mobと美少女(仮)

第353話 ハンバーグ！

キッチンへ行き、冷蔵庫から肉を出してフライパンを火にかける

油を入れて……温まったらハンバーグを投入する

ジューー！！と肉が焼ける良い音が鳴る

あ、そうだ

付け合わせ何にしようかな……

野菜って何があったかなぁ

冷蔵庫の野菜を確認すると、おあつらえ向きに人参があった！

あ、レタスもあるな

これだけあれば何とかできるな

レタスは千切って洗っておいてっと……

人参はピーラーで皮を剥いて、丁度いい大きさに切って

耐熱ボウルに入れて、砂糖とバターと塩を一緒に入れてラップをかけて

レンジで温める

フライパンからパチパチと音が鳴るようになったら、そろそろひっくり返すのに丁度いい頃合いだ

蓋を開けて、フライ返しでハンバーグをひっくり返す

またジューという音が鳴る

片面が焼けたハンバーグを確認して、次の工程に移る

少し待つとレンジがチンと鳴る

レンジから人参を出して、ラップを外してもう１回レンジに入れる

ハンバーグの焼け具合を確認して……もう少しかな

少し待っていると、人参の方が先に出来上がった

甘く煮た人参がこれで完成で、後は……そうだった、味噌汁忘れてた

ワカメか豆腐でいいかな

あ～、豆腐が無い……ワカメでいっか

味噌汁を温め直して、乾燥ワカメを投入する

かき混ぜて完成っと

そろそろハンバーグ焼けたかな？

竹串刺して、うん、焼けてるな

後は……ハンバーグをレタスを敷いた皿に移して、ソース作りかな

フライパンにウスターソースとケチャップとその他諸々調味料入れて

かき混ぜて、味見して……よし、良い感じだな

スプーンで掬ってハンバーグかけて、人参を添えてオッケー

ご飯を茶碗によそって、味噌汁もよそってテーブルへ持っていく

俺「お待たせー」

いやぁ、結構時間かかっちゃったな

堀北「ううん。それで何を作ってくれたのかしら？」

俺「メインはハンバーグだよ。今持ってくるね」

ハンバーグの乗った皿を自分の分も一緒テーブルへ持っていく

堀北「いい香りね」

だよね！

さて、後は自分の分を持って行けばいいかな

あ、飲み物……水でいいかな

俺「飲み物は水でいい？」

堀北「ええ」

コップ２つ、自分の分のご飯に味噌汁を持って行く

俺「それじゃ、食べよっか！」

冷めないうちにね

堀北「ええ」

俺「いただきます」

堀北「いただきます」

ハンバーグが焼けてるか確認するために箸で半分に割る

ちゃんと火が通った色をしたハンバーグから肉汁が溢れ出る

よしよし

堀北さんチラリと見ると、一口サイズにしたハンバーグを口に運ぶところだった

どうだろう……口に合うかな……

パクリと食べ、もぐもぐと咀嚼する

俺「どう、かな？」

うわぁ……ドキドキする

堀北「ええ、美味しいわ。君ってば、料理も上手なのね……」

よっし！！

俺「いや、それほどでもないよ」

でも、嬉しいな

俺も食べようっと！

ソースを絡めたハンバーグを口へ運ぶ

うん……前回より美味しくできたかも？

なんでだろ？

ま、いっか

美味ぁ～

人参も程よい甘さだし

俺「今日の出来は今までで一番だな」

いやぁ、いいね！

堀北「ふふ、ほんとに美味しいわね」

自然と終始笑顔でご飯を食べ終えた

食器を流しに入れて水につけておいてっと

俺「堀北さん、デザート食べる？」

堀北「デザートもあるの？」

俺「うん。プリン作ってあるけど」

食べれるかな？

堀北「ええ、頂くわ」

それじゃ、冷蔵庫から出してっと

カップとプリンの間に串を入れて一回転させて……皿を乗せて、ひっくり返す！！

そーっとカップを持ち上げて……よし、形の崩れも気泡も無いかな

スプーンと一緒に堀北さんも元へ持って行く

俺「はい、どうぞ」

堀北「ありがと。あれ？君は食べないの？」

いや、食べるけど

俺「片付けするから後で食べようかなって」

フライパンとかも洗わないといけないし

堀北「それなら私も手伝うわ！」

いやいやいや！

俺「そんな、悪いよ」

堀北「いえ、手伝わせて。美味しいご飯ご馳走になったのよ、それくらいさせてほしいわ」

そりゃ、有難いけど……

俺「いいの？」

堀北「ええ、もちろんよ。だから、一緒に食べましょう？」

そこまで言うなら……そうしようかな

俺「うん。それじゃ」

自分の分のプリンも出して、同じ要領で皿に乗せて

堀北さんと一緒にプリンも食べる

うん、冷たくて甘くて滑らかで……美味いな

堀北「美味しいわねぇ……ふふ」

珍しく幸せいっぱいな表情を出す堀北さんを見れたなぁ

普段、クールな感じだから……こんな緩んだ表情見れないからな

プリン凄いなぁ