第15話 三十日目(塾生)

どうやら女子達の話によると何者かが侵入してきたようだ。

相手は男だったという。

とりあえずケンキに影魔法を使い、こっそり見てもらうことにした。

「俺は天才ケンキシロウ〜♪今日も悪をぶっ潰す〜♪」

妙な歌を歌いながら、ケンキはお風呂に近づく。

「保護色」

影魔法を使い、ケンキはお風呂の中を覗く。

すると中にいたのは光助くらいの男子だった。そして、ケンキはその子とたまたま目があった。

目があおうがバレやしない。そう思いながらケンキは男子を見ていた。

しかし、男子はだんだんケンキに近づいてく。ケンキはドキドキしながら男子を見ていた。そして、その距離はどんどん縮まり、ついには

ニャ!!

触られた。

仕方なく、ケンキは保護色をやめ、

「どうして俺がここにいると分かった?」

と聞いた。

男子は少し戸惑いながら、

「直感...かな」

と言った。

すぐさまケンキは光助を呼び出した。

そして、光助が風呂場に来る。

光助を見たその男子は、よ!と言ってきた。

光助もそれに応じて、よ!と言った。

そして、ケンキはびっくりしたように

「知り合い⁉︎」

と言った。



一方その頃、リビングでは。

「うー。寒い」

「夏なのにこんなに寒いとは」

「凍死しそう」

「%¥%○$+%€*÷#」

そんなことを言う女子に隼也は

「お前ら早く服着ろよ」

「それな」

スモラは隼也の言うことに納得している。

「でもさっきので、服取りに行けなくなった」

「あれはトラウマよ」

「男子誰か着いてきて」

それに隼也とスモラは反応する。

そして隼也とスモラは小声で話し合う。

「どうする隼也」

「何が」

「着いて行く人だよ、お前にとって、この状況は女子のあれを見るチャンスでないか」

「チャンスてなんだよ、別に見ねえし」

「じゃあ行っといてね」

「分...分かったよ」



一方ケンキ達は

「ケンキ、こいつは霧峰 聖樹きりみね せいじゅ。塾の生徒だ」


そう、俺は町に行ったころ、

「じゃあ図書館行きますか」

俺は歩き出す。

15分後。

「そういえば、どこかわかんねー。

町の人に聞いて見よう」

そして俺は町の人に道を聞いた。その聞いた人が聖樹てことだ。

そして、聖樹の案内のもと図書館に着いた。そして、俺と聖樹は少し図書館のカフェで話し合いをし、また会おうと別れた。


まさか、こんなに早く来るとは。

「そういや、なんでお前風呂場から入ったんだ?女子達めちゃくちゃひいとったぞ」

「いやいや、ごめんごめん。てっきり騒がしい方がリビングだと思っちゃって、いきなり出てきたら驚くかなと思って入ってみたらまさか風呂場だったとは」

「これからはインターホン押せよ」

「分かった、分かった」



「ちょっと女子、なにこれ」

「これはアイマスク。コロ助の机に置いてあったから奪った」

ギュッ!

何かに抱きつかれる。

また誰かに抱きつかれる。

「進め」

小奈多が叫ぶ。

俺は戦車か。

そう言いながら俺は進む。

そして無事、クローゼットにたどり着いたようだ。

数分経ったらアイマスクは外された。

その時にはもう女子は着替えていた。

男のロマンが...

「男はつらいぜ」

そう小声で俺は言った。



「今日はいっぱい話が出来て楽しかったよありがとう光助。ケンキくんもありがとう」

「お!またな聖樹」

「ばいばい聖樹」

「ばいばい」

聖樹は帰っていった。

「さて、リビングに行くか」

「そうだな」

俺らはリビングに行く。

リビングは真っ暗だった。

「うわ、あいつらもう寝たのか、なんだか俺も眠たくなってきた」

俺は隼也達の書いてる日記を読まずそのまま寝ようと思った。


「あだ名つけたけれど、結局今日は普通の名前で呼んでたな。明日からはちゃんとあだ名で呼ぼう」

俺とケンキはソファーで寝た。


受験まで残り700日。

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