第52話「シュヴァルツシルトって言いたいお年頃」

人類が銀河を遠く離れ、全宇宙規模の高度な文明を築くよりもずっと以前の時代。

天の川銀河から七千光年離れたいて座散光星雲M17にレールガン女子高生が現れた。

レールガン女子高生は縮退炉(一般人が想定するシュヴァルツシルト半径まで縮退した天体によってエネルギーを取り出す装置を指す言葉。ガンバスターやΝ-ノーチラス号の主力エンジンとして知られる)よりもずっと相転移エンジンの方が好きだったが、ルリルリは劇場版で成長してロリではなくなってしまったので好きにはなれず、最終的にイネスさんが最萌えになった。TV版のルリルリが嫌いになったわけではない。

だが女子高生はいきなりレールガンを取り出して、とにかくすごい攻撃で人工降着円盤を作り上げた。

〈時空管理局〉の存在そのものがその成立段階においてレールガン女子高生の力に依拠していたという事実に、〈時空管理局〉の職員はまだ気づいてはいない。

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