12.バラスコでの厄災ー9 サイト
ゴーティエ、パーカーやカーターたちの作戦とは、名付けて「セントラルキャッチ!」カランディー国の手前の森・ディーク森林の中心に誘い込み捕まえる!という安易な安易な作戦。
「一個いいか?この件が終わったら俺たちに戦利品として情報をくれ」
パーカーはゴーティエに褒美を、と尋ねた。
「いいだろう。どんな事でも授けよう。どんな願いだ?」
「いや後で言う…。」
「ところでどう捕まえるのだ?」
「そこは、大丈夫。イザヤの能力を使えば…」
「イザヤ?あぁ、あの一眼の子だな?どんなカパシテアビリティだ?」
「サイト(視力)。」
「サイトか…珍しいカパシテアビリティだな、あまり聞いたことない。」
「なんでもどんな遠いものを視ることができる能力。12.0まで見えると言ってた。万華鏡のような視覚をしてるって。」
「12.0!??」
ゴーティエはくわっっ!と目が飛び出るかのように驚いた。
そこに丁度イザヤが来た。
ゴーティエはイザヤの顔をまじまじと見始めた。
イザヤの頭は?でいっぱいだ。
戦闘準備が整い、ゴーティエは
「では!これからセントラルキャッチ!を開始する!」
この瞬間大歓声!…ではなく名前がヒデエェ!!と皆の衆はえええぇ!と驚いていた。
しばらくして、ゴーティエが静かに後ろを向いて、言った。
そんなにひどいか?
…はい。
ゴーティエははずかしそうに咳払いをした。
「ごほんっ、………では行こう。」
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