終わり行く先に
南月 結
第1話 はじまり
1人の青年がいた。
そいつは世界でたった一人の魔法や魔術、呪術の総てを司るハイブリッドと呼ばれる存在だった。
彼の名を、
本来、魔術と呪術では扱う力が違うため決して交わる事も増してや同時展開など出来るはずもなかった。
そして、最後に
☆☆☆
現代の日本に置いて、
そもそも、どうして
この世は、既に魔術言わゆる魔法と元々存在していた呪術がこの世界を構築している。
つまり、
そして、
☆☆☆
1体は、陰陽の世界において魔法使いと言うのはかなり珍しい。
容姿端麗でとても美人。
戦闘となると膨大な魔力を用いて闘う。
もう1体が……鬼だ。
青年の姿をしていて、1つの特徴がある。
それは、片目がなく黒い眼帯をしている。
そして、最後に
その呪具は、八咫烏の姿をしていて時に黒コートの様に変化したり、単体での呪術の図書館と言われても良いくらいの記憶能力がある。
今では禁呪指定されているが、禁呪までも記憶されていて着用者はその呪術総てを扱う事が出来ると言われている。
ちなみに
ただし、当時一部の人達の噂ではかなり危険な魔獣を傍においていたらしいとなっていた。
そして、月日が流れ……現代――。
☆☆☆
「
「はぁーい!」
彼女の名前は
『さて、あのバカを起こしに行きがてらさっさと学園に行こっと!』
「お母さ〜ん! 行ってきま〜す!」
家を出て直ぐに隣の家に入った。
『あのバカ、絶対まだ寝てる!』
「叔母さ〜ん! おはよ〜」
「あら、夏帆ちゃんおはよう、あの子なら多分まだ寝てるんじゃないかしら」
「
「ん、あぁ〜うっせーな!」
彼は
身長は180センチで、髪は黒髪で短髪、瞳の色は茶色っぽい色をしている。
ちなみに
「今日は入学式だよ! いつまで春休み気分でいる気よ!」
「あ〜、分かったよ! 起きて準備するよ」
「じゃあ、
リビングでは、叔母さん(
「寝てたでしょ?
「うん、寝てたから叩き起したって言うか大声で叫んで起こしたよ♪」
「下まで聴こえて来たからね〜」
そう言われ、
いつもの事だけど、やっぱり面と言われるとって感じ。
時刻は8時、学園までは大体歩いて15分程かかる位置にある。
その為、
何せ入学式早々に遅刻とは笑えない。
「それにしても、夏帆ちゃんの黒髪は相変わらず綺麗ね〜」
「何せ毎日手入れしてるからね〜!」
「それに、その青い瞳なんか宝石みたいに綺麗ね」
「叔母さん、それもう小さい時から言ってるじゃない」
「まぁね〜だって本当に綺麗なんだもん」
そして、時刻は8時10分……漸く
面倒な顔をしながら、頭をかいて欠伸をしていた。
「
「はいはい」
時刻は8時15分……走らないと間違いなく遅刻コース。
「叔母さん、行ってきまーす!」
「2人共、気をつけて行きなさいよ〜」
「は(へ)ーい!」
「
「へーへ」
入学式早々、
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