第10話 十八日目(小奈多 過去)
「あー楽だな」
俺、光助は最高級の紅茶を持ちながら言う。
「そうですね、こんなに贅沢な生活をしたのは初めてですよ」
小奈多が最高級のクッキーを片手で持ちながらパロディーばかりのテレビを見ながら言う。
そして今見てわかる通り、前話とは全く違う生活をしている。では今なぜこんな生活をしているのか、前話で何があったのかを話そう。
「光助、
「そうだな」
数分後。
「みんな、洞窟に行くぞ」
「光ちゃん、偉い急だな」
俺らは洞窟に行き、入った。ちなみにスモラはまだ魔力切れだったので置いていった。
クシュン!
「さあ今日は第2階に行くぞ」
そう言い、2階に行く。そしてその途中に、
「あっ、ツチノコ!」
小奈多が急に言う。
「えっ何処だよ」
隼也が辺りを見回す。
「あっ。いた!あっちだ」
隼也が追いかけようとしてる時
「隼也、動くな。俺が捕らえる」
と俺は言う。
そう言い俺は足に力を入れる。
すると俺の足は赤く光る。
そして俺はこう言う。
「俊足の乱」
そして俺は足を地面に思いっきり蹴り、隼也が指した方向に進む。
そして、ツチノコをグサッと刺す。
キュピー!
そう鳴きツチノコは倒れる。すると中からは俺の背くらいの大きさの金が出てきた。
「マジかよ」
「コレで一生暮らせるのじゃね」
「何aonになるのだろう」
そんなことを言い、言い終わった後にはすぐに金をみんなで運び家に帰る。
そしてどれくらいかを調べる。
すると、
「1億aon!」
そして俺たちは1億aonを手に入れ、こうしてグータラ過ごしているわけだ。
そして今、隼也や雪達は暇だからと言って5キロ離れた町に買い物をしに行き、ここにいるのは小奈多と俺だけだ。
そこで俺はふと思ったことを小奈多に聞く。
「小奈多ってここに来る前はどんな感じだったの」
軽い口調で俺は聞く。
「イジメられっ子でしたよ」
と思い口調で小奈多は応える。
「私の家はとても貧乏で、学校の制服や帽子がボロボロでいつも、ゴミ人間や細菌、貧乏神などと言われて来ました。正直これくらいならまだ耐えれました。でもイジメはこれくらいでは収まりませんでした。イジメは徐々にエスカレートしていき、ついには暴力を振られました」
「そんなことばかりで学校って楽しい?」
「はい。私には一人味方がいましたから」
「味方?」
「いわゆる友達です。殴られたりされたときはいっしょに保健室に連れて行ってもらって、帰りには途中まで一緒に帰ったりしてもらいました」
「小奈多。もしかしたらその子はこの二つのどれかだと思う」
「じゃあまず一つ」
「小奈多がイジメられてるのを可哀想だとだと感じ小奈多の味方についた」
言った後、俺は顔を強張らせた。
「そして二つ目はその逆だ。小奈多がイジメられてるのが可愛いと感じた。
しかしこのままだと退学してしまうのではないか。そう思い出来るだけ一緒にいて、味方でいてあげた」
「なぜそう感じるのですか」
「先生にイジメのことをその子は言ってないからだよ」
「普通、俺の友達がイジメられたら先生に言うよ。多分、隼也達も」
「もし二つ目の方でも良かったと思います。嘘の友達でも本当に友達がいないよりは勉強がはかどりますから」
「て言っときながら落ちたくせに」
「そうですね」
「そういや学校のみんなはどういう反応をしとったんだ」
「バーカバーカと私を見たら言って来ました。しかし暴力は振られませんでした」
「なんでだ」
「なんでだと思います?」
「制服を変えたから」
「あーなんで光助はすぐそういうの分かるのですか」
「それはまたいつか話すよ」
「でもイジメられる理由が無くなればイジメは減るとは限らないのじゃないのかな」
「つまり、あの子は一つ目の方?」
「そういうことだと思うよ」
「よかった。てか、そろそろみんなが帰ってくる時間ですね」
小奈多が時計を見ながら言った。
「そうだな」
それに光助は応えた。
「ただいま」
「ただいま」
「ただいま」
「ただいマダガスカル!ここ!」
隼也が今日買った地球儀を使いマダガスカルを指す。
「バカなことすん...ぶっ」
さすがにこれは笑ってしまった。
今頃ゴー●●ャスって...
そして雪があるものを俺に見せる。
「見て、バズーカー」
「うん。見たら分かる」
バーン
「あっ、間違えて撃っちゃった」
光助の顔全体に白い物がつく。
「ごめん。テヘペロ」
「テヘペロ。じゃねぇよ」
そんなやりとりを見て小奈多がクスクスと笑う。
ママ。やっと自分の居場所を見つけることが出来たよ。
小奈多はリビングの光の方を向きながらそう思ったのだった。
受験まで残り712日。
今日の日記
書くのめんどくなったので暇があったら出したいと思います。
すいません...
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