3日目 部活

昨日は友達が出来そうだったが緊張していて塩対応してしまった。今日の目標は普通に過ごす、それだけだ。


いつものごとく妹に起こされ学校へ行く。今日も咲桜さくらと一緒に学校へ向かった。


学校に着くと部活動の募集をしていた。

「そーいえば、環音わとは何部はいるのー?」

「んー、まだ決めてないな。」

「ここの学校に帰宅部ないからね!ちゃんと部活入るだよ!」

と、咲桜が衝撃的な発言をした。それはもう地球が終わるほどの...

「え!?まじで?」

「そうだよー!」

咲桜がスキップしながらなんだか嬉しそうに答えた。

そうか、部活入らなきゃいけないのか。

そんなことを考えてたら教室に着いた。


授業が始まり、いつもどうりつまらない授業中に部活について考えていた。

さて、どうするかなぁ。窓から見える青空を眺めながら昨日貰った部活動一覧を見る。

スポーツは出来ないし、絵もかけない、生徒会に入るなら部活入らなくて済むそうだが生徒会なんて部活より嫌だ。


そこであるもの目がいく。

「なんだこれ、超ダークグレイド部って。」

うわぁと思いながら部員人数を見てみると47人と書いてあった。

いや、多いな!と心の中でツッコんどく。


そんなこんなで学校が終わった。


よし、帰るか。荷物をカバンにつめて立ち上がると、「ねぇ!部活きまった?」と咲桜が聞いてきた。

ふざけて「超ダークグレイド部に決まってんじゃん。」って言ったら咲桜が「うぇ!?なにそれ!」

と驚いた。

「え?だから超ダークグレイド部だよ、部員47人の」

「多いな!」

俺と同じツッコミをする咲桜。


「嘘嘘、まだ決まってないよ。」

すると咲桜がパァーっと明るくなり

「じゃぁうちの部活に入らない?」

と言われた。

「ん?何部だ?」

「なんでもする部。」

「え?」

「なんでもする部。」

えぇーと、なんだその部活は!なんでもする部とか申請通るのか?

「えーと、部員あと2人入れば申請は通る...よ?」

まじかよ、まぁいいか。別に入りたいとこなかったし。

「じゃ、入部するよ。」

「やったー!あと一人だ!」


部活が決まり家に帰ると妹の奈那ななに報告した。

「部活入るわ。」

「...え?」

「部活入るわ。」

「えぇ!?あのお兄ちゃんが部活に入るぅ!?」

めっちゃ驚かれた。引くぐらい驚かれた。


「ところでお前は何部に入ったんだ?」

「相談部にはいったよ!」

「ふーん。」

どうやら相談部に入ったようだ。妹よ我の相談にも乗ってくれよな。


そんなこんなで一日が終わった。

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