第273話 国王とケビンと劇的大改造

 翌日、みんなで食事を済ませたあとはケビンがソフィーリアを連れて次の場所へと出かける。


 ティナたちも事情を知っているため、無理について行こうとはせずに見送るだけに留めていた。


 そしてケビンが向かった先というのは冒険者ギルドである。路地裏へ1度転移してからそこからソフィーリアと手を繋いで歩いて向かう。


 道行く人はケビンにもそうだが、その隣に並び立つ者に目を惹かれて自然と視線で追いかけていた。


「やっぱり目立つね」


「あなたがカッコイイからよ」


「いや、ソフィが綺麗すぎるからだよ」


 完全にバカップルと成り果てている2人は、そのまま冒険者ギルドへと入って行く。


 ここでも注目を集めてしまう2人であったが、2人のうち1人は規格外のケビンである上にあの戦争を終わらせた英雄であるために、例え連れている女性が美女であっても絡みに行くようなバカはいなかった。


 そのまま花道を進んで行くケビンとソフィーリアは受付の前に姿を現す。


「おはよう、サーシャさん」


「――ッ!」


 懐かしい声をその耳で受け取り顔を上げてみれば、愛しい人が目の前に立っていてサーシャは口元を抑えて涙をこぼす。


「心配かけたね」


「……ビン……く……」


 サーシャは受付から飛び出してケビンに抱きつくと、人目も憚らずにわんわんと泣き出してしまった。


 ケビンがそんなサーシャの頭を優しく撫でながら落ち着かせていると、奥からギルドマスターであるカーバインが出てくる。


「やっぱりか……サーシャの泣き声が聞こえてきたから、もしかしたらって思ったが……帰ってきたのか?」


「お久しぶりですね、カーバインさん」


「久しぶりも何もねぇよ、てめぇ1人で戦争終わらせたらトンズラこきやがって。どんだけ1人で抱え込めば気が済むんだ? ちったぁ、大人の俺たちにも責任を果たさせろよ」


 カーバインの口調は強く言葉こそ悪かったが、その瞳には涙を滲ませていた。


「戦争後の処理でしっかり果たせたでしょう?」


「お前が敵を全て殺したあとの楽な仕事で責任が果たせるかよ! どんだけお前に借りができたと思ってるんだ」


「まあまあ、ここから受付嬢を1人引き抜くのと、とりあえず帝都のギルドを復興するので、それで借りを返して下さい」


「帝国のギルドは機能してねぇのか?」


「俺が各地のトップと冒険者を殺しましたからね。給料が出ないんじゃあ、受付嬢が辞めていくのも当たり前でしょ? 腐敗してないギルドはきちんと機能していますよ」


「そこまで帝国は腐ってたのか?」


「大掃除で人口が結構減りましたから、ある程度の機能は一時的に麻痺したと思いますよ? 無事だったのは搾取されていた弱者の集まる村とか、善政を敷いていた街とかですね。村に関しては自活していますし、帝都がどうなろうと関係ないでしょうね。まあ、今はライル陛下たちが頑張ったお陰で帝国もある程度は回っていますが」


「わかった。引き抜くのはサーシャだな? 帝都のギルドマスターは仕事ができて信用のあるやつを派遣しよう」


「ありがとうございます」


「解体作業員はどうする?」


「そこは受付嬢と一緒で現地調達します」


「それと、ついでに言っておくがお前のランクはXになった」


「何ですかそれ? 1番上はSですよね?」


「戦争の功績の件で各国主要のギルドマスターが集まって会議を開いた時に、新しく【SS】と【SSS】と【X】ランクを作った。それでお前は他のSランク冒険者と力がかけ離れ過ぎていて未知数だから【X】となったわけだ。要はお前専用のランクってことだ。他にもSランクの中で収まらないやつらはランクアップしている」


「功績とかで上がるのはSまでってことですか?」


「そうだな。功績で上がったやつと実力でのし上がったやつの強さは全然違ってくるからな。ちなみにお前のカードはプラチナじゃなくてブラックだ」


「えぇープラチナになるの期待してたのに……」


「仕方ねぇだろ。会議でもう決まったことだ。あと、無理だと思うがサラ殿を連れてくることはできるか?」


「母さんもランクアップですか?」


「そうなるな。戦うところを初めて見たがあの実力でAランクは詐欺だろ? 3Sに昇格させたいんだが無理だよな?」


「うーん……俺が3Sなら同じランクってことになるから喜んで変更しにきますけど……」


「……わかった。実際、サラ殿の強さは未知数だしな。お前と一緒で構わんだろ。あの時も本気を出していなかっただろ?」


「ああ、手抜きはしていましたね。全然疲れていませんでしたから。恐らく弱すぎて途中から飽きたんだと思いますよ。ドラゴンに比べたら兵なんて雑魚ですしねぇ」


「それで充分だな。ということでサラ殿に伝えておいてくれ」


「わかりました」


 後日、ケビンに連れられたサラがギルドへ顔を出してケビンと同じXランクへと昇格すると、お揃いとなったことでその時の喜びようは言うまでもないがそれはまた別の話である。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 ケビンはそれからカードを更新するためにカーバインへ渡そうとしていたのだが、すっかり落ち着いていたサーシャがそれをぶんどり、ここでの最後の仕事とケビンのランクアップ処理は自分がすると言い張って受付の奥へと消えていった。


「愛されてんな」


「そうみたいですね……誰が処理しても一緒だと思うのですが……」


「あなた、あの子が拘るのも無理ないわ。今後、ランクアップすることがないのだからこれが最後なのよ。最後の処理を自分が済ませたっていう記念にしたいのよ」


「……ところで、そちらさんは新しい婚約者か?」


「あぁ、紹介がまだでしたね。俺の妻のソフィーリアです」


「初めまして、ケビンの妻のソフィーリアと申します」


「お前、結婚したのか!?」


「ええ、療養中に俺の世話をしてくれたのがソフィなんですよ」


「へぇーそりゃ、在り来りな話だな。それはいいがあいつも幸せにしてやってくれよ。結構長いことここで働いてくれた大事な受付嬢だからな」


「任せて下さい。サーシャさんをこのまま連れて行って大丈夫ですか? 最後の仕事って言ってましたけど」


「本来は引き継ぎとかあるけどな、さすがにあの状態でまだ仕事があるとは言いづらいだろ。お前について行く気満々なんだぞ? それを止めて恨まれたくもない」


「ご迷惑お掛けします」


 それから戻ってきたサーシャを引き連れてケビンはギルドを後にする。ギルドを出る時は、職員や冒険者たちからサーシャへ祝いの言葉が投げかけられ涙ぐんでいる者たちもいた。


 そしてケビンはそのままサーシャの家へと行き、ソフィーリアとの関係や自身のことを伝えてから引越し作業に入り【無限収納】に荷物を放り込んだら、引き払いの手続きを済ませて帝城へと転移した。


「ここがケビン君のお城なのね」


「まあ、何だかんだでそうなるかな。皇帝になる気はさらさらないんだけどね」


「じゃあ、何になるの?」


「自由な冒険者」


「なってるじゃない」


「ははっ、まあ、なるようにしかならないよ」


 ケビンがサーシャを連れて謁見の間に入ると、ティナが気づき走りよってサーシャへ声をかける。


「サーシャ!」


「ティナ!」


「久しぶり」


「元気そうね」


「こっちに来たんだ?」


「ケビン君に攫われちゃった」


「喜んでついてきたんでしょ?」


「ふふっ、わかる?」


「だって幸せそうな顔してるから」


「再会できたのが嬉しくて泣いちゃったもの」


 ティナはサーシャの手を引いてテーブルまで案内すると、女子トークに花を咲かせるのである。


「これであとはアリスだけね」


「卒業式はいつかしら?」


「学院の卒業式は明日だよ」


「明日全員集合」


「アリスに早く会いたいです」


「きっとケビン君を見て大泣きするわよ」


 ケビンはティナたちが楽しそうに話しているのを見ると、ソフィーリアと2人で人知れずその場を後にする。


 ケビンが訪れたのは国王たちの屋敷であった。今後の帝国について話をしなければと思ってのことだ。


 まずは初顔合わせになるソフィーリアのことを国王夫妻に紹介してから話し合いが始まる。


「ケビンよ、この国を統治してみんか?」


「やっぱりそうなるの?」


「お主が皇帝になりたくないのはよくわかっておるが、前皇帝に子供がおらんでな、今は後継者らしい後継者が見つからない状態じゃ」


「前前皇帝の娘とかは?」


「既に嫁へと行っておるし、その夫はお主が制裁したであろう」


「おぅ……大掃除のしわ寄せがこんなところで……ちなみにその子供とかは?」


「子供を皇帝にしてしまえばよからぬ奴らが出てくるぞ。今は善政を敷いておる奴らも、権力を手にできるとなればどうなるかわからんしの」


「傀儡かぁ……」


「絶対にそうとは言いきれんが、そうなることの方が高いじゃろ。それにお主へ2国から領土を譲渡するよりも、ここの土地を与えた方が何かと都合が良くてな。ミナーヴァとも意見が一致したのじゃ」


「んー……」


「あなた、やってみたらどう? どうせこのまま放置したらまた悪人が跋扈するわよ? それともその都度粛清するの?」


「その都度はさすがに面倒くさい……かと言って統治も面倒くさい……」


「元々領地経営する予定だったでしょ? 経営する領地が広くなったと思えばいいのよ。それにあなたが国のトップならよからぬ事を考える人も減るでしょ? 大掃除を目の当たりにした人たちしか残っていないのだし、抑制ができていいと思うわよ」


 悩みに悩んでいるケビンへソフィーリアがどんどん推していき、結果的にソフィーリアの言うことも一理あるとしてケビンは気乗りしないが統治することに決めたのであった。


「これでようやく儂も引退できる」


「えっ、国王辞めちゃうの?」


「今回の戦争で力不足を痛感してな、歳も歳じゃしヴィクトへ王位を譲ろうと考えておったのじゃ。その最後の仕事としてこの国を平定したらケビンへ渡そうと思っておったのじゃ」


「そっか……それなら拒否するわけにもいかないね。陛下が頑張って平定してくれたものをちゃんと引き継ぐよ」


「頑張るのよ、ケビン君。貴方ならきっといい国ができるわ」


 こうしてケビンは国王の頑張りを無駄にしないためにも、気乗りじゃなかった国の統治を親孝行の一環として快く引き受けることにしたのである。


「しいては、国の名前を決めねばならん。そのままカゴン帝国と名乗っても良いが」


「あいつの名前は引き継ぎたくないから家名をそのまま国名にするよ」


「では、エレフセリア帝国じゃな。国章は家紋をそのまま使えばよかろう」


 それからも国王による国経営のいろはを学びながら、ケビンは国造りへの意気込みを高めていくのであった。


 そして帝城へと帰ったケビンは婚約者たちや奴隷たちを集めて皇帝になることを伝えると、戴冠式への準備を進めていくことになる。


「ねぇ、ケビン君。皇帝になるならこのお城どうするの? 彼女たちの住まいになってるわよね?」


 ひょんなことからティナが発した言葉に、奴隷たちは追い出されるのではないかとヒヤヒヤしてしまう。


 ケビンが主人命令で本音を語るように奴隷たちへ尋ねると、ここはケビンとの思い出の場所だから出て行きたくないとのことだった。


「どうしたもんか……」


 ケビンが悩んでいる中、ソフィーリアから提案があり空間魔法を使ってプライベートエリアとパブリックエリアを分ければ、既存の建物のまま問題は解決することを教えられる。


 謁見の間と客室、応接室など必ず必要になってくるものを1階入口付近へ集中させて、私室などの生活空間は2階以上へ配置するように決まるが、既存の謁見の間は奴隷たちの要望でそのまま残して欲しいと意見が挙がり、1階に新しくコンパクトな謁見の間を作ることになる。


 ケビンによる劇的大改造がその日のうちに始まり、一気に作業を進めたために自然回復力が追いつかず、マナポーションをこれでもかと飲み干しながら無事に完成させることができたのだった。


 地下……上下水処理施設


 1階……謁見の間、会議室、客室(水洗トイレ付)、応接室、パーティー会場、厨房、来客用浴場


 2階……奴隷たちの個室(水洗トイレ付)、子供部屋(水洗トイレ付)


 3階……憩いの広場(元謁見の間)兼遊戯場(子供用)、大浴場、食堂、厨房、執務室


 4階……ケビンの個室(水洗トイレ付)、嫁たちの個室(水洗トイレ付)


 こうしてケビンはスキルと魔法をフル活用して、この時代ではありえないような画期的な城を造り上げてしまったのだ。主にDIY好きという悪癖(?)が発症したため拘り抜いた内装となったのが原因だ。


 まず1階から2階へ上がる階段が存在せず、夢見亭から着想を得た生体認証式の魔導エレベーターを設置して、2階へ部外者が上がれないように配慮している。


 当初は2階以上にも設置しようかと思っていたケビンだったが、ロコモを懸念して階段となっている。


 3階の憩いの広場は謁見の間を拡大したあと少しリフォームして、大人の目の届く範囲で子供たちが遊べる遊戯スペースを作ると、これが大人や子供たちに大好評であった。


 他にも大浴場や食堂、厨房も設置したので日々の大半は3階で過ごすことになる。


 大浴場に至っては子供たちがいつも泳いで遊んでいるので、どうせならと空間を広げたあと子供用お風呂を造り上げた。


 このお風呂は流れるプールならぬ流れるお風呂にして、速度は溺れたりしないように緩やかなものとなっている。


 更には緩やかなウォータースライダーを設置して、レジャー施設並の遊べるお風呂に仕上がった。


 そして、過去の反省点から子供用お風呂と遊具には付与効果で幻惑をつけて、教育上よろしくない大人の情事が聞こえたり見えたりしないように予防線を施すのだった。


 あとは湯船の近くには、湯あたりした時や休憩用に寝そべれるマットまで作ってある。決して他意はない。あくまで休憩用なのだ。


 地下の処理施設に関しては地下水脈まで地面を掘り進めて、そこから浄化の付与効果がついているポンプで汲み上げると、上水として城内に行き渡るようにしている。


 下水に関しては汚水処理装置へ念の為に浄化の付与効果をつけてから循環式としている。一定以上の量になったら城下の水路へ流れるような仕組みだ。


「これで完成だ!」


 ケビンは憩いの広場で寝そべって、ちゃぷちゃぷ鳴っているお腹に苦しみを感じながら完成の声を上げると、ソフィーリアはケビンの傍に座って優しく頭を上げて膝の上へ誘導するのだった。


「あなた、お疲れ様でした」


「あぁぁ……癒される……」


 ケビンたちの周りを婚約者たちや奴隷たちが取り囲み、次々とケビンへの労いの言葉をかける。


 その他の子供たちはケビンへの労いよりも、目の前の遊戯場の方が最優先であり早速遊んでいた。


「ご主人様、すみません……」


「いや、喜んでくれてるならそれでいい。子供は元気な方がいいしな」


 母親たちはお礼も言わずに遊び始めた子供たちに申し訳なくなってしまうが、ケビンは子供たちの楽しそうな声が聞けただけで満足であった。


「寝たままで悪いが今日の夕食はここで食うぞ。しばらく動きたくない」


「あなた、テーブルとイスを出して」


「いや、ピクニック形式でいく。もはやイスに座るのもダルい」


「仕方のない人ね」


「では、夕食は私達で作りますので、ご主人様と奥様たちはここでのんびりと過ごしていて下さい」


 ケビンの指示ワガママにより、夕食は地べたに座ったままのピクニック形式となってしまった。


 ケビンは寝転がったまま【創造】と魔法を駆使して、自分の所以外の一面に柔らかい絨毯を敷きつめ始めると、女性たちはそそくさ避けては敷かれていない場所を空けて子供たちも一緒に避難する。


 敷きつめる場所がなくなると、ゴロゴロ転がって絨毯のある所へ移動してソフィーリアを呼んではまた膝枕をしてもらい、先程まで自分が寝転がってた場所に最後の絨毯を敷いた。


「あなた、だらしないわよ?」


「城改造で頑張ったんだから見逃してくれ」


「そのままだと、ご飯も食べさせてくれって言いそうよね?」


「ありえる」


「私が食べさせてあげるよ」


「だらけているのは初めて見たわ」


「ケビン様は家ではこうなのです」


 ケビンのだらけっぷりに婚約者たちが好き勝手に言っているところへ、パメラが恐る恐るやって来てケビンの隣に寝転がる。


「パメラは向こうで遊ばなくていいのか?」


「……ここが……いい……」


「ほんと懐かれているわよね」


「兄妹みたい」


「私も隣に寝たい」


「その子、ケビン君にしか懐かない子よね?」


「はい、パメラちゃんはケビン様だけに近寄るのです。私も頑張って懐いてもらおうと色々するのですが、未だに怖がられてしまうのです」


「でも、今は怖がってないわよ?」


「ケビン様が近くにいる時はこうなのです。あとは皇帝の奴隷だった人たちしか近寄ることができません」


「心の傷が深いのね」


 パメラに関してサーシャとスカーレットが話している中、ケビンはソフィーリアに膝枕をされながらパメラを抱き寄せるのであった。


 やがて食事の準備が終わりみんなで夕食を食べたあとは、恒例(?)となったみんなで一緒のお風呂タイムとなるのである。


 そして、お風呂へ新たに設置されているウォータースライダーや流れる子供用お風呂を見た子供たちは大はしゃぎして、ケビンが体を洗ってあげたあと遊び方を教えてからは何度も滑りなおして子供たちは遊具を満喫していた。


 代わりにケビンは母親たちからお礼にとご奉仕をされてしまい、内容は体を体で洗うというものだった。


 その日の夜は溜まった性欲を吐き出すかのように、ソフィを抱き続けたのである。


「早く婚約者たちを抱きなさい。そうすれば気兼ねなく奴隷の女性たちも抱けるでしょう?」


「ソフィって寛大だよな。普通なら怒りそうなのに」


「私が健の1番である余裕からよ」


「2人きりの時はそっちの名前なんだな」


「前世のあなたを見たことのある私だけの特権よ」


「そうだな。その呼び名は俺に2度目の人生をくれたソフィだけのものだ」


「愛しているわ、健」


「俺も愛しているよ、ソフィ」


 こうして2人はお互いの愛を確かめながら、穏やかな眠りへとつくのであった。

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