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 上司に話をした彼女から逃げるために思い付いた地方に新たな旅行をするための施設を作るという提案なのだが、話をしたということで僕の中では期待が大きく膨らんでいた。見た目では出張として行ってそのまま帰ってこないような状況を作り出すことが可能だからだ。会社の中でも上の方の人が審査をするためにそれ程短い時間で決まるということはないのだが提案者である僕がそこの施設のトップでなくとも上の方の役職に就くことはほぼ確実のようなものでさすがに遠くに行くにも着いてくるほどの人ではないと僕は思っている。彼女がそれを越えて来たときにはもう手に負えないところまで来る。まずは僕の提案が会社として受け入れられることを祈って毎日過ごして彼女のストーカーを耐えるしかない。その後に待っている華の日々を想像して…。

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