空の境界
感想
きましたラスボス。
個人的にケムリクサが野生のラスボスならば、空の境界は公式ラスボスみたいなものです。
いまいち伝わらないであろう感想を述べたところで、これはあらすじ書くと大体ネタバレに触れてしまうのでその辺は一通りカットして、代わりにキャラ紹介を。
劇場版ですがアニメ用に分割されて放映されたりもしていましたね。
とりあえず私は劇場版しか見ていないのでそちらについての感想と評価になります。
まず主人公にしてヒロイン、両儀式。
直死の魔眼という物体の死を見る事ができる女性。
やくざの跡取り娘でいつも和服を着ています。
もう一人の主人公黒桐幹也の意見で赤い革ジャンを合わせて来ています。
性格はツンギレ。
怒るという意味の切れるではなく刃物のような切れ味を持っているといいますか、いろいろぶちぎれているといいますか。
この表現に関しては作品を見ればわかるという事でひとまず。
ではもう一人の主人公、黒桐幹也について言及するとですね。
何処まで行っても一般人なのに異常そのものという矛盾した存在です。
彼がただ一点、その異常性を発揮するのは全てヒロインの両儀式に関する事象が原因ですね。
例えば住所不定、連絡先不定の人物をとある展示物を見て短期間で現在の所在地を見つけ出すとか、式の巻き込まれている事件に薬物が関わっているという理由だけで麻薬を試したりとか。
式と敵対する人物とピンポイントでお知り合いになっているとか。
大体そんな感じです。
そしてキーパーソンは残り二人(正確にはネタバレに触れない範疇で二人)です。
一人は蒼崎橙子、型月ファンの方なら月姫という作品を知っているかと思われます。
あるいはFateの世界の魔法使いと言う存在でもいいです。
この世界は基本的に魔術と魔法と異能の三種類があると考えてください。
異能は超能力とかそういう分類で未来視とか、主人公の直死の魔眼とかがこの分野です。
魔術とは、常識的な範疇で魔力とかを消費してなんやかんやする技術ですね。
火をつけるとか、人形を動かすとか、結界を張るとかそういうわかりやすいもの。
ドラクエとかの呪文は大体魔術の分類だと思ってください。
世間的な魔術師が使うのは全部これ。
そして最後に魔法使い。
これは常識を外れた結果をもたらすものを指します。
時間遡行とか、当てたらなんでも破壊する攻撃とかそういうの。
世界に10人もいない希少な存在です。
その一人蒼崎青子の姉が橙子さんです。
そんなすごい人の姉ならさぞかしすごいんだろうな! と思った方。
魔術師としては封印指定と言う、ぶっちゃけコールドスリープさせて希少な魔術を保存しようぜという扱いを受けてそれが嫌で逃げだすほどに有能です。
ですが人間としては割とダメ人間の部類です。
衝動買いして懐が軽くなり給料先延ばしにするほどに。
やるときはやるけれど、その機会がめっぽう少ない人物です。
ちなみにロードエルメロイ2世の事件簿がアニメ化決定していますが、そちらでもちらほら出番がある人です。
最後に黒桐鮮花。
はい、幹也の妹です。
禁忌に興味があり実の兄である幹也に恋心抱いてます。
ブラコンです。
行き過ぎて親せきの家の養子となり実の妹ではなく女の子として見てほしいと計画的な行動もするほどにブラコンです。
だからそんな兄が家に式を連れ込んだ時にばったり出くわして、盛大にショックを受けて、兄の伝手か橙子さんのもとで魔術の修行を受けるほどに思考回路ぶっ飛んでいます。
この兄にしてこの妹あり。
さて好きな物ですからキャラ紹介も長くなってしまいましたが、そんな四人。
鮮花の出番が局所的なので基本的に三人ですね。
メインでカメラが向けられるのは幹也と式で、物語が進行していきます。
演出は派手ではないものの、実に原作通りの地に足の着いたどっしりとした、それでいて猫のように軽快な動きを見せてくれます。
BGMやSEの使い方も丁寧で、ここぞという時に流れる曲は痺れるほどにマッチしています。
絵が崩れる事は無く、常に美麗な映像が楽しませてくれること請け合い。
殺し殺されの日々を描いたラブコメです。
はい、これラブコメです。
おそらくその感想を原作者の那須きのこ先生にお伝えしたら否定されるかもしれませんが、私はラブコメとして見ています。
だって……ねぇ?
詳しくは本編を見てくださいとしか言えませんが、三角関係とか横恋慕とかもうすっごいのなんので……。
そんな(血潮なんかが)ドロドロラブコメ、評価は満点です。
五点。
はっきり言って贔屓目ですが、型月作品の中でもずば抜けていると思います。
FateをGOやZEROで知ってるけどそれ以外はあんまり、と言う方には是非ともお勧めしたいところです。
プリヤが好きと言う人にもぜひ。
評価:☆☆☆☆☆
ちなみに私もFGOやってますが未だに剣式さんが来てくれない悲しみを背負っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます