リーフ公国の動物2 導竜鳥(サウロノータ)
【分類】動物界 脊椎動物門 鳥綱 チドリ目 サウロノータ科
【特徴】
頭は小さく,体は卵型をしています.
体の色はヴォルトサウルスとほぼ同じ,緑色を帯びた灰色で,一種の保護色と考えられます.ただし,頭の上半部は黒く,嘴は赤くなっています.
【生態】共生相手である
餌は主に,
【その他】通常は
執筆: リチャード・ガイア(IX)
アイザック・ローレンス教授による評価:
まず、論文や図鑑で丁寧語を使うことは少ないのう。お主の人柄が表れているとはいえるじゃろうし、単独で本でも執筆するならそれでもよいかもしれぬ。しかし、共同執筆や分担執筆を考えるならば、文体は統一したほうが読みやすいじゃろう。
形態の描写も詳しく書かれておるな。論文を書くのならばこのような詳細な記載も必要じゃが、図鑑ならば外見の描写は図で行えばよかろう。ただ、色付き印刷は予算と手間がかかるでのう。白黒の図に色についてのコメントを付けるのがよいか。
なに? 絵は苦手じゃと? 槍の扱いはあれだけ繊細なのに……いや、関係のないことか。とにかく、何でもかんでも自分一人でやる必要はないぞ。お主の槍を頼りにする者たちがいるように、お主も絵が描ける誰かに頼んでしまえばよい。
解説の書き方については、博物館準備室に『レディアース博物誌』の写本があるゆえ、それを参考にすればよい。ただし,参考にするのは文体だけじゃぞ。内容は数千年前のものゆえ、動物たちの生態についても変わった部分がかなりある。あれの確認と改訂作業も、生物学者の仕事のひとつじゃな。
作者コメント:
Sauronauta。前半はおなじみトカゲの意。後半は、アストロノートやアルゴノーツ、それにオウムガイを意味するノーチラスなどの語源となった、船員や水夫を意味するギリシャ語から。巨竜の乗員、のようなイメージ。初めは間違えてドラコノータと設定してしまい、公開直前にドラゴンじゃないと慌てて修正。
モチーフは現生のウシツツキなど、大型動物の寄生虫を食べる鳥。映画『ウオーキングwithダイナソー』にもそれらしき鳥(アレクソルニス)が登場する。
なお、教授のコメント中に登場する『レディアース博物誌』は、本ライトノベルではなく作中に存在する書物の事をさす。本編第二章に出てくる予定。
追記: 次回より第二章開始
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