第二話 謎

「美雪が…倒れた…?」

僕は状況が理解できなかった…美雪が倒れた…なんで…そう思っていると紫雷が

「今、美雪は学校の保健室にいるんだ!早く行こう!」

「わかった…」

そして僕らは全速力で学校へと戻っていった…そして学校の保健室の前まで来た。

「失礼します」

そう言って僕らは保健室のドアを開けた…

「あっ、健」

「美雪…?大丈夫なのか…?」

僕らが保健室に入った時、美雪は保健室のベッドに座っていた。

「うん。少し熱が出ただけだから、もう帰っていいらしいし」

「そっか」

大事に至ってないならよかった…それから数分後僕らは保健室を出た。

「にしても、びっくりだよね〜」

いきなり紫雷がそんな事を言ってきた。

「何が?」

「だって美雪が熱出すことなんて初めてじゃない?」

たしかに紫雷の言う通りだ。美雪はここ数年は体調不良になっていない…

「まぁ確かに美雪はここ数年は体調不良になってないけど初めてってわけじゃ…」

「どしたの兄さん?」

「いや、なんでもない…」

「そっか〜ならいいんだけど」

そして紫雷は美雪と一緒に話し始めた。

「どういうことだ…」

僕がさっきから悩んでいる理由それは美雪と紫雷との小さいときの思い出がほとんどないからだ…最近のことは今でもしっかりと思い出せるが何故か美雪と紫雷の小さい頃の思い出がない…

「一体どういうことだ…」

僕はそう思いながら家へと帰った…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る