イフちゃんと文化祭


 ミッちゃんの様に人気者に成りたい、と憧れるイフちゃんの願いを叶えたいミッちゃんは化粧水を使えば文化祭に素顔で参加できると考えてイフちゃんを説得しましたが化粧水が効くと分かっていても、良くない可能性を追うイフちゃんに勇気は有りませんでした。


 イフちゃんならミスコンで優勝できると明言していたドンくんとユキちゃんの会話を聞いたミッちゃんはイフちゃんをミスコンに出場させようと考えて断れない状況を強引に作りました。


 異能を無効化する化粧水(仮面と同じ能力)で化粧して出場したイフちゃんは人前に立ち正面から沢山の視線を受け止めた経験が無く、上手く出来ませんでしたが、容姿を褒められて恥ずかしくも嬉しい気持ちを抱いていました。


【区切り】


 ミスコンで素顔を見られた影響で、素顔は怖くないと思われて、可憐な素顔で声をかけられる事が多くなりましたが、経験不足な上に仮面を外せない関係で上手な距離感を保てないイフちゃんは、ドンくんとユキちゃんやミッちゃんの距離感が恋しくなり、早く会いたいと思いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る