第21話 宿題
あれ、何してたんだっけ? そうだ! カミール先生に宿題出されたんだった。明日までに暗記しなきゃ……
そうだ。家に帰る前に食材を買ってから帰ろう。今日は何にしようかな……
「毎度あり〜」
「どうも」
「そういえば見ない顔だね。どこから来たんだい、お嬢ちゃん? 良かったら……」
変態親父が。前までは結構こういうことあったけど最近は、少なくなっている気がするな……なんかあったのかな?
「お・こ・と・わ・りです」
これで買い物も終わったし、家に帰ってプリント確認しよっと……
「誰もいないけどただいま〜」
やっと家に着いた。勉強する前に晩御飯を食べよう。今日の晩御飯は、鶏肉だ。鶏肉を焼いて塩胡椒をしようかな……
「ご馳走さま〜。美味しかった」
鶏肉は、塩胡椒して焼いただけでも美味しいから大好きだ。明日のお弁当用に少しだけ残しておこう。
勉強しなきゃ。カミール先生に言われた宿題しないと……
えっと、『魔法で作った剣の基礎と特徴について』か。なにそれ。
『魔術での戦いは、ほぼ全ての場合剣で戦うことになる。何故なら、魔術を使うには時間のかかる詠唱をするか魔法陣を書く必要があるからだ。
剣は属性毎に特徴が違っている。
火属性は、掠っただけでも相手を焼き多くのダメージを与えられる。
水属性は、剣を魔力を込めて振ると、水弾が出せる。
風属性は、剣を盾に変えられる。攻守一体で、最もスタンダードな属性である。
土属性は、地面から盾を出しつつ戦える。盾は魔力を込めるだけで使えるが理由は不明。
光属性は、限られた人にしか使えない。モンスターに与えるダメージが多いらしいが検証はされていない。
以上のことは、明日テストするので覚えておいてね』
五個しかないのか。曜日に使われている雷と闇はどうなんだろう。明日、カミール先生に聞いてみよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます