第51話「そういえば俺本家いレ生の同人誌まだ手に入れてないので普通に欲しい」
元禄十五年十二月十四日深夜。
吉良邸に赤穂浪士が現れた。
吉良上野介は浅野内匠頭や大石内蔵助(日本人が想定する昼行灯の中間管理職が実は有能だというテンプレを植えつけた人物を指す言葉。現実には単なるクソ上司の場合が多い)よりもずっと筋が通っており、吉良による浅野虐めも完全な虚構であった。実際は浅野に嫌われていた大石内蔵助にしても無能な主君の尻拭いをさせられていい迷惑だったが、討ち入りに参加させられた末端の武士はさらにいい迷惑だった。だがこの事件は盲目的な忠義を称揚する武士道の物語として美談に仕立て上げられ、現代のクソ上司たちを勘違いさせる遠因にもなった。
だがいきなりレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で松之廊下で吉良と浅野を撃滅した。
クソ上司はクソ上司としてのアイデンティティを取り戻した。
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