第265話 女装趣味疑惑

部屋着に着替えて、衣装をハンガーにかけ直す

さて……アニメの続き観るか……


しばらくアニメの続きを観て、夕飯の時間になりリビングで夕飯を食べる


食後は風呂に入って、その後は録画予約の確認をして


就寝する





翌朝、カバンに衣装を詰め込んで登校すると

校門の所でYさんが俺を待っていた


Y「おはよ」


俺「うん、おはよ。どうしたの?」

何か用かな?


Y「ただ会いたかっただけだよ?」


俺「そっか」

何か、少しずつだけどYさんの雰囲気が変わってきた気がするな

最初は、義務感?みたいな感じがしたんだけど

何か心境の変化とか、あったのかな?

それもと、俺が変わったのか?


Yさんと一緒に昇降口へ行く

上履きに履き替えて一緒に階段を上ってそれぞれの教室に向かう

その別れ際


Y「今日、一緒にご飯食べよ」


俺「いいけど、またこっちの教室来るの?」

あれはあれで、視線が刺さって痛かったんだけど


Y「ううん。また屋上で食べよう」

屋上か

それなら人目も少ないし安心して食べられるな


俺「了解。それじゃ昼休みに屋上でね」


Yさんと別れて自分の教室に入ると、クラスメイト全員の視線が集まってきた!?


俺「な、なんだ?」

また、変な噂が流れてるのか!?


視線が集まる中、しかし誰も話しかけては来ない


不気味過ぎる……

何があったんだ?


とりあえずBに話しかけてみるか」


俺「なぁ」


B「あ、ああ。なんだ?」

何動揺してんだよ


俺「みんなどうしたんだ?また俺の変な噂が流れてるのか?」

みんなとの距離がいつも以上に遠いんだけど……


B「あ、いや……何て言うか……」

なんだよ


俺「言いにくい事なのか?」


B「ちょっと場所変えようぜ」


俺「そこまで言いにくい事なのか……」

聞くのが不安になってきた


Bと廊下に出て、少し歩いて人気の少ない所へ行く


俺「もう、いいだろ?」

早く言えよ


B「あ、ああ。お前……女装趣味とか、無いよな!?」

……?


俺「無いぞ」

どっからそんな話が出たんだ?


B「そ、そうか!よかった……」


俺「誰だよ、そんな事言い出したのは」

冤罪にも程がある!


B「いや、誰が言い出したのかは分からないんだけど」

なら、信ぴょう性皆無じゃねーか!


俺「そんな噂信じるなよなぁ」

それでも友達か?


B「そ、そうだよな……すまん!」


俺「それじゃ教室戻ろうぜ」


B「ああ」



Bと教室に戻ると、また一斉に視線が集まる

噂の正体が分かったから、気にするだけ無駄だな


集まる視線を無視して、自分の席に座る


しばらくは、このままだろうけど

ある程度経てば忘れるだろ


さーて、授業の準備するかなぁ











俺が気にしてないと分かると、噂は所詮噂でしかないと皆も分かってきたみたいだ

特に何の問題もなく、授業を受けて


昼休みになる


弁当箱を持って一人、屋上へ向かった

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