6
新たな事業を彼女から逃れるために利用しようとどうしたら良いのかいろいろ考えて思いついた案を上司に伝えるべくテンションが高い状態で出勤した。会社の中の立場として何の役職も持たない係員のためそう簡単に提案が通る可能性は高くないが言うか言わないか考えるよりも言った方が却下された場合でもすっきりできると僕は思う。さて、出勤後僕の仕事の具合と上司の仕事の具合を上手く見計らって考えた案をまとめた資料を持っていき、説明した。僕が考えたのは今までの会社のノウハウを生かして国内に海外の色々な地域をモチーフとした場所を作り、国内にいても海外にいる気分を味わうことができる施設を作るということだった。この施設を作った地域は活性化が見込めると言うことで世間に公表できないか、こういうものだった。僕の上司は僕の説明や資料に目を通してから
「私だけの判断では到底無理だ。但し、私がこの場で止めるということはない。この提案がどうなるかは分からないが、上にまわしてみる。」
とこの事業に前向きな姿勢を示した。これで地方移動も夢ではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます