第2話 入学式①
「ヤバいよ〜遅刻する〜!」
「最悪、俺が
『な、な、なんでそんな恥ずかしい事をサラッと言えるわけよ〜!』
『あーもー! 恥ずかしい!』
「おーい、何タラタラ走ってるんだよ〜」
いつの間にか、
「あれ? いつの間に? ってそれより遅刻する〜」
「ったくしょーがねーな〜」
そして、
「きゃー!!」
「うるせー! 黙ってろ!」
そうでもしなければ、スカートが捲れ上がってパンツが見えてしまう。
「今、何時だ?」
「えっ? 今は〜8時25分だよ」
「ギリギリ間に合う……かな?」
「
「えっ!? ちょ、ちょっ――」
チャイムの鳴る残り3分前に学園に到着した。
「ほい、到着」
「ねぇ、
「良いじゃね〜か、遅刻だけは免れたんだから」
「だいたい!
そんなやり取りを正門の前でしていると……、チャイムが鳴り響いた。
「あ、チャイム鳴ったな」
「
「待て待て、
「光の守護獣よ、我を光の速さで教室まで移動させよ! テレポーション!」
その1分後……
「
『あ、ヤバっ! 滅茶滅茶怒ってる……しかも、魔法使っちゃったからかも』
誰がどう見ても
ちなみに、
その後に、
☆☆☆
「はーい! 席に着いて〜」
担任の先生が教室に入って来た。
どうやら、
背丈は、
「それじゃー、先生の自己紹介するね」
『綺麗な先生だな〜それに胸が……』
自分の慎ましい胸を見て溜息……。
それから、
『
「これから3年間担任を努めます、
こうして、
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