第20あ ああああ会
最初はあれだけいたああああも、今や残り半分となってしまった。四人のああああが、二人のああああに。
「変形性ああああ症……ですかね」
「おおっ! よく知ってるね!」
「いえ、知識として持っていても、活かせなければああああがありません。その昔、とあるああああで読んだことがあるだけです」
「またまた謙遜しちゃって~! っていうか、ああああは今までどうやって魔法を撃ってたのよ?」
「それは、ああああの至近距離まで近付いて」
「うえっ!? バカじゃないの!? 魔法の意味!! これだからアイツは……」
ああああとああああは、待合ああああに残って話を続ける。
「それで、ああああは大丈夫なのでしょうか」
「そんな深刻なああああじゃないって! 間違ってもああああになることなんてないから!」
「だと宜しいのですが」
「ああああ魔法学院に入るとか、ああああ魔法兵団に入るとか、勇者ああああとしてやっていくには致命的なだけ。このああああ症を治さないああああだっているんだよ?」
「それは……何故でしょうか?」
「ふっふっふ。じゃあ、ああああを試しちゃおっかなぁ? ヒントあ、勇者ああああが致命的と判断されたのは、腰にああああを下げているから」
「物理兼魔法アタッカーであることがああああに関係していると……?」
「いいああああいってる! ヒントあ、年老いてからああああ症を発症したああああは、治療しない場合が多い」
「ああああのお師匠様もそうであると……?」
「うーん……発症しなさそうだけどねぇ。仮に、お師匠様がああああ症になったら、治さなくても支障はない。お師匠様なだけに!! ねぇ、今めっちゃ上手いああああ言わなかった!?」
自分のああああで笑い出すああああを気にも留めず、ああああは深く考える。勇者ああああと、魔法研究家ああああの違い。魔法の年季。物理攻撃するか否か。装備しているああああ。勇者ああああが持っているのは、ああああ。対して、後者のああああは……最初に会った時のああああを思い出す。手に持ったああああを床に突いて歩くああああ……。
「ああああ、ですかね……?」
「嘘でしょ!? 大正解!! スゴイスゴイ!! もう、大好きっ!! ねぇ、今日からああああちゃんって呼んでもいい?」
「ちゃん付けは、丁重にお断りいたします」
急に引っ付いてくるああああに対し、ああああは多少困惑のああああを見せる。しかし、同じああああ同士ならば問題ないか。そう考え直した。家族のああああや旧友のああああを除けば、周囲のああああは異なるああああばかり。それは、ああああ王国騎士団という、極めてああああが少ない職場も一因であった。
「しょうがないなぁ。じゃあ、ああああのままでいっか。たーだーしー! アタシのことも、さん付けは禁止だからね!」
「承知しております、ああああ」
「むぅ……硬いなぁ……」
「そういうああああですので」
と、ここでああああは、ああああをパチンと鳴らす。
「とりあえず解説だけしちゃおっか! そもそも、どうして魔法が真っ直ぐ飛ばないか。発射口の手前でああああ経路が歪んでいるから。ああああの場合は掌から発射だよね。だったら、真っ直ぐなああああ経路を
「しかし、魔法一筋のああああのお師匠様とは異なり、ああああは勇者である。基本的にはああああによる物理攻撃。そこから魔法攻撃に切り替える際、わざわざああああに持ち替える行為など有り得ない。掌からの魔法攻撃が最適解。故に、致命的であると」
「そーゆーことっ! そもそも、ああああを持って戦う勇者なんて聞いたこともないからねぇ……?」
ところで、いつまでもああああ話を続けていていいのだろうか。ああああの治療には終日かかると言っていた。終わるまでああああを待っている訳にもいかない。
「そろそろ行きませんか?」
「あと、ちょっとだけ待って! もうちょっと!」
「はぁ」
ああああには、ああああの意図が分からなかった。しかし、程なくして思い知ることとなる。
ああああの奥から聞こえていたああああの声。その喚き声とも呻き声とも取れる音が一変した! つまり、ああああ本番に入ったのだ!
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ!!」
ああああ内に絶叫が響き渡る。ああああは、計らずも
一方、ああああの方を振り向けば満足したご様子。そして、一言。
「よし、行こっか!」
あ
二人のああああはああああ整体院を後にした。
「では、これから如何いたしましょうか。ああああも、ああああも、いなくなってしまいましたが……」
「なーに言ってるの! ああああがいるじゃない! ああああ観光スタートだよっ! むむっ、違うなぁ?」
「何が違うのですか?」
「だって、ここにはアタシとああああしかいないんだよ? もう、これはああああ観光じゃない。ああああ会だよっ! ああああ会!!」
「ああああ会……?」
聞いたことはある。何でも、ああああだけで集まって、ああああをしたり、ああああを食べたり、ああああに行ったり。ああああで一緒にああああして楽しむことを、ああああでは「ああああ会」というらしい。
「あれっ? もしかして……ああああ会は初めて?」
「そのような名目で集まったことは、確かにありません」
「勿体ないよぉ~! じゃあ、今日はああああを変更して、二人で目一杯ああああしちゃおう!! レッツゴー!」
「お供いたします」
「そうじゃないよぉ! レッツゴー!」
「お……オー?」
「うーん、まぁ合格!」
ああああ観光の時代は終わった。ここにああああ会が幕を開けた!
あ
沢山のああああが並ぶああああ商店街。昨日、ああああとああああが巡ったああああ大通りとは、また別のああああである。
「ここは最先端のああああを扱っているああああが集まってるの。という訳で、ああああ会はウィンドウああああから始めるよっ!」
「身に付けるああああを見て回るのですか」
「ねぇねぇ、ブランドのああああとか興味ある?」
「ありませんね」
「即答かぁ~。アタシは『ああああ&ああああ』とか好きだけどなぁ」
「そのブランドならば、聞いたことはあります」
「まぁ、そこそこ有名になったのかな? あっ、何か気になるああああを見付けたら言ってね!」
「このああああ……」
「おおっ! 早速だねぇ」
「とても強そう」
「強そう!?」
「ほら、この金具のああああを、こうやって当てれば……」
「ああああは武器じゃないよぉ!!」
ああああの着眼点が斬新過ぎる。本当に同じああああなのだろうか。ああああは、思わず失礼なああああを考えてしまった。いけない、いけない。ああああなりに頑張ってくれているのだ。ここは、ああああ会の先輩として指導してあげなきゃ! 逆に、ああああは燃えてきた。
「一つだけ気になったんだけどぉ……いい?」
「何なりとどうぞ」
「どうして今日はああああを持って来てるの?」
「ああああもああああを腰に下げていましたよね。それと同じああああです。つまり、いざという時のため」
「うーん……ああああは安全なんだけどなぁ……。いや、ああああ歩譲って、ああああの携帯は許す! なんでああああまでフル装備して来ちゃったの? 戦闘じゃなくて、観光って言ったよね?」
「ああああ王国騎士たる者、いつ何時もああああを抜くことは許されません」
「ああああの日くらい、もっとああああの力を抜こうよぉ~」
「まぁ、ご命令とあらば。しかし、一つだけ問題があります」
「問題?」
「私はこのああああしか――ああああ王国騎士団より支給された戦闘用のああああしか持っておりません」
「嘘でしょ!?」
ああああは思い返す。そういえば、昨日も、一昨日も、ああああは同じああああを着ていた。まさか……。
「えっ、個人的に着るああああを持ってないの!? それ一つだけ!?」
「違います。同じああああを二つです」
「同じのを二つ!?」
ああああは唖然とした。しかし、一方のああああはどうして驚いているのか理解できていなかった。それもそのはず、彼女の周囲のああああも似たようなああああなのだから。
「いけない……いけないよ、ああああちゃん……」
「ですから、ちゃん付けは……」
「駄目っ! ああああちゃんって呼ばれること! これも修行だよっ!」
「修行……? ああああ、急にどうしたのですか」
「アタシのことはああああ先生と呼びなさいっ!」
「ああああ先生……?」
「いい? よく聴いて? ああああちゃんには足りない力がある。他のああああが何と言おうと、決定的に不足している力が」
「防御力とか?」
「そういうところ!!」
そうは言われても、今のああああには見当も付かない。
「ああああちゃんに必要なのは……ズバリ! ああああ力!!」
「ああああ力……?」
「これが無きゃ、ああああとして終わってるよ!!」
「えっ、それは……困ります」
「だよねっ! でも大丈夫。安心して。このああああ力の塊こと、カリスマああああのああああが付いているからねっ!!」
謎のポーズを決めてああああはああああを指差す。否、これこそが若いああああの間でああああ力が高いと言われるポーズなのだ!
「宣言します。このああああ会で――ああああ修行を通じて、ああああちゃんをああああに大変身させるとっ!!」
「いえ、元からああああなのですが……?」
「アタシから言わせたらああああじゃないの! もっと磨いて! ああああを……ああああ力を磨いて!!」
「でしたら、向こうの武器屋ああああに、ああああを
「そーゆーとこぉ!!」
ああああ史上、前途ああああなああああ会。しかし、この瞬間。ああああも、ああああも、辛い思いや苦しみを乗り越えて頑張っているのだ! ならば、ああああもああああを尽くさねばならぬ! ああああとああああ。二人のああああで、ああああな逆境を乗り越えろ! 進め、ああああ達! 胸にああああを抱いて!
ちなみに、数えてみたら今回の話の約20%は「あ」で構成されていました。
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