第7話 500年の封印を

「服ですか……女物の服着たことないし、どんなのが似合うのかわからないですけど……」


「大丈夫! 私が、ついて行きましょう!」


大変! この人すごいやる気出してるし、なんか周りの人が睨みつけてくるし……どうしてこうなった。


「あと……お願いなんですけどその仮面を外して見てほしいです。実は……すごく昔の言い伝えで「あの仮面の少女は、すごく美しい顔立ちで、その素顔を見た人は恋に落ち恋愛出来なくなる。だから、世界平和のために仮面をつけたのだ。」て言うのがあります。なのでお願いします……」


なんてことだ。いつのまにかそんな言い伝えがあるなんて……それでは、歩く兵器ではないか。やっぱり仮面を付けていて正解だった。というよりよく500年前の話しが残っているもんだ。人間はすごいな〜。男って大変だな〜。


「……分かりました。明日、買い物の時外します。どんな服が似合うか見るのに必要ですし」


「じゃあ、明日の朝商店街入り口で待ってますね!」


朝から服買うのか。一体何時に終わるのだろうか。まぁ、明日500年ぶりに仮面をとって街中歩いたらどうなるか、楽しみで仕方ない。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る