第528話 身内だからこそ癖を熟知している

 ソフィーリアとの連絡が途絶えてしまったケビンは、目の前にある問題をどう解決するかで大いに悩んでいた。


『どうするよ、サナ?』


『ユー、食べちゃいなYo☆』


『馬鹿か!? 前世は叔父ですって言って、ヤレって言うのか!?』


『プークスクス……サナはデザートのことを言ったんですよ? 糖分を補給して頭の回転をあげるために言ったのに、いったい何を想像しているんですか? すぐそっち方面の考えに行きつくなんて変態ですね』


『くっ、この……』


 そして、サナにからかわれているケビンの現状など知りもしない教育実習生の結愛ゆあは、デザートを食べながらケビンに質問を重ねていく。


「それで、ケビンさんは九十九さんとお知り合いのケビンさんで間違いないんですよね?」


「……はい」


「ミートソーススパゲティを作ってあげたとか?」


「はい」


「抹茶も出してあげたとか?」


「はい」


「旦那様だとか?」


「はい……やいやいや、それはない! それはももが勝手に言ってるだけだ。ももと結婚した覚えなんてないぞ!」


「でも随分と親しげに呼ばれてますよね? 女の子を名前で呼ぶなんて」


「うちのもんがももと友だちになって、それで親しくなったんだよ」


 このようにケビンが結愛ゆあに問い詰められている頃、周りの女子たちは話半分でデザートに集中している。既にその目はケビンを映してなく、目の前のデザート盛りだくさんしか見えていないようだ。


「それにしても不思議ですよね。どうして異世界人であるケビンさんがミートソーススパゲティや抹茶を知り得ているのでしょうか? おかしいですよねー?」


『くっ、姪っ子にそっち系の知識があるためにやりにくい……』


『マスターが可愛がるからですよ。自業自得ですね』


『過去の自分が恨めしい……』


「それでケビンさん、どういうことですか?」


「過去の勇者たちが色々と文化を残しているんだよ」


「それにしては、ミートソーススパゲティや抹茶が売られていないのが不思議ですよね? 文化が残っているのなら、そこら辺で売っていても不思議ではないと思います」


「焼きそばがある」


「ああ、それなら私も食べましたよ。焼きそばではなく【焼きルドーヌ】ですけどね」


「ぐっ……」


「でも、それがあるのに同じ麺類のミートソーススパゲティは見たことがないんですよ」


「……実は料理が趣味で」


「再現したと?」


「そうなるかな……」


「何を元に? 勇者たちが残したレシピ本なんて売ってないですよね?」


「うっ……それは……その……ツテを頼って……」


「ツテ? 冒険者のケビンさんに、勇者たちが残したレシピを知っている人のツテがあるのですか?」


「冒険者って色んな依頼を受けるために顔が広いから……」


「またまた不思議ですねーここにはいませんが、無敵君という生徒が【Sランク冒険者のケビン】というのを手がかりに捜していたみたいですけど、誰に聞いても『そんな冒険者は知らない』と返されたそうですよ? Sランクなら有名で顔が広いはずなんですけどねー?」


(何やってんだよ、無敵は! 俺を破滅させる気か!?)


 じわりじわりと崖っぷちに追い込まれていくケビンは、ここにはいない無敵に対して恨み言を募らせていくが、結愛ゆあの追い詰めの一手は休まることを知らない。


「そういえば九鬼君の行方を知っているそうですね。これも無敵君からの情報なのですけど」


(Nooooh!!)


「ク、クキは……無敵に会った1ヶ月前くらいに出会っただけだから。い、いやぁ、今頃なにをしているんだろうなー……確かダンジョン都市に行くって言ってたからなぁ……」


「へぇーそうなんですか。では、今は知らないということですね」


「そ……そうなるね、うん」


 上手く躱せたと思って安堵するケビンだったが、ここに来てデザートばかり食べていた双子の妹である、朔月さつきがボソリと呟く。


「嘘言ってる」


「なっ!?」


 それに反応するのは尋問係である結愛ゆあだ。


「あら、ケビンさんは嘘をつかれているのですか?」


「にゃ、にゃにを言ってるのかな?! 俺が嘘をつくわけないだろ?」


「にゃにゃっ!? にゃ仲間がいるにゃん」

寧子ねねちゃんと一緒だね」

「良かったですね、寧子ねねさん」


 ケビンが嘘つきというレッテルを張られようとしていた頃、双子の姉である陽炎ひなえがトドメを刺しにきた。


「嘘をつく時のパターンがおにぃと一緒だね」

「にぃと同じ」

「そう言われてみれば一緒になりますね」


(なんじゃそりゃぁぁぁぁ! 叔父の嘘つきパターンを分析とか、なにやってんの!?)


 全員の視線が突き刺さる中で、ケビンは内心ドキドキしながらもデザートを一生懸命に食べていく。


「さて、嘘をついたのはどのあたりでしょうか?」


「ん? ウソナンテツイテナイヨ?」


 ケビンが何とか誤魔化そうと頭をフル回転させている時に、朔月さつきは淡々とケビンが嘘をついた部分を列挙していき、それを結愛ゆあに報告していた。


朔月さつきぃぃぃぃ! 昔から嫌なところを的確に突いてくるゲーマー技術はまだ健在なのか!?)


「はぁぁ……困りましたねえ……ケビンさんは嘘だらけなんですね? これはもう、九十九さんをこの場に呼ぶしかないような気がします」


「も、ももは呼ぶなっ!」


「では、正直に話してもらいましょうか? 大丈夫です。悪いようにはしませんよ」


「…………はい」


 それからケビンは結愛ゆあから次々と質問をされていき、嘘つきパターンを熟知している三姉妹が目を光らせている中で嘘をつくわけにもいかず、九鬼の行方を知っていることを白状するのである。


「そうですか。九鬼君のお師匠さんで、九鬼君を戦えるように強くしてくれたんですね?」


「はい」


「ありがとうございます。あのままでは村人同然と言われていましたので、九鬼君がちゃんと生活できていることは喜ばしいことです」


「では、クキの情報もきちんと伝えたので俺は帰りたいと思います」


「あら、まだ嘘をついた部分があるのに帰られるんですか?」


「うっ……」


「ケビンさん、実は転生者なのではないですか?」


「そ……それは……その……」


「転生者なら納得がいく話なんですよ。ミートソーススパゲティも抹茶の件も。前世の記憶を保持したまま転生したのなら、地球のことも知っていて当然ですから」


「何のことだか俺にはサッパリで……」


「嘘」


朔月さつきぃぃぃぃ!」


 またもや朔月さつきから嘘だと判定されたケビンは、うっかり心の中ではなく朔月さつきの名前を口に出してしまったことで、更なる追撃を受けてしまう。


「にぃだ……」

「ゲームでおにぃが追い込まれた時とパターンが一緒……」

「ここまで似てるなんて……」


「あっ、俺、買い物頼まれてたんだった! 早く買いに行かないと店が閉まってしまう。ということで、さらばだ!」


 ヤバいと感じたケビンが早々に立ち去ろうとして入口に向かって行ったら、後ろから結愛ゆあに引き止められてしまう。


「待って、健兄!」


 ソフィーリア以外は誰も呼ぶことのないその名を聞いてしまったケビンが、ビクッと反応して足を止めてしまうと、すかさず結愛ゆあが追いかけてきてケビンの背中の服を掴む。


「健兄なんでしょ? 健兄だよね? 私たちの大好きな加藤健だよね!?」


「……」


「ずっと、ずっと会いたかった……もう死んだから会えないとわかっていても、健兄が教えてくれたラノベを読んでて、『どこかで転生している健兄に会えたら……』ってずっと想ってた……」


結愛ゆあ……」


 背後から聞こえる結愛ゆあの涙ながらの告白を聞いているケビンは、ソフィーリアから聞かされていた『塞ぎ込んだ』という内容を思い返しては、背後ですすり泣く結愛ゆあの心境に思いを馳せていた。


 そのような中で、陽炎ひなえ朔月さつきがケビンの前面に来ては抱きついてきて、結愛ゆあと同じように泣きながら気持ちを吐露していく。


「おにぃ……ずっと一緒にいてよぉ……」

「にぃ……もう消えちゃヤダよぉ……」


陽炎ひなえ朔月さつき……」


 しばらく泣き続ける三姉妹によって、他の客や店員たちは聞き耳をたてながらわからない部分はスルーして、理解できる部分だけを飲み込んだら、離れ離れだった兄妹が再び出会うことができたのだろうと、感動の再会を見ては涙を流す人もいる。


「知り合いだったにゃ?」

「お兄ちゃん?」

「でも、見た目が全然似てませんよ?」


 奇しくも取り残されている3人は状況についていけてないが、デザートだけは別物らしく、パクパクと口にしながら感想をこぼしていた。


 それから三姉妹を落ち着かせたケビンは席に戻って再び座り直すと、結界を張ってから三姉妹に対し、死んだ後にこの世界に転生したことを伝えていく。それを聞いている三姉妹はすぐにその話を理解するが、非オタである残りの3人は何が何だかわからない状況となる。


「あぁぁ……君たちにもわかりやすく言うと、俺は日本で1回死んでいる。その後に神様から転生するかの話を振られて、俺は迷わず転生することにしたんだ。つまり生まれ変わりだな。宗教上や架空の話とかで輪廻転生とか聞いたことがあるだろ? あれが実際に起こったわけだ」


「す、凄いにゃ! 生まれ変わりにゃん」

「生まれ変わりってあったんだねー」

「私の前世はなんでしょう? 虫とかじゃなければいいですけど」


 そして6人ともが同じ情報を共有できたというところで、結愛ゆあが今後のことについてケビンに話しかけた。


「健兄、私たちと一緒に行動しよう?」


「それはできない」


「何で!? せっかく再会できたんだよ!」


結愛ゆあたちは魔王を倒しに行くんだろ? イベントはちゃんと消化しないといけないと教えたはずだ」


「でも、健兄と離れたくない!」

「私もおにぃと一緒にいたい!」

「にぃ……離れちゃヤダ……」


「まぁ、時期がくれば会えるさ。その後はいっぱい遊んでやる」


「時期っていつ?!」


「そのうちだな。結愛ゆあたちはそれまでにイベントを終わらせておくんだ。それと、これは俺からの餞別で教団から利用されている状況から解放してやる」


「利用ってなに?」


 いまいち理解をしていない結愛ゆあたちへ、ケビンがバングルにかけられている付与を説明していくと、6人とも顔を青ざめさせて腕に嵌めてあるバングルへと視線を落とす。


「例えば『とある人を殺せ』と暗示をかけられたら、自然と『とある人を殺さないといけない』と思い込むようになって、その指示が蓄積されていくとそれを実行に移したあとは、その人を殺した記憶が残ったままその後もその記憶に悩まされることなく、普通に生活を続けていけるということになる。しかし、強制力の強い暗示は1回だけじゃ効果は薄いから、何回もかけ直す必要がある」


「なに……それ……」


「私たちは人殺しの道具じゃないよ!」

「にぃ、助けて……」

「そんなの嫌にゃ……」

「洗脳だなんて……」

「ああっ、女神様……」


「それで、ももの時はさっさと解放されたくてサクッと解除してしまったから、いまいち発動条件がわからずじまいだったが、結愛ゆあたちのバングルを解析した結果、発動条件がわかった」


「九十九さんのを解除してたの?」


もものグループは全員解除してるぞ。解除しないと付きまとうって脅されたからな」


 そう言うケビンから説明を受けた6人は、その場に居合わせなくてもその状況が手に取るようにわかってしまう。相手はあの生徒会長なのだ。1度絡まれてしまうとももゾーンに飲み込まれてしまって、そこから逃げるのにひと苦労するのは目に見えているからだ。


「で、発動条件は『女神フィリア様の名のもとに』に続けて『耳を傾けたまえ』というものだ。終了条件があいつらのお決まり文句でもある『女神フィリア様の加護のもとに』となって完了となる。バングルをした者は、その後に『導きを持って子羊を救わん』と答えてるみたいだけど、違和感をなくすためだろうな」


 ケビンはうっかり発動させてはまずいと思ったのか、言葉を区切って発動条件のワードを口にして教えたのだった。


「そう言えば、座学でフィリア教団の挨拶だから覚えるようにって言われてた」


「まぁ、結論を言うと記憶をいじる魔導具じゃないから、今までの記憶は残ったまま、ただそれを受け入れるか受け入れないかの違いになる。その程度の思考誘導による洗脳だ」


「健兄はどうしてそこまでわかるの? 異世界で俺TUEEEEしてるの?」


「俺はこっちの世界で自由を謳歌して趣味に走ってるからな。【鑑定】持ちの魔導具職人でもあるんだ」


「あぁぁ……フィギュアとか魔改造するの好きだったよね」

「ニーソの位置とか柄にこだわってたし」

「絶対領域が大事」


「うぉいっ! それはいま関係ないだろ!」


「お兄ちゃん変態にゃ?」

「エッチだね」

「ニーソが好きなんですか?」


「はぁぁ……結愛ゆあたちのせいであらぬ誤解を受けたじゃないか……とにかくバングルを出せ。不利効果を打ち消してやるから」


 それからケビンが6人のバングルをただの結界発動バングルに変えてしまうと、マジックポーチに追跡魔法の術式が刻まれていることも伝えたら、それを聞いた結愛ゆあは1つの結論に達することができた。


「もしかして……東西南北よもひろ君はそれを知っていたから、バングルとポーチを置いて姿を消したのかな」


東西南北よもひろ? 誰だ、それ?」


 ケビンからの問いかけに対して、結愛ゆあは行方がわからなくなっている生徒の情報をケビンに伝えると、奇しくもケビンはあずまたちと同じ結論に達する。


「そりゃ、アレだな。俺TUEEEEするために姿を消したな」


あずま君たちは逆襲劇が始まるって言ってた」


「あぁぁ、オタたちか……」


「えっ、知ってるの?」


「ダンジョンで会ったからな」


「それじゃあ、あずま君たちが連絡で上げてきていた、異世界の強そうな冒険者って健兄のことだったの!?」


「無敵君たちも会ったって連絡してきてたよね」

「生徒会長は名前入りで喜んでた」


「セレスティア皇国にいたなら何で会いに来てくれなかったの!?」


「いや、その時は結愛ゆあたちが召喚されてるなんて知らなかったし、そもそもそれに気づいたのはさっきの自己紹介の時だぞ。昔に比べて結愛ゆあは美人になり過ぎだし、陽炎ひなえ朔月さつきは可愛くなり過ぎだし、『男子三日会わざれば刮目して見よ』じゃないけど、女子も少し見ない間に物凄く成長するよな」


「「「~~ッ♡」」」


 相変わらずなケビンの無意識による口説く文句という名の洗礼を初めて受けた3人は、大好きな人からそう言われたということもあってか、顔を真っ赤に染めては悶絶していた。そして、その様子を見ている残りの3人はケビンの手腕に驚きを隠せない。


「呼吸をするように口説いてるにゃん」

「自然体すぎる……」

「あのように殿方から言われてみたいですね」


 その後のケビンはくれぐれもバングル効果が打ち消されていることを悟られないために、ある程度の指示に対しては素直に従うフリをするように徹底させた。


「健兄、行っちゃうの?」

「一緒にいたい……」

「ヤダヤダ!」


「また近いうちに会えるし、それまで我慢しろ。もう大人だろ?」


「じゃあ、ギュッてして」

「私も!」

「私もする!」


 ケビンは3人をそれぞれを抱きしめてやると、中々離れてくれずに苦労してしまうが、給仕係に言って支払いを済ませてしまうと、結愛ゆあたちに別れを告げて立ち去るのであった。


「行っちゃったね……」

「異世界に来て良かった」

「また一緒に遊べる」


「優しいお兄ちゃんだにゃん」

「趣味は変だけどね」

「お慕いするのも納得です」


「さぁーて、九十九さんに連絡を入れないと」


「えっ!? 秘密にするんじゃないの?」

「呼ばないって言った」


「ここには呼ばないけど、連絡しないとは一言も言ってないよ」


「おねぇ、あくどい……」

「ねぇはずる賢い……」


「私たちをいっぱい悲しませた罰なんだから、少しは苦労してもらわないとね。私たちが泣き続けていた日々を、健兄はこっちで楽しく遊んでいたんだよ? 2人はちょっとした仕返しをしたくないの?」


「でも……生徒会長に知られたら、旦那様にされちゃうよ?」

「にぃが取られるのはヤダ」


「大丈夫よ、この世界は一夫多妻制なんだから。私たちが先に健兄を手篭めにすればいいのよ」


「おねぇは元の世界に帰らないの?」


「健兄がこの世界にいるんだもん。元の世界に帰ったらまた寂しい日々を送らないといけなくなるし、仮に健兄を連れて行っても私たち3人で健兄の花嫁になれないのよ。私は貴女たちと仲違いするようなそんな人生は嫌よ。貴女たちは違うの?」


「おにぃと一緒にいたいし、おねぇも大事」

「にぃがいないのはヤダ、ねぇと喧嘩するのもヤダ」


「それなら決まりね。お父さんとお母さんには申し訳ないけど、娘の幸せのためと思ったら許してくれるはずよ」


「向こうの世界は今どうなってるんだろ……」

「手紙とか書けたらいいのに……」


 三姉妹がこの世界に残る決断を決めるとそれを見ていた残りの3人は、三姉妹の行動力に何故か感動していた。


「愛……愛だにゃ……」

「禁断の愛になるのかな?」

「何だか恋愛小説を読んでいるようです」


 こうして、奇しくもケビンの凡ミスによって自身の存在が明らかになってしまったら、結愛ゆあによるちょっとした仕返しで九十九のみならず、無敵や面識があったことを知ったあずまのグループにまで、帝国にその人ありと知らせてしまう。


「他のグループはどうしよう……んー……もう面倒だから全グループに発信しよ」


 そして、それは更に拡大して全グループに発信するという暴挙に達すると、帝国に【Sランク冒険者のケビン】がいるという情報が各グループに届いてしまい、かたやミートソーススパゲティのため(ぶっちゃけ生徒会長が羨ましかった)、かたや勝負を挑んでみたいがため(どれほどの強さなのか知りたい)、とりあえず会ってみたい(ただの野次馬根性)、何だか第6感が騒ぐためと、それぞれの目的を胸に抱いては帝国に向けて行路を変更するのであった。

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