モーレツ宇宙海賊
感想
モーレツ宇宙海賊、ももクロやパチンコで知ってるけどアニメは見てないなぁという方もいるのではないでしょうか。
原作は『ミニスカ宇宙海賊』という名前の小説ですが、めでたくアニメ化となった作品です。
なぜタイトルが変わっているのかなどは大人の事情があったのか、それとも何かしらの意図があったのかは不明ですが……はっきり言いましょう。
私この作品大好きです。
まずタイトル(原作含む)から想像するのはどのような内容でしょうか。
私が最初に想像したのは『仰天人間バトシーラー』のようなドタバタ劇でした。
あるいは萌え路線に走った、ばくおん!のような美少女×無骨のギャップ狙いの作品ではないかと考えた方もいるでしょうか。
ところがどっこい、ガッチガチのSFアニメです。
視聴したことがないため詳しい事は語れませんが宇宙戦艦ヤマトと同じ方向を向いているのではと思います。
つまり宇宙船での宇宙戦。
では軽くあらすじを。
宇宙海賊とは、過去の大戦時に政府から認められた合法の海賊たちの事を指す。
私掠船免状という特別な書類を持つ彼らは現代にいたるまで宇宙船を乗りこなし数々の船を襲い現代まで生き延びてきた。
ある日主人公の加藤茉莉花の元に二人組の男女が現れる。
どうやら母の知り合いらしい二人は、こう告げた。
弁天丸船長が死んだ、と。
それは茉莉花の父親であり、私掠船免状を持つ合法の海賊だった。
その日を機に茉莉花は世襲以外では認められない私掠船免状を継承するべく海賊稼業に携わることになる……。
と、まぁ一話のAパートだけでこんな感じですね。
正しく言うなら私掠船免状を継承して海賊になると決めるまでも、決めてからもいろいろなトラブルがありますがそこは割愛。
だってその色々が本当に面白い話ですから私が語ってしまうのはもったいないですからね。
さてさて、この作品SFだけあってワープやらビームライフルやらがちょいちょい出てきます。
正式にはブラスターと言う名前らしいですが、固有名詞を出してもいまいちピンとこないでしょうからここはそれらしい名称で勝手に呼ばせていただきます。
宇宙間航行なんちゃらと言っても、おおよその意味は伝わるのでしょうけど正直私がそれらを正しく覚えているかが怪しいというのも一因です。
がちなSFということで、宇宙海賊の部分はある程度納得していただけるかと思います。
ではモーレツ、あるいはミニスカに関してはと言うと……主人公、女子高生です。
そしてこれでもかと言うほどミニスカです。
そのスカートで自転車立ちこぎしてるけど絶対見えてるよね! と言うシーンもちらほら。
スパッツの可能性もありますが、作中でミニスカが原因で下着が見える事はありません。
ここでとある作品(後日レビューしますが)の名言を使わせていただきます。
見えてしまえば下品な下着も見えなければ芸術なのだ。
はい、言いたかっただけです。
白夜叉様ありがとうございました。
いわゆる萌えと言う部分に関してもこの作品は抜かりないです。
そこまで求めていませんと言うレベルの百合も丁寧に描かれています。
小型機などの話も出てくるので大きな規模では宇宙船、小さな規模では惑星内を飛べるヨットと呼ばれる自前の推力と機体の軽さや羽で風を受けて気流に乗って飛ぶ小型機、さらに小さいと学校の部活動での話なんかもちらほらでてくるので飽きることなく見る事が出来ました。
ちなみに中二心をくすぐる言葉とか設定がポンポン飛び出してきます。
最初に私掠船免状を貰った七隻の戦艦、オリジナルセブンとかもう垂涎ですね。
個人的にテセウスの船状態になっている船とかそういう設定は大好物です。
べた褒めをしたところで逆に合わなかった点。
OPEDのこれじゃない感。
ももクロファンの皆さんごめんなさい。
ただどうしても肌に合わなかったんです。
OPは、慣れてくれば……と言う感じでしたがEDは始終苦手なままでした。
その代わりに特別バージョンのエンディングがありまして、こちらは一度聴いて惚れたほどの神曲でした。
そんなこんなで総評は4点。
重ね重ねももクロファンの皆様ごめんなさい。
曲がとにかく肌に合わなかったので1点減らさせていただきました。
劇場版も見に行きたいと思い続けて結局見れなかったので何かしらの方法で視聴したいと思います。
評価:☆☆☆☆
ちなみにアニメの終盤はアニオリですので原作既読の方でも一味違ったミニスカ宇宙海賊が楽しめます。
逆にアニメしか知らないという方は原作小説もどうぞ。
黄金の幽霊船などは原作でもあります。
どちらも知らなかったという方、おすすめですよ。
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