第6話 貴婦人の凱旋

  時間は数刻前に遡る。


 「いや、それより二つ目だ…お前らの使用できる魔法を全て教えろ」


 未だ葬送の続く闇夜の中。真尋とムスプルヘイムの問いかけは続いていた。


 「ほう?何でそれを知りたいんだい?」


 「お前らのことだ。まだ何か隠してることの一つや二つはあるんじゃないか?」


 他の妖精は不明だが、ムスプルヘイムはクズだと断言していい。

 アドバイザーを名乗っておきながら一つ行動選択を怠るだけで勝手に主人を見限り、主人の死を道楽として見物する醜悪へと成り下がる。それが幻想生物の形を模したに過ぎない。

 だが、そこは接し方の問題だ。聞かなければ答えないのなら聞けばいい。役職がアドバイザーなのならそれを果たさせればいいだけなのだ。


 「…はぁ、キミって本当に可愛げってモンがないよね」


 「男子に求めて嬉しいかそれ?それで、あるのならさっさと答えろ」


 そんな真尋の見透かした対応にムスプルヘイムも根負けしたのか、溜息を吐き、不貞腐れながらも自身の扱える魔法を説明する。


 「アタシたちが構成者ヘルハールの支援役として授けられた魔法は三つ。一つは回復魔法。これは一度、使ってみせたね」


 回復魔法。侍女との戦闘に於いて真尋の切り傷を再生してみせた道理から外れた力。あれが発動していなければ真尋はとうに血の風呂の一部と化していただろう。


 「二つは通信魔法。念話と理屈は同じだ。離れた構成者ヘルハール同士の思考を繋いで遠隔会話を可能にさせる。まぁ、協力関係を結んだ者限定だけどね」


 携帯を所持していた場合には必要性を疑う魔法だが、状況によっては非常に便利な魔法と言えるだろう。妖精がそれを素直に受け入れるかは話が別だが。


 「…んで、三つ目は転移魔法。文字通り対象を転移させ様々な場所に送り届けることが出来る。まぁ、だからって最大でも半径数キロ程度のちんけな魔法だけどね」


 電流が走る。真尋の精神がムスプルヘイムの言葉を理解する前に、脳が敵に対する乱雑な作戦要綱を編み出した。

 あまりにも唐突に閃いたものだから気味の悪い浮遊感が襲いかかるが、何とかそれを制止してムスプルヘイムへの問いを再開する。


 「…それは、その範囲なら自由に転移可能ってわけだな?」


 「まぁ、魔力の許す範囲でならね…って、まさかとは思うけど作戦を考え付いたカンジ?」


 「あぁ、単純な策だし、何よりも妖精共の性格に賭けなきゃならないけどな」


 本当に己が短絡さに嫌気が差す。これは所謂、愚策の類だ。しかも妖精の一部にでも博愛主義者や慈愛の持ち主がいれば直ぐにでも破綻する安い作戦でしかない。


 更に相手の能力が予測の埒外であればそのまま真尋は死にゆく運命にある。


 「策はこうだ。まず、この火葬自体を囮にして敵を誘い込む。粗しかないが敵が野宿でもしてるのだと誤解してくれれば万々歳だ」


 「分の悪い賭けだねぇ…」


 「だからお前ら次第なんだよ。アドバイザーの責務を全うするかしないかで成否が分かれるんだからな」


 付け入る隙は十分だ。後は敵側の妖精がこの事実を伝えずに面白がってくれさえすれば第一の壁は突破される。問題はここから先だ。


 「それで上手く誘導できたら囮に誘い込んだ相手を魔法で燃やす…と言いたいところだが、恐らく意味はないだろう」 


 「だろうね。敵も魔法を扱える以上、ヤワな手段は控えるべきだ」


 「だからこそ、お前の転移が役に立つ」


 「は?どゆこと?」


 真尋の作戦は非常に稚拙だ。

 敵を罠に誘い強襲。そして敵の生存が確認出来た場合、すぐさま炎を展開。真尋を隠蔽するための蓑として運用し敵の背後へと回り込む。

 そこから先の攻撃によるダメージの一切は度外視。万が一、行動不能に陥った際には回復魔法で復帰する。敵もこちらが背後へと移動しているのは予測するだろう。その虚を突く形で転移魔法を発動させ、一気に背後を奪い、日本刀と炎の合わせ技で斬り落とす。


 妖精の悪逆さと相手の魔法の脆弱さに物を言わせた真尋個人では成立しない作戦。転移も指定した箇所への移動が叶わなければ意味を成さない。


 だが、これ以外に考えつかないのも事実だ。何よりもう時間がない。たとえどれだけ作戦が他力本願だろうと実行するしかない。


 「…なるほど、確かに賭けだねこれは。それも相手次第とか…キミはもう少しマトモだと思っていたんだけど…」


 「…でも、これしかない。嫌だと言っても付きあわせるからな。ムスプルヘイム」


 真尋の決意を固めた瞳がムスプルヘイムを射抜く。死を目の前にして震え上がるでもなく、現実逃避するでもなく、狂気にすら呑まれなかった男の初戦が開幕する。

 それをどうして眺めるだけで済ませられるというのか。アドバイザーとして生を受けたことに今日ほど感謝した日はない。


 「勿論。キミが戦うというのならアタシも喜んで付き合うよ」


 口元が歪みきった笑みで真尋の覚悟を後押しする。日本刀を手に取り、二度目の殺人に膝を少し笑わせた少年の姿は滑稽で、それでも自身の主としてはこれ以上ない当たりだとムスプルヘイムは己が幸運に人知れず酔いしれた。


※※※※※


 この世には明確な区別が存在する。

 善と悪。清廉と悪辣。勝者と敗者。生きとし生ける全ての生物はその輪廻から逃れることはできない。

 それは人間とて同じだ。どんな環境に追い込まれようが、その本質は変わらない。


 少女が踊っている。頭にはザクロを被らせ、胴体には黒装束を纏わせ、両手には花を携え、両足には黒糖を敷き詰めた靴を履いて踊り狂っている。

 演目は狂想曲。苦痛を謳った歌詞に乗せて少女が絶叫と共に舞踏を彩る。

 観客は三人。二人は舐め回すように鑑賞し、一人はただ茫然と立ち尽くしている。やがて、少女の舞が散漫になったところで一人の客が二人の客と雑談を始めた。


 「いやはや今回の戦いは見事だった。敵ながら天晴れだったよ」


 「ハッ、抜かせよ三下。アドバイザーがこの手の危機に鈍感でいられるワケないじゃないか」


 ムスプルヘイムが嘲笑混じりに敵側の妖精に向けて言葉を返す。同族嫌悪なのだろうか。明らかに苛立ちが込められた声色だったがそれを無視して妖精は会話を進める。


 「そうだね。確かに把握はしていたさ。どういう作戦なのかも大体の予想はできていたしね」


 澄みきった笑顔で悪びれもせずに感想を述べる妖精の姿は外道以外の何者でもなく事実、ムスプルヘイムの顔は怒りに歪んでいた。


 「でも、聞かれなかったから。どっかの哲学者も言ってただろ『語りえぬものには沈黙せねばならない』ってさ」


 「それはそもそもの意味が違うだろうが。アタシがカレに慣れ過ぎたのもあるんだろうけど、キミの態度はとことん気に入らないね」


 「それは結構。こっちも君みたいな半端者に好かれても嬉しくないしね」


 何故、ムスプルヘイムが憤怒しているのか真尋には理解不能だった。

 役職に対する責務に対してなのか、単なる純粋なものなのか、自分の鏡を見ている気分にさせられるのか。

 真尋にとってあまりにも異様な光景だったが、少女の命の危機を感じ取ったのか妖精はムスプルヘイムに背を向けたかと思うと少女の足元に青色をした魔法陣を展開した。


 「ま、今回は清々しいほどにこちらの敗北だ。…転移を用いた不意打ち戦法。僕らの性格を理解した上での発案なら君の構成者ヘルハールは優秀だ。誇っていいよ」


 「この期に及んで逃げるワケ?随分と臆病なんだね」


 「臆病で何が悪い?生死の関わる場に於いて蛮勇は何よりも忌避されるものだよ」


 最後にそう言い残して少女と妖精は姿を消した。一切の気配を残さず、ただ己の趣味に興じて生きる文字通りの小悪魔は最後の最後まで笑っていた。


 「…いけ好かないヤツ。自分の所為で死にかけたってのに…ま、人のことは言えないか」


 未だ呆然としたまま虚ろに前だけを見据えている真尋の姿は抜け殻同然でさしものムスプルヘイムですら一瞬、精神の崩壊を疑ったが、真尋の精神強度はそれでも尚、突き崩されず健在だった。


 「…終わったんだよな」


 「…あぁ、終わったよ。キミの勝ちだ」


 ホッと息を吐きその場にへたり込む。服に染み込む汚れなどお構いなしに真尋は下半身を大地に預け休息を取る。


 数分の攻防。しかし、体感では一時間以上の命のやり取りは真尋の勝利で幕を閉じた。

 いまいち実感が湧かない。本当に勝ったのか。相手はどうなったのか。疑問を列挙すればキリがない。唯一の事実は生き残ったという結果のみ。それすらも幻想だと思い込んでいる自分がいる。


 「…相手はどうなった?」


 「撤退したよ。生死は不明。まぁ、五分五分だろうね。万が一、生き抜けたとしても全身大火傷の人間が数日で行えることなんてたかが知れてる。心配する必要はないだろう」


 「……そうか」


 涼風が真尋の髪を優しく揺らす。安全圏への到達は現時点で以て確立された。

 脅威は去り、真尋の生存が保証されたのだ。その拭いきれない安息は双眸に響き、真尋に暖かな雫を流させるには十分だった。


 「――あ?」


 涙。流れ出る理由すら見当がつかない涙がぼろぼろと零れている。冷たさはなく、真尋の温度に合わせた心地よさが余計に涙を量産させていく。

 止まらない。それどころか加速度的に増え続ける一方でいつの間にかムスプルヘイムにだけはバレまいと嗚咽に走っている自分に気付いた。


 「泣いてんの?」


 「う、るせぇ…!これは…!」


 「いいよ。むしろ泣くってことは相応に恐怖を感じていたっていう証明だ。そういう意味ではキミも人間だったってことだね」


 「他人を巻き込んどいて…!」


 「その感覚を覚えておくといい。キミのことだ。二度目はないだろうしね」


 闇の夜。負の歴史に囚われた町で一人の少年が涙する。それは覚悟を決めた戦士としてではなく、殺人に手を染めた罪人としてでもなく、ただ過酷な状況に放り込まれた理不尽に立ち向かった子供の涙だった。

 


 「さて、泣き虫君。これからどうする?」


 「…さて、どうしたもんかな」


 時刻は零時を過ぎただろう。雲は晴れかけ、月光が辺りを照らしている。真尋の右腕に握られた少女の鮮血を浴びた刀身は紅に輝いていて、微かに反射された自分の姿は薄汚れているように見えた。


 「え、スルーすんの?今の発言スルーすんの?」


 「反応してどうなる。余計に煽られるだけだろうが」


 「ちぇー…可愛げないなぁ…」


 納刀する鞘もなく主人すらも失った刀を燃え尽き、黒焦げた死体へと返却する。血はポケットに入ってあったハンカチで拭いたが既に固りかけた血痕は落とせなかった。

 仇を討ち主人の元へと旅立った刀へ向けて供養する。

 両手を叩き、瞼の裏側の暗闇を睨みながら名もなき神へと祈りを捧げる。十数秒の沈黙の後、目を開け、刀と死体に再度、炎を灯す。

 刀は鉄製でしかも玉鋼を用いているのが定番な以上、炎程度では溶けないだろうが今度こそ彼をちゃんとした形で葬るにはこれしかない。


 「日本人ってヤツは本当に健気だねぇー…こんなことして何の意味があるんだか」


 「気休めって言っちまえばそれまでだけどな。死者との関係にケリを付けて新しい人生を始めるにはこれが一番、手っ取り早いんだよ」


 「…満足するのは生者だけだって?」


 「あぁ。だからこそ生きてる間でできる限りのことをして後に託す。それだけがが全生物が共通して兼ね備えたこの世界を生き抜くための処世術だ」


 鎮魂の煙は暗夜へと流されていく。二つの魂の戦いは終結し一日目が終了する。残るは三人。その内の一人である真尋は溜息を吐きながら、


 「風切になんて説明すりゃいいかな…?」


 そんな悩みを空へ吹かせ、教会へと帰還した。



結局、二度目の就寝も通用せず、目に隈を抱えたまま二日目の朝を迎えた。


 陽光に照らされた町並みは自然の風景も相まってとても綺麗で眺めもよく、恋花の鼾さえなければ快適な早朝と言えたのだが、朝食の匂いにテンションを上げた子供たちの活発という名の濁流に攫われた結果、そのありがたみすら薄れてしまった。


 朝食の終了後、迷いはしたものの、手伝い開始前に改めて真尋は恋花を呼び出してこのゲームのルールをムスプルヘイムも交えて説明した。


 歴史改変を成すには他の構成者ヘルハールを殺す必要性があり、この歴史に滞在している真尋と恋花以外の構成者ヘルハールは死ななければならないということ。

 真尋が昨夜、構成者ヘルハールと遭遇し戦闘になったこと。そして相手の撃退に成功したこと。それらを隠すことなく詳細に説明した。


 顔面蒼白とはああいう表情を指すのだろう。それぐらい恋花は衝撃を受け、客間へと戻っていった。

 幸いにも恋花の手伝いは午後の予定だった為、不用意に子供たちを心配させずに済んだのだが、様々な感情に整理をつける為か客間には鍵が掛けられていた。


 「本当によかったの?カノジョに教えて」


 「お、しえないわけには…いかない、だ、ろうが…!てか、作業中に、話しかけるな…!」


 現在、真尋はリザの管轄である町唯一の井戸から汲み上がる水を必死に運んでいた。

 井戸と言っても地下水ではなく山から流れる天然水を供給する方式を採用しているものだが。それを何とか教会まで抱えて歩くこと四回。既に真尋の両足は根を上げ、両手は悲鳴を上げている。


 「はい。これで終了です。ありがとうございました」


 水をリザに届けると同時に崩れ落ちる。体力は底を尽き、強張った筋肉は休息を欲している。


 「…リザはこれを殆ど毎日繰り返してんのか…素直に尊敬するぜ」


 真尋の運んできた水を回収してうんと背伸びした彼女の背は年相応の少女以外の何者でもなく昨日、侍女に殺されかけたとはとても思えないほどに穏やかな顔つきをしていた。


 「そんな大したものじゃありませんよ。ただの日々の行いに過ぎません」


 「それでもだよ。俺なんてもう動けやしねぇ…」


 純粋な尊敬の念を聞いて気分を良くしたのか彼女は真尋へと微笑を浮かべる。

 ここだけなら本当に普通の女の子なのだ。異常に従順ではなく、狂気に怯まず、ただあるがままを享受して当たり前の日常を愛そうとする一人の人間でしかないのだ。

 改めてこの町の異質さを認識する。教会に辿り着くまでにも昨日の初戦もあってか何人もの懐疑的な目をした住民と遭遇したが警戒こそあれ普段と何も変わらない生活をしていた。それ自体がおかしいのだと気付いていて尚だ。

 ムスプルヘイムの言っていた盲目は確かに存在していた。心を閉ざし仮初の日常を受け入れ、いつ来るか分からない自らの処刑を待ち続ける。それはさながら死刑囚のようで、とても見ていられるものではなかった。


 「真尋さんが手伝って下さったお陰で午前の作業は早く済みましたから、休憩して下さって構いませんよ」


 「そうさせてもらうよ」


 リザの手を借り、何とか立ち上がる。両足の震えは収まらないが休息を取れば午後には復帰出来るだろう。

 だが、真尋の右手がリザの手から何かを感じ取ったのか一向に離れようとしない。そんな傍から見れば呆然と立ち尽くしたようにしか見えない真尋を心配してかリザが真尋に声をかけた。


 「あの…どうかしましたか?私の手に何か付いてましたか…?」


 問われて、気が付いた。二人だけだったからよかったもののこれでは完全にヤバい奴だ。真尋は慌てて脳内から取り繕う言葉を探し出し、弁明した。


 「あ、いや…ごめん。ただ少し触り心地がいいっていうか、暖かいっていうか…ってこれじゃただの変態だな…えーっと」


 「取り敢えず、大丈夫なのなら…その、離してもらってもいいですか…?」


 互いに手を外し、少し気まずくなる。一体、何を言っているのか。これが現代日本だったら間違いなくセクハラ発言と解釈され、そのまま腹切りの運命にあっただろう。


 だが、そんな心配は杞憂に終わった。


 馬車の軽快な足音が聞こえる。リズミカルな馬のステップは卓越した調教の賜物であり住民に畏怖を与えている。リザの笑った足が他らなぬ証明だ。


 「な、何だこの音は…って」


 全員が平伏している。作法は統一されておりリザを含めて全員が頭を垂れ、やがて来訪する馬車に備えている。

 何がどうなっているのか。その答えは明白だ。この町で住民にこんな行動を強制する権限を持った人間など一人しかいない。


 朱色を基調に彩られた馬車が教会に停車する。金色の意匠が施され、家紋のようなものが描かれている馬車の外観は常人の感性を浸食し有無を言わさずに怯ませる。


 気配がする。血の匂いを漂わせ、丁寧にあしらわれた赤色を基調としたドレスを羽織った女性が平民の暮らす放牧地へと降り立つ。


 濃い茶色の長髪に潤った碧い双眸。身体は華奢だが衰えを抱かせず、希望に満ちた顔つきとそれに支えられた美肌が絶対者としての威厳を保持している。


 「久しぶりに外へと出てみたのだけれど…旅人が来ているという噂は本当だったのね」


 ゲーム開幕から二日目。元凶の登場は想像よりも華やかで彼女はただ淡々と真尋へ向けて礼節の整った挨拶を行った。


 「初めまして。御機嫌よう。私の名前はバートリ・エルジェーベト。この地域の長にしてチェイテ城の城主を務める者です」


 残酷は言葉を紡ぎ、真尋と邂逅する。これが第一の転換点となることを、この時の誰もが想像すらしていなかった。


 

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