第16話「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか」

十八世紀、フランス。

ヴェルサイユ宮殿にオーストリアのマリー・アントワネットが現れた。

マリー・アントワネットは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」などといった発言(民衆の想定するマリー・アントワネットの言葉。言ってない)によって浪費家としてフランス国民から非常に嫌われており、のちに市民によるフランス革命が起こった際には他の王族とともに断頭台にかけられた。実際のマリー・アントワネットはむしろ質素な田舎暮らしに憧れており、彼女が宮殿の庭園に作ったプチ・トリアノンや村里もヴェルサイユ宮殿の下品な金ピカ趣味に比べれば素朴なものだった。ただし金持ちの都会人が想像する田舎暮らしが実際の田舎とはかけ離れたものであることは今も昔も変わらない。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で市民のためのスイーツパラダイスを作った。

オスカルは救われた。

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