第7話 おまけ~ボードゲーム紹介

タイトル:ドラゴンクエストダンジョン


出版社:エニックス(現スクウェア・エニックス・ホールディングス)

対象年齢:10歳以上

プレイ人数:2人

プレイ時間:公称60分/実測30~60分

発売年:1990年


TIPS 1:

 本作はご存じロールプレイングゲームの大人気シリーズ『ドラゴンクエスト』の派生作品として作られたボードゲームです。


TIPS 2:

 1990年というと未だに根強い人気のある『ドラゴンクエスト4』が発売した時期で、この頃のエニックスは作品のノベライズに加えて『知られざる伝説』『モンスター物語』といったエピソード集など、シリーズの世界観を補完するような書籍を多数出版しています。91年には月刊少年ガンガン創刊。カードゲーム・ボードゲームも89年~92年頃に集中して出版されています。


TIPS 3:

 物語の中でも触れたとおり、『ドラゴンクエストダンジョン』はラビリンスという紙とペンで遊ぶゲームをベースに作られています。しかし、実際に壁のキューブをボード上に置いてダンジョンを作る楽しみはこのゲームならではのもの。モンスターや落とし穴、宝箱の設置といったいかにもドラゴンクエストらしい要素も、雰囲気を大いに盛り上げてくれます。


TIPS 4:

 運要素が強いゲームではありますが、気心の知れた友達と繰り返し遊ぶことで、熱い心理戦を楽しめるようになります。「お前の性格からしてこの辺でそろそろ壁を置いてきそうなんだよな」とか「ひょっとしてこれ、散々進ませて行き止まりのパターンか?」とか「そんな厳重に守りを固めた通路の奥にミミックを置くんじゃねーよ!」とか。


TIPS 5:

 2006年に『ドラゴンクエストダンジョンR』というタイトルで(初代ドラゴンクエストの世界観で)リメイクされましたが、現在はいずれも絶版で入手難となっています。しかしとても雰囲気が良く、遊んでいてわくわくするゲームであることは間違いないので、再度のリメイクに期待したいところですね。

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