変わった娘

部屋に戻った先輩と俺は、千秋さんと真司さんと一緒に居た。


「どう思います?」


千秋さんはそう先輩に問いかけた。


「雨の日に、外に出ようとは思わないでしょ。それに、勢津子さんが死んで弘人さんは家族が心配だったし…。」

「中で殺されて運ばれたとか…。」

「よく考えたらあの2人、傘をさしていなかったですよね。」

「うん、そう考えるとかなり不思議だね。まるで、生きて動いていたみたいだ。」

「そもそもボウガンはどこから?」

「そうだね…。ただ、もう犯人と思わしき人物は…。」

「…嫌な答え合わせですね。」

「やっぱり…嫌な予感がしてたんだ。」

「千里、私たちを招いたのって…。」

「丈朗おじいちゃんが言いに来てくれたんです。今も居ますよ…。」


すると、突然誰かが部屋をノックした。


「皆さん!居ますか…。」

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