第11話 二十日目(町探検)[上]
気になる。とても気になる。
町にどんなものがあったか気になる。
俺はふと夜中の1時にそう思う。
そう思った俺は夜中の3時、こっそり家から出て、町に向かった。
「おはよう」
「おはよウクライナ」
「おはようございます」
「おはよウサギ」
「おはよう●ち」
シーン...
辺りが静かになる。
「あれ、今日はあのツッコミ役いないの」
ふと小奈多が言う。
「さあ」
「家に出るとか書いといたらいいのに」
「本当にね〜」
「オネエかよ」
隼也の言葉に新入りがツッコム。
すると、雪が
「いたよ、ツッコミ役」
「えっどこに?」
新入りが雪に問う。
すると、一斉に
「お前だよ!」
と言い、新入りの方に指をさした。
「えっ?私?」
新入りが戸惑いながら言う。
「そういや新入りちゃん。名前を聞いてなかったね。なんて名前なの」
今度は反対に雪が新入りに問う。
「私は
AM5時
光助、町に着く。
「うわぁ、相変わらず賑やかだな。5時でこれなら昼間になったらヤバイことになってそうだ」
そう一人言を言いながらのろのろと歩く。
ちなみに町は周りにビルが建っていて、案外都会だ。まるで東京のように。
そして俺はひとまず近くの図書館に行くことにしたのだった。
「ねぇ買ってよ」
小奈多が香美に一生懸命お願いする。
「ダメ!」
香美はアッサリことわる。
「香美のケチ」
小奈多が口を膨らましていう。
「あのね、小奈多。正直今の私たちにはコンドームなんていらないのだよ」
ブー‼︎
雪と巫女が思わず飲んでたお茶を吹く。
「しょうがない、今回は諦めるか」
香美が安心したような顔になる。
ピンポーン
「宅配便です」
この声を聞いた瞬間香美は察する。
小奈多は他の物を買っていたのだ。
香美が宅配物を開ける。
すると中には、
AM8時
光助、図書館に入る。
みんな、なぜ俺が図書館に来たか分かるか。
それは、ここの歴史を知る為だからさ。そして俺は最初に隼也の言っていた異世界人と転生人について調べることにした。
うーんこれかな。そう言い俺はある本を手に取った。その本の名前は
「不合格者殺し自爆装置異世界人と転生人」
という名前だった。
この題名を見て俺は固まった。
隼也が自爆装置!?
すると中にはとても可愛いらしい白猫が入っていた。
「え?」
香美が戸惑う。
すると小奈多が駆け足でこっちに来て
「わぁ猫ちゃんだ!」
と言う。
その反応に香美は小奈多がたのんだのではないと思ったが一用小奈多に
「小奈多、この猫はどういうこと?詳しく説明して」
と聞いた。すると小奈多は
「ごめん。今からきちんと詳しく話すね。みんなを読んできて」
ときちんと謝る。
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