第八話 千年桜
病院から家に帰った僕は、千年桜と言うものを地図やネットで探していた。一時間ほど調べてわかったことは、その桜は一年中花を咲かせていること、そして、どんな願いでも叶えてくれるということ。
「馬鹿馬鹿しいな…願いを叶えてくれるなんて…」
口ではそう言っても僕は本当に願いを叶えてくれるのだろうか…もし、叶えてくれるなら、二人は目を覚ますのではないだろうか…僕はずっとそう考えていた…そして僕は、
「行ってみるか…」
そう言って僕は、願いを叶える桜…千年桜がある場所に行った…
「これが、千年桜…」
そこには、冬だというのに満開の桜が咲いてあった。本当にこの桜が願いを叶えてくれるのだろうか…そう思っていると、
「あなたも桜に願いを叶えてもらうために来たの?」
いきなり後ろの方で誰かがそう聞いてきたので僕は振り向いた…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます