第54話 強盗殺神事件(強制捜査タイタン建設編)
ユリカ:被害者のデスクから見付かった3つの聖紋の内2つの聖紋の正体。果たして誰のものだったのかなぁ?
天界時間13:00 ビルドルフ合衆国首都ヴィルディング商業特区
『タイタン建設グループ本社会議室』
秘書:会議中失礼します!社長、大変です!
ゲオルグ:どうした?今は緊急役員会議中だ、後に出来ないのか?
秘書:緊急の案件です!
ゲオルグ:分かった、分かった!で?何だ?
秘書:亡くなった営業3課の土屋課長自宅マンションに4界警の家宅捜索が入り、捜査令状を携えこちらに向かってるとの事!
ゲオルグ:な、なんだと⁉︎
常務:社長、これはまさか地精重工グループで盗まれたというアレの件ではないてしょうか?
専務:我が社にあるドルトン氏のメモリースフィアはどうなっているんだ!
ゲオルグ:直ぐに隠し金庫を確認しろ!
秘書:は、はい!
???:その隠し金庫ってぇのを俺も拝んでみたいものだにゃあ。
ゲオルグ:だ、誰だ⁉︎
警察手帳を見せるゲン
ゲン:4界宇宙統合国際警察、特別権力強制取締課のゲン・サトウにゃ、4界宇宙平和協定法第4条ヴァルキリー製造禁止法違反の容疑で強制捜査権を執行させてもらうのにゃ。
ゲオルグ:なんだと⁉︎
天界大帝ラクード直筆の令状を突き付けるゲン
ゲン:これを出した以上、お前らに拒否権は無い。勿論、異論は無いな?
ゲオルグ:ぐぬぬっ!
ゲン:異論無しだな?よし・・・
デバイスを取り出すゲン
ゲン:俺だ、社長の許可が降りた。始めろにゃ!
本社に捜査員の大群が押し寄せる
ゲン:さてと。秘書さんよ、その隠し金庫とやらに案内してもらおうかにゃ。先に断っておくが、令状を出した時点でこの様子はラクード様が千里眼でご覧になられてるからな♪
ゲオルグを見る秘書
ゲオルグ:クッ!構わん、お通しして差し上げろ!
『本社屋上』
ゲン:こんな所に隠し金庫があるのかにゃ?
鍵を
ゲン:コイツは驚いた、魔導光学迷彩かにゃ。魔界の科学技術を毛嫌いする反魔界派の連中がする事とは思えないにゃ・・・いや、だからこその盲点といったところかにゃ。
金庫を開けて入るゲン
ゲン:コイツぁ、地精重工グループ社長ドルトンのメモリースフィアか。成る程にゃあ、こうする事で証拠が揃うのを防ぐのと同時に裏切り防止になっていたというわけか。
書類やUSBメモリーを見るゲン
ゲン:不正融資の証拠に裏帳簿、違法建築の設計図に暗殺予定リスト、こりゃ証拠品のフルコースだにゃ♪
膝から崩れるゲオルグそこに手錠をかけるゲン
ゲン:タイタン建設グループ社長、ゲオルグ・タイタニア。殺神とヴァルキリー密造計画共謀の容疑で天界時間14時58分逮捕!
強制捜査ビルドルフ合衆国編へ続く・・・
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