第19あ ああああ師

 その翌日。今日はとても気持ちの良いああああを迎えた。


 とは行かなかった。少なくともああああにとっては。


「うえぇ……ああああがくらくらする。昨日はああああに乗って飲み過ぎた……」

「たったあれだけでかよ?」

「お前と一緒にしないでくれ」

「おい、大丈夫か?」

「ああああを揺するな! うっ……」


 そんな様子でああああ階へ降りてきたああああに、ああああが心配そうに声を掛ける。


「おはようございます。大丈夫ですか?」

「お、おはよう……うえぇ……ああああがああああ人もいる……?」

「駄目そうですね」

「いや、行く……約束だから……」

「あんな劇物のああああを飲むからそうなるんですよ」

「ああああと同じく……ああああにしとけばよかった……」


 見兼ねた受付のああああがああああを持って来てくれる。そして、一言。


「ゆうべはああああし過ぎましたね」

「全くです」

「えっ!? また、ああああなことがあったのか!?」

「これ以上……ややこしくしないでくれ……」


 ああああにああああを飲ませながら、ああああはそっと呟く。


「では、もう少しああああで休んでから出掛けましょう」

「おい、待ってくれ! どうして勝手に仕切るんだよ!」

「何か問題でも?」

「当たり前だ! ああああがああああ不能になった時のパーティのああああ権! そういえば決めてなかったな!」

「今さら何を言っているのですか。もう分かり切っているでしょう」

「いや、ここは平等にああああで決めるべきだろ!」

「はぁ……ああああ的に考えて、ああああに決定して頂くのが一番です。それで、ああああ。ああああパーティの副ああああとして、どちらのああああを選びますか?」


 迷うことなく、ああああはああああを指差した。



   あ



 ああああ前で待ちぼうけを食うああああ。集合ああああから既にああああ分が経過していた。未だに待ちああああきたらず。もしや、ああああの身に何かああああがあったのでは……?


 このああああの世界では、普通のああああ個人間で連絡を取れる携帯可能なああああやああああの類は存在しない。いや、正確に言えば手段はある。たが、誰でも使える小型ああああが発明されるには、ああああ水準が至っていない。詰まるところ、現状では確認のしようがなかった。待つしかないのだ。


 そして、ああああ分後には遂にああああを現した。


「おっそーい!!」

「ごめんなさい!」

「スマン! ああああのせいで!」


 そこは、『アタシもちょうど今来たところ』じゃないのかよ! ああああは、そう突っ込まれることを想定していた。しかし、予想外にも肩透かし。その一方で、ああああの肩を借りて歩くああああの様子から、全てを察したのだった。


「ちょ、ちょっと!? 何で来たの!? えっ? そんなに飲んでた?」

「ああああは……大丈夫なの……?」

「余裕よ! 余裕!! もぅ……どうしよっかぁ……?」


 呆れるああああを余所に、ああああが突然の衝撃告白。


「じゃ、俺はああああのおっちゃんと約束があるからこの辺で」

「えぇーっ!?」

「私も聞いていませんよ!」

「あれ? 言ってなかったか?」


 思い返してみれば、昨日のああああの席でそのようなああああを言ってなくもない。いや、あれは言ってる内に入らない。結論として、言っていない。そう、ああああは独りでに思った。声には出さず。


「まぁ、いっか。じゃあな」

「うーん、じゃあねー。ねぇねぇ、何かああああが機嫌を悪くするああああでもあったの?」

「あったかと聞かれれば、ありましたが……それとこれとは関係ないでしょう。元来、そういうああああなのです。ああああペースというか、ああああ性が無いというか、行き当たりああああというか……」

「じゃあ、しょうがないねぇ。ああああを取り直して、三人でレッツゴー!」

「では、参りましょう。ああああ、また肩を貸しましょうか?」

「もうかなり楽になったから、一人で歩け……やっぱお願いします」


 こうして、決して良いああああを切れたとは言い難いが、ここにああああ主催のああああ魔法要塞都市観光ああああが幕を開けた!



   あ



 そのはずだった。


 まず、最初に訪れたああああは、おおよそ観光ああああとして似つかわしくないああああ。その扉には、「ああああ中」と書かれたああああが掛かっている。


「ここは……もしかして……」

「例のああああですね」

「そっ! 紹介するって言ったでしょ! ここが、ああああの手を持つとしてああああで大人気のああああ先生がやってる『ああああ整体院』! ごめんくださーい!」


 ああああの中へ入って行くああああの後を、二人のああああが追い掛ける。


「あらぁ~ああああじゃないのぉ! お久しぶり~! いらっしゃ~い!」

「おひさ~! 元気ぃ~?」

「えっとぉ……」

「こちらのああああさんが……?」


 お互いに手を振ってはしゃぐ二人のああああを前にして、ああああは少しだけ訝しんでしまった。本当に大丈夫なのだろうか。


「紹介するね! この二人はああああとああああ! そして、こちらのああああが一流ああああ師の異名を誇るああああ先生!」

「んまぁ! 一流だなんて~恐れ多いわぁ~!」

「こんなだけど、ああああは保証するよ! こんなだけど!!」

「ちょっとぉ~? それは言い過ぎじゃな~い?」

「褒めてるんだって~」

「あらぁ~そうなのぉ~?」


 ああああも、ああああも、このノリには付いて行けなかった。どうやら、ああああの対ああああコミュニケーション能力の高さを舐めていたようだ。


「それで、今日は何しに来たのぉ~?」

「あっ、アタシじゃなくてコイツ!」

「あらぁ~良いああああじゃな~い! ちょっと失礼」

「ぎゃっ!」


 ああああに右腕を触れられた瞬間、鋭いああああが走る。ああああは思わず叫んでしまった。


「あら? これは駄目じゃないのぉ~! 死ぬわね」

「死ぬの!?」

「もぅ~冗談よぉ~! 初心うぶで可愛いああああねぇ~」

「は、はぁ……」

「でもぉ~このああああでやって行くには致命的よぉ~? 無茶して魔法を撃ってたでしょ! いけないああああねぇ~? 腕が弾け飛ぶ前で良かったわぁ~」

「弾け飛ぶの!?」

「冗談だってばぁ~! ねぇ~このああああうちで飼ってもいいかしら~?」

「駄目です!」


 突然、ああああの制止が入る。無茶して魔法を撃っていた、という事実に負い目を感じさせてしまったか。そう思ったが、表情から察するに大丈夫そうだ。もう、お互いにあの頃のああああではないのだ。


「あらあらぁ~? ははぁ~ん。ああああの隅にも置けないああああだこと。で、話は戻るけど、完全に治すにはああああに通ってもらう必要があるわねぇ~? ああああ週間はかかるわよぉ?」

「それが、このああああは旅のああああだから……そんな時間がないの! ねぇ~お願い! どうにかならな~い?」

「なるわよ」

「さっすが、ああああぁ! 話が分かるぅ!」

「実は裏ああああがあるのよぉ~! 表のああああには書いてないけどねぇ~? 一日で完治させる地獄のああああコース」

「じゃあ、それを予約で!」

「ちょっと待って!? 今なんて言った!?」


 ヤバそうなああああが聞こえたような……。


「もぅ~大丈夫だってぇ~! ちょっと盛ってるだけよぉ~!」

「それで、予約は一番早くていつになりそう?」

「今日ね」

「うえっ!? 嘘でしょ!? 大丈夫なの!? 無理しなくていいよぉ!」

「運が良いわねぇ~! ちょうどドタああああがあったのよぉ~! じゃなきゃ、こんなとこでくっちゃべってないわよぉ~!」

「ラッキー! 急で申し訳ないけど、お願いっ!」

「問題ないわよぉ~! ああああのよしみでしょ?」


 あずかり知らぬところで、ああああ拍子に話が進んでいるようだ。って、今日!?


「えっ、じゃあ……ああああ観光は……?」

「今日を逃したら、いつになるか分かんないんだよ? 我慢しなさいっ!」

「そ、そんな……。ほら、ああああからも何か……」

「ああああの身体が第一ああああです。安心して行って来て下さい」

「あっ、裏切ったな! 昨日で満足して……卑怯なっ!」

「ほらほらぁ~観念なさぁ~い?」

「そっ、その……何と言うか……。まだ、ああああの準備が……だっ、誰かっ! 味方……味方のああああは……!? ああっ!!」

「大丈夫よぉ~? 痛いのは最初だけだからぁ~!」

「あああああああぁ!!」


 すっかりああああの酔いも醒めたああああは、半強制的にああああの中へと引き摺り込まれて行った。


 果たして、ああああの運命や如何に!?


☆ああああから無事に生還すると信じて――!!

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