再現してくれ』


『わかったわ。ついでにオプションもつけておくわね。好きなだけ楽しんで』


『助かる、ありがとう』


 そして、ソフィーリアの力が発動すると寝室の景色から一変、そこは朔月さつきたちの通っていた学校の教室となる。突然の変化に戸惑いを隠せない三姉妹だったが、「ソフィの力」とケビンが説明すればすぐさま納得してしまったのだった。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



朔月さつきっ、この縄を解くんだ。ってゆーか、服をくれ、服を!」


 今現在、健は誰も来ない用具倉庫にて、朔月さつきから柱に手を縛りつけられてしまっていて座っていた。


 この状況に至った経緯は朔月さつきから「にぃにしか言えない相談がある」と言われ、誰も来ない用具倉庫に呼び出されたのだ。そして、何の疑いも持つこともなく倉庫の中に入った健の背後から、朔月さつきがスタンガン(セリフのみ)を使い、健を動けなくすると柱に縛りつけたのだった。


 その柱に縛りつけられている健は今現在、朔月さつきの手によって丸裸にされている。さすがに妹だとはいえ、裸を見られ続けているのは健にとっても羞恥心が込み上げてくるというもの。実のところ健の思考は、縄のことはともかく服は返して欲しかったというのが大きい。


「やっと2人きりだね、にぃ」


 妖しく舌なめずりをする朔月さつきの姿に、健は自分の姿がアレな状態でもあるので不安を感じてしまう。その光景はまさに、肉食獣の前で身動きの取れなくなった草食獣のようだ。


「さ……朔月さつき? と、とりあえず話し合わないか? 人類には言葉という素晴らしいコミュニケーション能力があるんだ。話せばわかる。人はお互いに理解し合えるんだ」


「話して済むなら戦争は起こらない」


「ぐっ……」


 痛いところを突かれてしまった健は言葉に詰まる。そして、ジリジリとにじり寄る朔月さつきがブレザーの上着を脱ぎ捨てると、ブラウスのボタンを外していく。


 その朔月さつきは全てのボタンは外さず、見せるのに充分な領域を確保した上で、健に話しかける。


「にぃが半脱ぎフェチなのは知ってる」


「ふぇっ??!!」


 唐突なことを言われて混乱する健だが、いつの間にか育っていた朔月さつきの胸からは目が離せない。


「にぃのベッドの下、しかも壁側の奥の箱」


「ちょっ!?」


「手前にはスポーツ誌などの箱でカムフラージュ」


「まっ!?」


 健は思い当たる節があり過ぎてダラダラと汗を流す。


「嬉しかった。コレクションの中には兄妹モノの雑誌もあった」


「ぷげらっ!」


「妹から襲われたいんだよね? 草食系のにぃらしい」


「ちょげらっ!」


「大好きだよ、にぃ」


 それから健は朔月さつきに襲われてしまい、哀れな姿を晒してしまう。


「……妹に襲われてしまった……」


「んふふ……コレクションのお話みたいになっちゃったね。これからもいっぱい子作りしようね、お兄ちゃん」


 嬉しそうにお話のセリフを言う朔月さつきによって、健はこの後も解放されることなく襲われ続けて、朔月さつきの搾り取られ続けるのであった。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 お昼になろうかという時にようやく朔月さつきから解放された健は、誰もいない屋上で自分の手を枕にして寝転がると、先程までの朔月さつきとの逢瀬を思い出す。


「やっちまったなぁ……」


 流れていく雲をぼーっと眺めながら感慨にふける健は、これからどうしたものかと思考がぐるぐると回り、出口のない迷路を攻略している感覚に陥っていた。


 そのような状態の健に影が差す。


 ふと視線を頭頂部側へ向けてみれば、そこで仁王立ちしている陽炎ひなえの姿を映し出した。


「……ピンク」


 ボソッと呟いた健の言葉が聞こえたのか、陽炎ひなえはバッとスカートを押さえ込むと声を上げる。


「エッチ!」


 陽炎ひなえからそのようなことを言われているにも関わらず、健の頭の中では、先程まで体を重ね合わせていた朔月さつきのことを思い浮かべていた。


朔月さつきは水色だったな……)


 双子ゆえという安直な思考のもとで、下着も同じものを選んでいると想像していた健だったが、意外にも色が違ったのでどこか新鮮な気分に浸ってしまう。


「おにぃ」


「何だ?」


 相も変わらず視線はスカートの中を覗こうとガン見している健だが、その健の姿を見下ろしている陽炎ひなえの視線は1点に注がれていた。


「それ……陽炎ひなえでなったの?」


 健は陽炎ひなえが何を指して言っているのかわからず、その視線の先を追うと、その先では健の股間がもっこりしていたのだ。


 さすがにここで陽炎ひなえのパンツを見た後に、朔月さつきとの逢瀬を思い出したからなったとは口が裂けても健は言えない。


 健は空気を読める男なのだ。


陽炎ひなえのパンツを見たからだな」


 傍から聞けば変態発言待ったなしなのだが、そこは健。ことに及ばなければ堂々と言ってのける男でもある。もしかしたら、朔月さつきとの件で何かが吹っ切れたのかも知れない。


「そ……そうなんだ……」


 健の堂々発言が陽炎ひなえの何かに触れたのか、陽炎ひなえは押さえていたスカートから手を離すと健の頭部付近まで近づき、スカートの裾を掴んで前方へ少し持ち上げる。


「ど……どうぞ……」


「絶景だ」


 まさか妹自ら見せに来るとは思わなかった健は、恥ずかしそうに頬を染め横を向いている陽炎ひなえの姿に、ムラムラとしてしまう。


 しかしながら、見せられたからといって小山が平原になるはずもない。むしろ、大山になること間違いなしだ。


 そこで健は何を思ったのか、陽炎ひなえに鎮めるお手伝いを頼んでしまう。


「…………は……はあ?」


 一瞬、何を言われているのか理解が追いつかなかった陽炎ひなえだが、そこは多感な女子高生。しっかりとそっちの知識もあるようで、顔を真っ赤に染め上げることによって、何を要求されているのかを語らずとも知っていると示してしまう。


陽炎ひなえのせいでこうなったんだ。お兄ちゃんは悪くない」


 やはり朔月さつきと一線を越えたせいで吹っ切れたのか、それともバグったのかはわからないが、いつもとは違う兄の態度に陽炎ひなえは戸惑いを隠せない。


「…………陽炎ひなえにされると嬉しいの?」


 おずおずとそう尋ねてくる陽炎ひなえに対して、健は断言する。


「もちろんだ!」


 断言した効果かどうかはわからないが、陽炎ひなえが逡巡したあとに健の腰横まで歩くとそこでしゃがみ込む。だが、ここで健は新たな要求をするのだった。


 その後も健から適宜飛んでくる指示に、一生懸命に応えていく陽炎ひなえの頑張りのおかげで、健は満足のいく結果を得る。


「おにぃ、陽炎ひなえ頑張ったよ」


「ああ、偉いぞ」


 そこから健はあぐらをかいて座り陽炎ひなえと向き合うと、真面目な顔つきで声を出す。


陽炎ひなえ……ヤらせてくれ」


「…………え?」


 とうとうぶっちゃけてしまった健だが、陽炎ひなえはポカンとしてしまう。だが、バグった健は止まらない。


「ヤらせてくれ」


「……本気? 陽炎ひなえたち兄妹なんだよ?」


「違う。仲のいい兄妹だ。これは仲のいい兄妹のスキンシップで、何ら問題はない。だから陽炎ひなえもお兄ちゃんのお手伝いをしてくれたんだろ?」


 健の超絶理論が炸裂すると、それを聞いている陽炎ひなえが本心を語り始める。


「だって……おにぃのこと……その……好きだし……命令されちゃうと何だか逆らえない気分になって……」


「よし、わかった。陽炎ひなえ、ヤらせろ」


 奇しくも「命令されると逆らえない」という陽炎ひなえの本心を聞いてしまった健が、お願いではなく命令してしまうと、陽炎ひなえは本当のことを言っていたのか、おずおずと命令に従ってしまう。


 やがて1回戦が終わると、健は治まりがつかず2回戦へと移行する。


「おにぃ、ダメだよ」


「可愛い陽炎ひなえが悪い! 俺は悪くない!」


「そんなぁ……」


 その後も健は全然止まらずに、屋上で散々陽炎ひなえの体を堪能したのであった。

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