第6話 四日目(風呂)

俺、光助は今日3時に起きている。

一体何故そんなに早く起きているかって。

それは、必殺技が決まらねぇからだよ‼︎



そして今、必殺技を考えてから大体

三時間が経った。

「うーん、なかなか決まらないな」

すると急に隼也が、

「考えごとをしてるなら俺に任せろ」

と言うと同時に扉をバタンと開けて、

中に入ってきた。

「わ〜」

俺は思わずベッドから後ろに落ちる。



「いや〜さっきは急に驚かせてすまんな」

「いいよ。いいよ」

俺は言う。

「じゃあ本題に入ろう。光ちゃんはズバリ、何を考えている?」

「あ〜。俺の必殺技の名前を考えているんだ」

「おー必殺技ね」

「必殺技、知ってるのか」

「俺も持ってるからね。見る?」

「う。うん」


技名 百剣ノ舞

AP 0

威力 パワーの100倍

特徴 HPが8割減る。全体攻撃。


「ばか強いじゃん」

「でも一日一回しか使えないのはキツイよ」

「だろうね」

「じゃあ光助の技名も決めていこうか」

「そうだな」

「じゃあ瞬足ノ乱は?」

「かっけぇ。それにする」



「おはよう、諸君」

「おはよう」

「今日は早速洞窟に行くぞ」

「え?朝ご飯は」

ふと、香美が言う。

「そんな金ねぇよ」

「まじかよ」

「とにかく行くぞ」

「はーい」



「今日はこの前より奥に進みましょう」

「そうだな」


数分後。


「ひとまずある程度モンスターは倒しましたね」

「じゃあひとまずボス行く」

俺はそう言う。

「いやいや。無理だろ」

皆は反対する。

「じゃあ帰りますか」

皆が頷く。



帰宅。

「ただいま」

「ただいマンボウ」

「ただいマダガスカル」

「ただいまみむめも」

「ただいまじ卍」

「では、皆。お風呂に入ろう」

「えー、混浴ですか」

「そんな訳ねーだろバーカ」

「ですよねー」

「ではここは、Ladies firstレディーファーストで女子から」

「わかった」



女子

「はぁお風呂は何日ぶりだろう」

雪が言う。

「確かに」

小奈多は納得する。

「でもそれにしても。こんなに大きかったら、なんか落ち着かない!」

香美が言う。

「しょうがないじゃないですか」

小奈多が言う。

「それにしても二人ともズルイ」

「何が?」

雪が問う。

「二人ともなんでそんなに大きいのですか」

「どこが?」

またしても雪が問う。

「雪、そんなの決まってるじゃん」

香美が呆れたように言う。

「おっ●いだよ!!!!!!!!」

顔を真っ赤にして思いっきり小奈多が言う。

「じゃあ入るか」

「そうですね」



男子

「隼也、今日はどれくらいだった?」

「17800aonだよ」

「じゃあ残高を合わせて20000aonだな」

「そうだな」

一瞬静まる。

「隼也、あのお姉キャラはどうした」

「あーあれか、皆を笑わそうとやったのですが、まさかの光ちゃん以外全員女子だったから全然ウケなくて...」

「よし、分かった。でも本当にこんなイケメンがお姉だとゾッとするぜ」

「やっぱりそうか」

「おっ●い」

お風呂から小奈多の声が聞こえる。

「女子もなんやかんや元気にやってるな」

「そうだな」

二人は笑う。

「そろそろ女子もあがるだろうし俺達も準備しよう」

「そうだな」


受験まであと725日。


今日の日記


お風呂気持ちかった。

でも、出来ればスモラと入りたかった。


光助の感想


スモラは泳げないし溺れる心配もあるから入れないんだよごめんね。あとオスていう理由もあるし...。

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