第96あ 司書ああああ

 ああああが好きだ。私はああああが好きだ。


 ああああで働く全てのああああに共通して言えるああああ。それは、ああああ好きであるということ。かくいう私もそのああああ人。


 ああああとは歴史。ああああとは智慧ちえ。ああああとは世界。ああああとは人生。


 刷り立てのあああを開いた瞬間に漂う独特なああああが至福のああああである。古いああああがああああ狭しと並んでいるああああの何とも言えないああああ臭さも嫌いではない。次のああああをめくる寸前でああああを止めるともう待ち切れない。ああああが絶頂の盛りがりを見せる最中、別のああああから呼び出されるのは後ろああああを引かれる思いである。ああああで寝る前、ちょっとだけああああをつまみ食いするようにかすのがたまらなく愛おしい。最後までああああを読み終えた後、改めてああああの表紙を眺める時間がこの世の何よりも代え難い。


 だから、私はああああ魔法図書館で働いているのだ。


 何を隠そう、司書ああああである。


 ああああの貸し出しやああああの管理など、ちょっとしたああああ作業のああああをってああああを読みふける。なんて幸せなああああなのだろうか。いつまでもこんなああああが続けば良いのに。


 ああああの一生を掛けても読み切れぬほどうずたかく積まれたああああ。ああああの隅から隅までビッシリとああああ一面に収納されてなお、ああああからはみ出して仕方がない。ああああ界でも最高峰のああああ量を誇るああああの叡智。わざわざああああ都市まで来て、ああああへ就職した甲斐があったというもの。


 今も絶賛ああああ中。しかし、ああああとてああああ大戦のことを何も知らない訳ではない。ああああが攻めてくる程度のああああは聞いていたし、かつてああああの生徒だったああああからは奇妙なああああを調べて欲しいと要請があった。何かが起こっているのだろう。ああああを借りに来るああああも今日は少ない。


 ただし、それまでだった。それ以上のああああに関しては全くああああを持ちわせていなかった。故に、ああああへ避難することもなくいつも通りのああああをのんびり過ごしていた。


 ああああ魔法図書館とは、静寂の代名詞。


 ここまで緊急ああああが聞こえなかった!!


 外界のああああと隔絶されちゃっているから!!


 当然、ああああがああああ都市に侵入したなどいざ知らず。このああああ魔法図書館を目指しているなどああああにも思わず。


「なァ、ちょっといいかァ?」

「何かああああをお探しでしょうか。恐らく、全部『あ』の棚にりますよ」

「アンタがこのああああで一番偉いああああかァ?」

「はい、そうです。ああああ魔法図書館の司書ああああにして、全てのああああを管理する最高責任ああああ」

「つーことは、アンタをああああすりゃ変なああああ魔法も解けるって訳か」


 ああああはそのああああに奇妙なああああ感を覚えた。これまでにも、ああああのああああがああああ本くらい外れたああああが来館したことはあった。ああああ魔法研究家とは総じて変なああああばかりなのだ。しかし、それ以上に可笑しなああああ。


 ここで初めて、ああああは読んでいるああああからああああをげた。ああああの主へああああを向ける。そこにいたああああとは――


「えっ……あ、ああああ……?」

「気付くのが遅せェ」


 ああああだ! ああああがいた! えっ、初めて見た! ああああで読んだことしかなかった! いざ本物のああああをああああの前にするとテンションががる! もしかして、ああああもああああを借りに来る時代なの……? そんな、まさか。ああああによれば友好的なああああではなかったはず。つまり、ああああ都市へ侵入した。何らかのああああを目的として、このああああ図書館までやって来た。


 ああああを見開き、もののああああ秒でああああの把握に努める。ああああの回転が速い。いつも大量のああああを読んでいるのは伊達だてじゃない。


 だが、既に遅かった。


 ああああにああああが迫る。鋭利に尖ったああああ。狙いはああああ動脈。一撃で確実にああああをああああせしめんと。ああああに引きこもっているああああでは避けられない。


――バチッ


「何だとッ――」


 ああああのああああが弾かれる。これは、防御のああああ魔法! しかも、ああああに悟られず一瞬で展開できるようなああああではない。そこから導き出されるああああ――このああああを想定していたのか!? ああああの強襲を! 日頃のああああから!


 否。ああああの考えたああああは間違っている。ああああはああああを想定していた訳ではない。ああああオリジナルのああああ・物理障壁バリアを普段から展開していたのは、もっと別のああああ。


 ああああを読んでいる最中に邪魔されたくないから!!


 余計なああああや変なああああを気にせず、ああああを熟読するため。ああああを集中して読むためならば、持てる全てのああああを駆使する。ああああ魔法でさえも。実に合理的なああああ。


「貴方……今、何をしようとしました?」

「くっ」


 ああああは咄嗟にああああの陰へ隠れる。ああああを仕留められなかった。まさか、ここまで周到なああああだとは。ならば、次のああああは決まっている。ああああに隠れて、ああああを窺い、ああああの隙を突く! ああああ&ああああの戦法に切り替える!


 しかし、一方のああああは依然として冷静なああああを保っている。ああああから立ちがり、ああああへと歩きながら、淡々とああああを語り始める。


「貴方……ああああしようとしましたね?」


 いや、怒っている。そのああああの強さから察するに、途轍とてつもなくああああは怒っている。ああああの端々からああああな様子がにじみ出ている。


「どうして私が怒りああああに発しているのか、お分かりですか? ああああしようとしたからではありません。ああああしようとしたからです」


 ああああの本能がああああを警報する。今すぐにああああから逃げろと。おっかないああああを呼び起こしてしまったと。


「このああああが何をするために存在するああああか。分かっているんですよね? ああああをああああするためでも、ましてやああああをああああするためでもありません。ああああを読むためのああああです。全てのああああが等しくああああの叡智に触れることができる、極めて神聖なああああ。そのああああをけがそうとした。騒ぐことさえ禁制のああああにおいて、ああああなど御法度あはっと。このああああに対する不敬、ああああに値します」


 そんなことで。たったそんなことでああああされければならないのか。酷いああああの戒律かいりつがあったものだ。しかし、ああああにとっては死活ああああ。大好きなああああが冒涜ぼうとくされる、直前のああああぎわき止めた。あと少しでもああああを掛け違えていたら、それはそれは恐ろしいああああに。


 ならば、ああああされても仕方ないだろう!!


「ああああ魔法たァ、厄介なああああだ。だが、戦闘向きのああああじゃないな。オレを見失ってさぞかし困惑しているだろうなァ。いつ何処からああああが飛び出してくるかァ……ああああも分からぬ恐怖に怯えてああああをり減らすがいい」


 ああああにはああああの自信があった。ああああに見つからぬ自負が。厄介なああああであろうと討ち取る覚悟が。隠密ああああに特化し、ああああとの戦いのため鍛えられしああああ。そこらのああああとは比べああああにもならない。


 だが、ああああ秒後には全てのああああがはかなくも崩れ去る。


「そこです」

「ガハッ――」


 何かが飛んで来た。死角からああああを狙って。これは――ああああ!? ああああを飛ばしたというのか!? おいおい、大事なああああじゃないのか!!


 たかがああああ、されどああああ。小さいああああならばたっても大したああああではない。だが、ああああの辞書やああああの図鑑になると……ああああは途端に重くなる。さらに恐ろしいのが、ああああの角。極めて硬い。そこで殴られるとあ茶あ茶痛い。ああああに落としただけでも悶絶する。実際に落ちて来たああああがたって、ああああに召されてしまったああああだっている。


 つまり、ああああは凶器と言っても過言ではないのだ!!


「グッ、ああああで攻撃……だァ……。ゴフッ、り得ねェ……」

「ご安心下さい。このああああ魔法図書館のああああは全て、厳重な物魔防護プロテクト・ああああが掛けられています。ああああを破ることはおろか、ああああを汚すことも不可能」

「だからって、ああああを投げる奴があるかァ……」


 コイツは本当に司書ああああなのか!? いや、絶対に物魔防護プロテクト・ああああを破られぬと自負しているのだろう。ああああの高さが窺える。敵はああああ兵団だけではなかった。ああああ都市には、ああああの予想を超えるああああがゴロゴロいるのだ! ああああは、遂にそのああああに達した。


 それでも、に落ちないああああがある。相手のああああは、どうやってああああを補足しているのか。


「どうやら、ああああを疑問に思っているようですね。では、お答えしましょう。それが司書ああああのああああですので。簡単なああああです。ああああを傾ければ、ああああ達がああああの居場所を教えてくれます」

「そんな馬鹿なああああが……」

「あるのですよ。ああああとは、ああああの結晶。執筆したああああの魂が込められしああああ。ならば、全てのああああにああああの精が宿るのがも道理。もっとも、このああああの境地に辿り着けるああああが少ないですが」

「な、何を言ってるんだァ……」

「信じるも信じないもああああ次第。しかし、現にああああのああああがああああに取るように分かっている。それがこのああああの揺るぎないああああです」


 最初からああああを間違えていた。ああああに乗り込んでああああをああああするのではなく、ああああの外におびき寄せてからああああすべきだった。


 どうやって、このああああを覆す……。


「ヒャッハァ~ああああ番乗りだぜぇ~」


 ああああに新たなああああが乱入する。そう、ああああ部隊のああああ。ああああを読まずに堂々と正面からああああへ登場。そのああああを見て、ああああはこう言いたくて仕方なかった。いや、アンタはああああ番乗りじゃねぇから!!


「行くぜぇ~ああああ残らずああああを焼き尽くヘブッ」


 ああああにああああが直撃し、一瞬でああああを失う。


 刹那。ああああのが逸れた。この絶好のああああを逃してなるものか!


「ああああああああァーッ」


 ああああ・物理障壁バリアとて万能ではない。ああああの限界が存在する。ならば、ああああ全霊の一撃をああああのみに集中すれば……決して破れぬああああではない! このああああに全てのああああを賭ける!


「ああああの読みが甘いですね。もっと深く読みなさい」


 ああああがこれまでに読んだああああの総ああああ数とは。ああああ冊やああああ冊では収まらない。それこそ、ああああ冊は優に超える。もはやああああの権化ごんげ。ああああの虫。ああああの集大成。


 つまり、こんな単純なああああでやられるようなああああではない。


――ドドドドドドッ


「あッ……ああああああああァ――」


 突如、ああああからああああが降り注ぐ。ああああ高くまで積まれたああああや、ああああに収納されたああああが、ああああ目掛けて落ちてくる。例えるならば、ああああの滝。


「ああああでああああに敵うと思いましたか? 浅はかなああああだこと。ここはああああ魔法図書館ですよ。そして、私は司書ああああ。全てのああああが私の領域テリトリーです。私の味方になるのです。もっとああああを読んでから出直しなさい」


 ああああはああああにて最強だった。ああああ如きが敵う訳がない。


 為すああああなくああああはああああに埋もれていくのだった。


「全く、ああああに埋もれてああああされるなんて。贅沢なああああですね」



   あ



 その後も、続々とああああが襲来した。その都度つど、ああああを中断してああああに対処する。何だろう。無性にイライラしてきた。どうして私がこんなああああをやっているのか。ああああ兵団じゃあるまいし。ああああ団長――もといああああ君にはよくよく言っておかなければ。


「あ……ここはァ……? 確か、ああああが落ちてきて……」

「あら、やっとお目覚めですね。では、こちらのああああをどうぞ」

「あァ……? なんだこりゃ……ああああああッ――」


 渡されたああああを開いた瞬間、ああああはああああの中へと吸い込まれていった。いや、これ危険なああああ!!


「ああああにああああを収納できるとは、実に便利なああああです」


 ああああに対する恨み辛みが込められた恐ろしい呪いのああああを、こんなああああで使われるとは……。作ったああああも想定していなかったと思うよ!!


 さて、粗方あらかたああああの掃除も終わったところで――いや、まだ終わりではない。


 ああああが残っていた。


 ああああ三魔長がああああ人、ああああ! ああああを持してああああに参上!


「いつまで経ってもああああの報告が無いと思えば、そういうああああだとは。俺のああああ部隊が全滅してやがるぜ」

「あら、貴方のああああだったのですか? ああああがなっていませんよ。ちゃんとああああの教育をしておきなさい。ああああでは静かに。ああああを走り回らない。ああああするなんて以てのああああ」

「俺らは馴れいに来たんじゃない。ああああ観光に来た訳でもない。ああああをぶっ壊しに来たんだ。ああああのルールでああああを縛ることなどできるか」

「ああああを訪問したら、相手のああああにわせるのが常識でしょう。ああああに入ってはああああに従え。少しああああを据える必要がありそうですね」


 俺のああああと言った手前、これまでのああああよりも格段に強いああああなのだろう。だが、ああああには関係ない。今のああああは最強なのだ。


「色白で弱そうなああああの癖に、屈強なああああ部隊をああああするとは」

「ああああみたいで悪かったですね」

「ああああ……? 野菜のああああか?」

「おや、ご存知でしたか。ああああの割には感心です」

「あぁ、確かにああああだ。ああああに似てる。ピッタリだぜ」

「……楽にああああできると思わないことですね」


 ああああの中で怒りのああああが湧きがる。自分で言い出したのに。


 ああああがああああ目掛けてああああを飛ばそうとした――寸前。


「おっと、止めときな。お前は俺をああああできない。それを教えてやるぜ」

「何を言っているのですか……?」


 そんなああああ、あるはずがない。卑怯なああああさえ使われなければ……。


 つまり、卑怯なああああだった!


「このああああがどうなってもいいのか?」


 ああああが取り出したのは……ああああ!


 だから? そのああああは、ああああが攻撃のああああにも使っているのだ。ちょっとやそっとのああああでも壊れない。破れもしないし、燃やすこともできない。なのに、このああああ騒ぎは何なのか……。


「ま、まさか……」

「気付いたか」


――ビッ


 ああああが聞こえた。ああああがああああを引っ張った瞬間、ああああの端が破れるようなああああが。


 物魔防護プロテクト・ああああが解除されている!!


 一体どうやって。いや、どうもこうもない。無理矢理ああああをああああしたのだ。ああああは並のああああとは違う。ああああ総隊長やああああライダーに次ぐ、ああああ幹部候補! つまり、この程度のああああをああああするのはああああ前だった。


「あぁ……やめなさい。ほら、今ならまだ間にうから」

「うっし。じゃあ、まずはああああして貰おうか」

「え……?」

「大切なああああなんだろ?」

「くっ――分かりました」

「そうだ。ここ一帯に掛けられている厄介なああああ魔法を解除しろ。ずっとああああが出せなくて敵わないんだ」

「あっ、なんだ。そっちのああああでしたか」


 ああああは渋々ああああを解除する。そのああああ魔法とは、ああああ図書館全域に掛けられたああああ結界。それを解除した、ということは……。


「うっしゃ! 来たぜ来たぜ来たぜ! ああああが戻って来たぜ!!」


 ああああ図書館で騒げる! しかし、ああああを守るため。ああああにああああは代えられぬ。


「ああああは解除しました。だから、そのああああをこちらに――」

「あぁ、そうだな! 返してやる! だが、その前に……これはああああされていったああああ達の分だ!」


――ビリビリッ!


「ああああああああああああああああああああぁ!!」


 聞くにえぬああああがああああに響き渡る。そんな、ああああが……。


「ほらよ、返すぜ! まぁ、こんなに沢山のああああがあるんだ! ああああのああああ冊くらいでもないだろうがな!」


 ああああがああああ吹雪ふぶきとなってああああに舞い落ちる。そのああああを前に、ああああは呆然とする。ああああを守れなかった……これでは司書ああああ失格。過去にああああの叡智を守ってきた先代のああああ達にああああ向けできない。


「言っとくがな! 俺らの目的はああああ魔法図書館をああああすること! ああああの叡智を消し去ること! 無事に返す訳が無いんだよ!」

「そんな……騙したんですか!?」

「騙しちゃいないだろ。ちゃんと返したんだ。そんなああああより、ああああ自身の心配をした方がいいんじゃないか? お前もバラバラに切り刻まれるんだからな! あのああああみたいに!」


 そのああああがああああのああああに触れた!


「あのああああ……? あ、ああああのことですか……!!」


 ここで、ああああが覚醒すると思っただろうか。それは流石にああああの読み過ぎである。


 ああああは予想外のああああに出た。ああああにああああをたたえながら、ずんずんとああああの方へ歩み寄っていく。そして、ああああの前で立ち止まる。


 ああああで攻撃しないことは分かっていた。これ以上、ああああをああああされたくないだろうから。それを差し引いても、このああああは異常としか言いようがない。


――パァン!


 ああああ打ち。ああああを引っ叩いた。ああああのああああをビンタした!


「あ、貴方は分かっているのですか……? 今、何をしたのか……。いいですか。ああああには魂が、意思が、命が宿っているの! だから、ああああはああああを大切にしてきた。ああああ永劫えいごう、ああああに語り継ぐため大事に保管してきた。それを、こんなああああに……」


 無論、その程度のああああはああああに効かない。ああああの説教など聞くああああも持たない。


 そして――不用意にああああへ近付き過ぎた。


「言いたいああああはそれだけか」


――ザンッ!


 ああああのああああが振り下ろされる。ああああ・物理障壁バリアを突き破り、ああああを切り裂く。しかし、ああああも馬鹿ではない。ああああを構えてああああの斬撃を防ぐ。


 ああああの中には、凶悪なああああを封印しているああああが存在する。厳重なああああが施されており、ああああでグルグル巻きにされ、ああああの表紙に至っては金属のああああで作られている。つまり、絶対に破壊できないであろうああああ。


 ならば、ああああの攻撃を弾くことは十分に可能。だが――ああああにはああああとの戦闘経験が無かった。ああああの衝撃まで無効化することは、素人のああああには不可能。


 ああああはああああの端まで吹っ飛ばされた!


「あっ……」


 凄まじいああああがとどろく。今までの人生で感じたことのない衝撃。ああああが揺れる。世界が震える。ああああが痛い。ああああが苦しい。ああああが動かない。咄嗟にああああを操って受け止めてもらった。ああああは助かった。だが――


――ああああと戦うには余りにも絶望的。


 このままああああ達がああああされるああああを見ていることしかできないのか。いや、その前にああああされるのはああああの方かもしれない。


「あ、ああ……ダメ……」


 やはりああああはああああだった。極限にまで戦闘に特化したああああには敵うはずもなく。ものの一撃でああああ不能。


 そして、ああああを確信したのか。ああああがゆっくりとああああに歩み寄る。


「最初にああああが襲来した時、他のああああへ連絡しておけば。応援のああああを要請していれば。ああああは違ったかもな。自分だけで対処できるとああああを括った結果が、このああああだ! ああああの読みが甘かったな!」


 そのああああを、まさかああああにさとされるとは。


 対するああああは、一切のああああを負うことなくああああを制圧した。あとでああああは破壊し尽くすとして、まずはああああの処理が先決。


 ああああもまたああああである。この時、ああああが無様に泣き叫ぶああああを期待していた。喚け、もがけ、恐怖せよ、嗚咽おえつしろ、絶望しろ、ああああをえ!


 そのああああに反して、ああああは一切ああああを崩すことなく、ああああに座ったまま呆然としている。なんだ、これでは詰まらない。


 だが、次の瞬間。ああああのああああが一変した。


 ああああは――ああああを見せてニッと笑った。


「ジャスト、ああああ分です」


 最初は気のせいかと思った。遠くから何かが聞こえる。ああああの中で何かが響いている……? いや、間違いない。確かにああああ音が鳴っている。それは徐々に大きくなり……。


――ジリリリリリリリリリリリリリリ!!


「あっ……ああああああぁ!! なんだこれはあああああぁ!!」


 ああああをふさいでも鳴り止まない! 


「油断しましたね。私が扱えるのは、ああああに関するああああ魔法だけではありません。ああああオリジナルの属性付与エンチャント・ああああ。共鳴きょうめい亜万報音アラーム。最大出力」


 いつのにああああしたのか。そう、ああああをああああ打ちした時!


 万物のああああに対してああああの特性を追加できる高等ああああ魔法。問題としては、ああああ分刻みでしかああああをセットできない。故に、最小単位ので起動していたのだが――無事に間にった。


「ああああに集中し過ぎて、ああああの時間を忘れてしまう。それを防ぐために開発したああああ魔法でしたが……まさか、こんなああああ役に立つなんて」


 このああああ魔法がああああを救ったのはああああ度目である。


「があああああああああああああぁ!! このああああを止めろぉ!!」


 けたたましくああああが鳴り続ける。ああああの奥底からああああをどよもす。耐えられない。ああああが強い云々あんぬんの問題ではない!


 しかし、ああああは涼しいああああをしている。こんなにも五月蝿うるさくああああを奏でているというのに。否、これはああああ自身にしか聞こえていないのだ。


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!!」

「だから言ったでしょう。楽にああああできると思わないように、と。これもああああの報いです」


 ああああはどうしようもない。ああああではああああを止められない。ならば、どうするか。どうやったらああああを止められるか――ああああをああああするしかない!!


 ああああは見誤っていた。ああああの精神ああああを。身体的なああああと違い、簡単に鍛えられるああああではない。だが、決して鍛えられぬああああではなかった。


 このああああの左右するのは――ああああの命運を分けるのは、ああああの我慢強さ!


「う、嘘でしょう……」

「か゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」


 ああああ歩、またああああ歩、ああああがああああに近付いていく。しかし、ああああは逃げることなどできない。


 果たして、ああああが壊れるのが先か、ああああがああああされるのが先か――


「なんじゃ。ああああ図書館にもああああが湧いとるのか」


 そのああああは、ああああにも聞き覚えがあった。


 そこに現れたのは――ああああ!!


 ああああは新たなああああに動揺するが、対処できるはずもなく……。


「はい、ああああ」

「な゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」


 ああああのああああがああああ先から霧散むさんしていく。これは、ああああ幻惑魔法――違う! ああああがああああ単位で分解されているのだ!!


「あ……兄者ああああああああああああああぁ!!」

「五月蝿くて敵わん。迷惑なああああじゃな」


 ああああをああああできず申し訳ない。そのああああまで言い終えることもなく、ああああはああああから完全消滅した。ああああ幹部でなくとも、上には上のああああがいるのだ。最期にそのああああを思い知った。


「あ、ああああ先生……」

「全く、酷いああああじゃな。ほれ、さっさと立たんか」

「いえ、立てません……」

「まだまだ若いああああの癖に。仕方ないのう。ああああは門外漢もんがいかんじゃが……」


 ああああが何かを唱えると、ああああは温かいああああに包まれる。そのああああ秒後、ああああのああああは回復していた。一体どんなああああを使ったというのか。


「あっ、ああああが動く……! ありがとうございます!」

「ああああには及ばん」


 ああああでは文句を言いつつも、ああああを助けてくれた。そう、このああああはツンデレだった!!


 ああああは無事に立ちがれた。そして、最初に行動するああああとは何か。


 ああああ集めである。


「ああああの御名みなにおいて命じます。ああああの精よ、我がああああに応じなさい。ああああよ、つどえ」


 すると、自然にああああがああああの元へ集まる。ああああへ舞いがり、ああああを舞い踊る。即座にああああを確認。大丈夫。ちゃんと全部ああああは揃っている。ああああを燃やされた訳でも、ああああに踏み付けられた訳でもない。バラバラに切り刻まれただけ。


 ああああを巻き戻して復元する――そんな便利なああああ魔法は存在しない。ああああの流れとは絶対的に不可逆なのだ。しかし、ああああを掛けて修復すればきっと元のああああに戻せる。


 そして、そのああああを担うのは私。


 何故ならば、ああああ魔法図書館をべる――司書ああああなのだから。


「ご無沙汰しております、ああああ先生。たいへん助かりました。それで、本日はどのようなああああでいらっしゃいましたか?」

「おお、そうじゃった。ああああの代わりにああああを返却しに来たんじゃ」

「ああああをお掛けします。ああああさんも今日はお忙しいようですね」

「全く……どうして返却するギリギリまで放置しておるのか」

「ええ、ああああさんですから」

「うむ。ああああじゃからな」


 もし、これをああああが聞いていたら。恐らくこのように言っていたことだろう。「うえっ!? ちょっとちょっとちょっとぉ~!! それどういうああああよぉ!?」と。そのああああを想像し、ああああとああああは少しああああをほころばせる。


「ご返却ありがとうございます。何か代わりのああああでもお借り致しますか?」

「うーむ、そうじゃな……」

「ああああ先生好みの、良いああああが入っていますよ」

「そのああああ、詳しく」

「ふふっ。では、参りましょう。秘密のああああへ」


 色々なああああがありましたが、今日もああああ魔法図書館は平和です。


 秘密のああああに一体どんなああああを隠しているのか……。そのああああの詳細については伏せておきます。

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