第58話 VSジョージ・ビルドルフ(開廷)
境界時間9:00 4界宇宙統合司法裁判所前
白神アナ:はい、裁判所前です。間も無くここに4界宇宙の平和を脅かす天魔大戦時代の負の遺産ヴァルキリー密造の容疑者が到着する予定・・・
3台のリムジンが裁判所敷地内に入る
白神アナ:来ました!あのリムジンです、早速直撃したいと思います!
裁判所前に停めたリムジンに群がるマスコミ
白神アナ:今回の審議にあるヴァルキリー密造容疑にはビルドルフ合衆国が
ジョージ:我が国は天界大帝ラクード様に誓ってその様な事などない!
白神アナ:タイタン建設グループ
ジョージ:全くの濡れ衣だ、私の大統領の地位を狙った輩が陥れようとした陰謀だ!
足早に裁判所に入るジョージ
白神アナ:あっ!地精重工グループのブライ・ドルトン氏です。ドルトさん、ドルトンさん!地精重工グループはヴァルキリー密造の実行犯で、その秘密工場建設をタイタン建設グループに建設を依頼したとありますが、それについて一言お願いします‼︎
ブライ:その様な事実は一切ございません、私を含めそれに関して弊社は一切無関係です!急いでいるので失礼!
足早に裁判所に入るブライ
白神アナ:おっと、最後に強盗殺神事件の渦中にあるタイタン建設グループのゲオルグ・タイタニア氏です!タイタニアさん、今回の審議にある強盗殺神事件はヴァルキリー密造に使う秘密工場建設の事実が公になるのを防ぐための証拠隠滅行為ではとの声がありますが、そこのところどう思われますか?
ゲオルグ:全くの濡れ衣です。その件はライバル社が弊社を潰そうと画策したものです。
白神アナ:つまりは自身は被害者だと?
ゲオルグ:その通りです、我々神は常に正しい。この裁判でそれを証明してみせましょう♪
2
白神アナ:果たして審議の行方はどうなるのでしょうか?間も無く開廷です。以上、現場からお伝えしました。
『裁判所内原告側控室』
結衣:いよいよ開廷かぁ。
女性:・・・
結衣:大丈夫ですよ、貴女の弟さんの無念はこの私が晴らしてみせますから!
女性:どうかお願い致します!
マト:今回も弁護側は天勝弁護士事務所の弁護士です。
結衣:ええ、だからこそこの裁判は絶対に負けられない!
『
ジョージ:おのれ、マスコミ共め好き放題良いおって‼︎
ブライ:大統領、そもそも何処ぞのバカが警察なんぞに良い様にされたからこうなったのですよ。
ゲオルグ:その何処ぞのバカとは私の事か?貴様こそ、コソ泥なんぞに1番奪われてはならない物を盗られおってからに!
ブライ:な、なんだと!
モニターに映った者と通話する弁護士
???:何処かの誰かさんみたいな失態は許されませんよ?
弁護士:勿論です。こちらにはまだ秘策がございますから♪
???:その秘策とやら、期待して良いのですね?
弁護士:はい、奴等はまだ決定的な証拠を掴んでいないのですから♪
???:ではお手並み拝見といきますか。
通話を切る謎の
ジョージ:秘策があると聞こえたが、それはどんなものだ?
弁護士:ではお三方、こちらへ。
3柱に耳打ちする弁護士
弁護士:・・・という事です。
ジョージ:成る程なぁ、確かにアレが無くてはいくらヴァルキリー密造の容疑をかけても強盗殺神事件との関連付け出来なければ立証は不可能だな♪
ブライ:この裁判、勝ったな♪
ゲオルグ:あの検事の悔しがる顔が目に浮かぶ様だ♪
弁護士:向こうを上げるだけ上げて最後に落としてみせますよ。
『4界宇宙統合司法裁判所第7法廷』
判事席へ向かう途中角で小指をぶつける摩耶
摩耶:ふぎゅっ!
涙目なる摩耶
摩耶:いった〜い!
飛鳥:お嬢様!
瑠璃:大丈夫ですか!さ、我々の肩に掴まって下さい。
摩耶:2人共いつもすまないねぇ。
『被告神席』
ジョージ:・・・
ブライ・・・
ゲオルグ:・・・大丈夫かアレ。
『検事席』
結衣:毎度毎度、よくやるわねぇ。
『御前席』
羅刹:(今日も良い画が撮れたです♡)
『傍聴人席』
傍聴人A:マヤたんファイト!
傍聴人B:私達がついてるわ!
傍聴人C:ドンマイ、マヤたん!
傍聴人達:マ・ヤ・たん!マ・ヤ・たん!
『判事席』
摩耶:静粛に!これより、タイタン建設グループ強盗殺神事件並びにヴァルキリー密造の審議を行います!
次回へ続く・・・
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