2019春 フルーツバスケット1話
感想
さてさて始まりましたフルーツバスケット。
私のフレンズがこの作品が大好きで布教されて漫画を購入したのが10年近く前でしょうか。
未だに本棚に収まっているのですが、すっかり埃を被ってしまうほどに長らく手に取っていない作品の一つです。
つまり内容のほとんどを忘れて印象的な部分だけを覚えている感じですね。
ではまず1話の感想から初めて追記していくという方式を取らせていただきたいと思います。
その方が読みやすいと判断しての事ですのでご了承ください。
1話はまさに物語の導入。
家族を亡くした主人公がテント暮らしをしているシーンから話は始まります。
そして山道を歩いて通学中にふと見つけた古民家でいかにも胡散臭い雰囲気の男性と、学校では王子として女子生徒の人気を一身に集めるキャラクターが出てきます。
そして紆余曲折を経て徐々に背景が開示されていきます。
主人公の心情や、テント暮らしというガチキャンに至るまでの過程です。
他にもどのようなキャラがいるのかなどの情報もチマチマと出てくるのですが、そこは古典とも王道ともいえる作品の真骨頂。
王子様ファンクラブに囲まれ追及される主人公、現代では絶滅危惧種ともいえるヤンキー系女子、髪に葉っぱついてるよからのムーブなど今では慣れ親しみ芋けんぴなどの新種の改良を加えられていった表現がこれでもかと言うほどに描かれていました。
実に懐かしい空気、しかし絵柄は現代にあった物に改変されています。
私はその辺りの事情には疎いのですがどうやら原作者の先生から絵柄を一新してくれという要望があったそうですね。
さて、まだ1話。
魅力がわからない方もいるかもしれませんが、この作品は謎が解けていくまでの過程がとても綺麗に纏まっている(と言う記憶がおぼろげながらに存在する)ので1話でよくわからなかったからと切ってしまうのはもったいないと言わせていただきましょう。
幸いと言うべきかニコニコ動画では1話が無料で放送されていますので録画していなかったという方はそちらをご覧になるのもいいかと思います。
2話目以降が無料か有料か、私は知らないので1話を見て面白そうと思った方は録画をお勧めいたします。
この作品のテーマは十二支と猫と少女ですね。
今のところ言えるのはこのくらいですが……さてさてどうなることやら。
人気の根強い作品ですのでよほどのことがないかぎり、あるいは根本的に合わないという事が無ければハズレの烙印を押されることは無いでしょう。
と、希望を胸に抱えております。
2019年4月6日
では1話段階での評価。
キャッチーではないにせよしっとりと魅せてくれる導入でした。
おそらくあと2話、つまり3話までは話の導入として丁寧に描いてくれるのではと期待しています。
逆に行ってしまえば1話ではまだまだ情報が出そろっていないため評価が不可能と言う事もあり様子見の3点。
個人的にはこの先を断片的にでも知っているからこそ丁寧に描かれている1話に5点をつけたいところですが、それは今後の見せ方次第ということで。
なお過去にも映像化されたことがあり、その時の記憶が強い人は違和感を覚えていることでしょう……。
評価:☆☆☆
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