第六話 過去…1
これは、美雪と紫雷が死ぬ少し前のお話…
私は美雪。今、紫雷兄さんと一緒に健に頼まれたお使いに行っているところだ。
「え〜と、電球二個と原稿用紙か…自分で行けばよくね?」
そんな事を言っている兄さん…まぁたしかにそう思うけど…
「まぁ健も色々忙しいんでしょ…多分…」
そんなこんなで、健から頼まれていた物を買い、帰ろうとした時…
「危ない!!!!」
いきなりそう言われ振り向いた時にはもう大型のトラックが私達に向かって走ってきていた…
僕は美雪と紫雷の帰りがおそすぎると思っていた。
「なにかあったのかな…」
そう思っていると僕の携帯がなった。なんだろうと思い携帯を見てみると、それは病院からだった。
「あの…何かあったんですか?」
僕は恐る恐るそう聞いてみた…
「実は、お兄さんの弟さんと妹さんが交通事故に…」
「…」
「あの、とりあえず◯✕病院まで来てください。」
そこで、電話は切れた…とりあえず僕は病院に行くことにした。
「あの、美雪と紫雷は…」
「308号室がお二人のお部屋になります。」
そう言われたので僕は308号室へ向かった…
過去…2へ続く
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